実際にブリッジ回路を製作して、e-f間の電圧が0となった抵抗値。

R2150.4[Ω]R339.6[Ω]R450.4[Ω]R´362.5[Ω]

 

(1).(11,12,13)式よりW2の式を求める。

 

 

(2).未知力の理論値と実測値との考察

     今回の実験によって求められた実測値は、ほぼ正確な握力であると考える。

     理論値は『負』の値となっている。これは、電圧測定時の電池の向き,テスター

    の向きなどが考えられる。もし、逆に電池,テスターを取り付けたら『正』の値と

    なるので絶対値をとった値とするべきである。

     理論値は実測値の約1.5倍ぐらいの値となった。これは、理論的な抵抗値が実測

    の抵抗値と少しだけ違うことから生まれているからであると考える。

     理論値の計算を可能な限り考えられる誤差を取り除くと小さくなってしまった。

    そして、『負』の値であったはずが『正』の値として算出された。

 

(3).試作した測定器の評価

     今回の実験で求められた特性曲線は、ほぼ同じ曲線のように見える。そして、特

    性曲線から求められた特性直線も、切片は違うが、傾きはほぼ等しい値とみること

    ができる。以上のことから、今回の実験で製作した測定器は、良い性能を持ってい

    ると考える。