でっきるかな〜、でっきるかなあ〜♪(Improvement of Wedding-Dress)

 今日も東奔西走とあちらこちらのHPを彷徨い、ふと見つけたかわいいドレ スのHP! つい勢いで買ってしまったものの、いざ届いてみるとサイズが小 さくて着れなかった・・・。(T_T)
インタ−ネットで買おうとすると詳しいサイズがわからず、こんな苦い経験 をお持ちの方も少なくないと思います。 しかし、着れないからと言って見て 楽しむだけじゃあ勿体ない!
 ってな訳でそんなトラブルで泣いている人へ参考になれば・・・と思って作 ったこの企画です。

 今回の「番外編」は一から製作していくのでは無く、購入したものを着れる ように「手直し」していこうという企画をお届けしてみたいと思います!


先日アメリカのとあるHPで見つけたウェディングドレス。 純白のサテン の綺麗な光沢とかわいいデザインに魅せられて買ってしまったものの、少しば かり着るには問題があり。
 このウェディングドレスも10号だったので、ウエストなどの身体の方は全 然問題が無かったのですが、私は腕が長い方なので肘の位置がドレスと合わな いんですね・・・。

 肘の位置が合わないって事は袖って先に行くほど細くなってますから、必然 的にドレスの袖が細すぎて腕を曲げることができないんですね。 御存知の通 り、ドレスって背中のファスナ−を上げて着るので、腕を曲げれないとなると ファスナ−に触ることさえもできないんですね。
 そんな訳で何とか着れるように袖の拡張をしてみましょう〜♪


 上の左の画像を見ていただけると分かるように、どの服の裏地にも「縫いし ろ」があります。 普通はその縫い代の端から2〜3cmの所を縫いあわせて いきますから、幅を広げようと思えば、新たにこの余分な縫い代の部分で縫い 合わせていけば、その分広げることができますよね!

そうすると右の画像のように、約2〜3cmは広げることができます。 た かが2〜3cm、されど2〜3cmでこの拡張によって余裕で肘を曲げること ができるようになり、無事にファスナ−を上げて着用できることも可能になっ た訳です!\(^o^)/

 しかし・・・、またまたここで次の問題が・・・。 右の画像のように、今 回買ったドレスは背中の途中までしかファスナ−が無く、それから上はずら〜 っと並んだかわいいボタン・・。(^-^;;
 確かに見た目は可愛いんですけど、これではとても一人で着ることはできま せん。  かと言って、普通の花嫁さんのように介添人に頼むこともできない ですし、ここも自分一人でボタンが止められるところまでファスナ−に変更 しなきゃ仕方が無いのですね。

 こうやって文章に書いてしまうと「ボタンをファスナ−に変える」って簡単 そうですけど、実際には

「腰と背中のリボンを取り外す」→「ファスナ−部分の裏地を取り外す」→ 「取り付けてあるファスナ−を取り外す」→「新たにファスナ−を取り付ける 位置までボタンを取り外す」→「新しいファスナ−を取り付ける」→「裏地を また付ける」→「リボンを付ける」

という幾つもの作業をしなければならず、その工程は約4〜5時間。
 この時間もドレスの造りで違ってきて、良いドレスで造りも複雑だともっと 掛かりますし、裏地の無いような簡単な造りのドレスだともっと早くできるこ とになります。

 上の画像ではファスナ−を取り外している様子なんですが、糸切りばさみで チマチマと糸を切っていかなければならず、不器用&短気な人にはお勧めしま せん。 きっと途中でドレスを切り刻みたくなってしまうでしょうから・・・。(笑)  一回作り上げられているモノをまた壊して作り直すって簡単そうで、結構面 倒なんですね・・、実は・・・。(苦笑)

 私の場合はウエストなどのサイズはぴったりだったのですが、ウエストなど が苦しい場合は右の画像のように袖の拡張と同じように広げることができます! 勿論、手間は非常に掛かりますけどね。。(^-^;;


 そうやって面倒な作業を終えて、無事に手が届くところまでファスナ−に付 け替え、これでめでたく一人でこのウェディングドレスを着ることもできるよ うになった訳ですね! (^^)//パチパチ〜♪
 ここでは下までずら〜っとあったボタンは取り外したままにしていますが、 ボタンがずら〜っと下まであった方が可愛いと思う場合には、またボタンを 飾りとして付ければ良いわけですね!
 そうすると機能性は上がって、可愛さはそのまんまと言う訳ですね! で も・・、また15個くらいのボタンを付けるのって、それはそれで面倒だなあ〜・・。(^^ゞ


 最後に、このドレスには腰のあたりに大きなリボンが縫い付けられていた訳 ですが、ファスナ−を取り替えるために一度外してしまったので、ついでに ファスナ−を上げる時に邪魔にならないようにボタンを付けて取り外しが利 くようにしました。

 一から自分の希望のドレスを作っていくのも面白いのですが、こうやって既 製のものを自分の身体にぴったり合うように変えることによって、着用感は段 違いになりますし、愛着も一段と湧いてくるのだと思います。

 『このドレス好きなんだけど、ここがちょっと気に入らないなあ・・・』っ て思っている方も、少々の時間と手間を掛けて自分の希望のドレスに仕上げて いくのってのも一つの方法です! 興味と時間があれば、一度やってみられて はどうですか!? ∠(^_^)

皆さんのご意見・ご感想をお待ちしています〜♪