でっきるかな〜、でっきるかなあ〜♪(Making of Vinyl-Dress)

 さて、今回私が作ろうと思っているのは「プリンセスライン」と呼ばれるもので、身ごろ(上半身の身 体を覆う部分のこと)が普通は前・後ろの2つパ−ツから構成されるのに対し、7つのパ−ツから作られ る型を作ろうと思いました。

 よくウェディングドレスやフォ−マルな服にはこの作り方が採用されていると思うのですが、普段の2 つのパ−ツに対して7つですから、出来上がりの線が非常に柔らかく、女性の曲線美を表すには最適なん でしょうね!

 左上の画像は画用紙に型紙を描いたところです。鉛筆で描いているので薄くて見にくいでしょうけど、 何となく服のパ−ツに見えるでしょ!?これは前身頃のパ−ツですね。

本当はハトロン紙と呼ばれる薄い紙で型紙を作り、まち針で布に押さえて、そのまま型紙と一緒に裁断し ていくんですけど、ビニ−ルやPVCでドレスを作る場合はあまりにまち針を刺しすぎると、布とは違っ てビニ−ル生地に穴が開いたままになり、見た目も良くないことから、個人的には画用紙で型紙を作って、 その型紙の線をビニ−ルに描いていくようにしています。

 やはりビニ−ルドレスならではの工夫ってのは必要な訳で、今までにも数々の失敗を元にいろいろな工 夫を身につけることができました! 失敗は成功の母ですねえ〜!(笑)

 2番目の画像は画用紙に描いた型紙を切り離した所です。 四角いものはリボンになる予定ですし、く らげみたいな形のものはパフスリ−ブになります。

 この画像にあるのは上半身になる所でスカ−トの部分は入ってません。 スカ−トがこれまた大変なん ですよね〜・・。 なんせミディ丈くらいのスカ−トでも、1m×3mくらいの布にギャザ−(しわ)を 寄せて、あのフ〜ンワリしたスカ−トを作っていくのです。

 平面上では想像しにくい形のものが作り上げていくにつれて、だんだんとかわいくなってきたり、立体 の形として綺麗な線が出てくるのは自作ならではの楽しみの一つでもありますね〜、うんうん・・!

 そして下の2枚の画像は今回作った型紙から作ったのドレスです。 型紙だけ見ても全くドレ スには見えないモノが、こうやって作り上げるとドレスらしく見えるでしょ?
 こうやって紙で作ってみて、自分のサイズに合っているか、また、自分が思っているようなデザインに なっているかを確認するのです。


 この画像では見えにくいでしょうけど、後ろのデザインがちょっと気に入らなかったので、ちょっとだ
け手直しをしました。 あと、若干ウエストに余裕が少ないような気がしたのですが、あまりウエストを
大きくするとデザインが崩れるので、敢えてそのままにしておきました。
 やはり美しさのためには少々の快適さなんぞは犠牲にしなきゃ! それが女の子気質ってモンで
しょう!(何じゃそりゃ!?)

 ちなみに今回作ったサイズは女性のMサイズとほとんど同じで作ってますが、私は一応きちんと着
ることができました! これで胸の膨らみがあれば完璧なのになぁ〜・・!(笑)
 次回はスカ−トの型紙を作って、布(ビニ−ル)の裁断とドレスの上半身を縫っていく予定にしていま
すが、さ〜って次はいつ皆さんにレポ−トをお届けできることやら・・?(笑)

 どうぞ気長く次回のレポ−トをお待ちしていてくださいね〜!(^◇^)ノ

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