でっきるかな〜、でっきるかなあ〜♪(Making of Frilled Satin Dress)

 今回はようやく細かい作りが必要な身ごろを離れ、スカ−トの製作をお届け致します〜♪ それでは、 早速お楽しみになって下さいね〜!


 「身ごろは細かい作りが必要」と冒頭で書きましたが、じゃあスカ−トの製作は簡単なのかと言うと、 基本的には簡単です。 特にタイトミニスカ−トなんて「お茶の子さいさい〜!」で物によれば小一時間 もあれば出来上がってしまいます!

 しかし・・・ふりふりのスカ−トはそうは甘くはありません・・。(ー_ー;) 
左の画像はスカ−ト本体になる布地なのですが、横の長さは3m近くにもなりますから、この長さの物を ウエストサイズまでに縮めることを想像して貰えれば、ふりふりスカ−トの製作がそうは簡単に済むこと が無いってご理解できますよね!?  よくインタ−ネットで販売してあるPVCの衣装でも、ふりふりなフレア−スカ−トなんて見たことが 無いですよね? 多分あれって値段がやたらと高くなることと、手間が掛かりすぎるためなんですね・・。


 今回の依頼では『スカ−トにもレ−スを三段に付けて下さい』ってご希望でしたので、左下の画像のよ うにレ−スを付けました。
 このスカ−トに付けたレ−スの長さだけで何と10mを越えてしまう程なんですね! ちなみに今回の このドレスに使用したレ−スの合計の長さって20mちょっとにまでなってしまうんです。 そこまで使 わないと「ふりふり」した感じって出ないものなんですね。 
 でも、レ−スは普通に売っている物を使いますから、後は縫い付ける手間だけなので比較的楽なんです ね! それよりも手間が掛かるのがやはりフリルですね・・・。(T_T)

 右上の画像はスカ−トにつけるフリルなんですけど、この長さは何と20mちょっと・・!! これに 粗くミシンを掛け、ギャザ−をひたすら寄せていく作業が本当に嫌になります。 この作業ってまるで修 行のようで、これを1時間も続けていると次第に煩悩が消えていくようです。 もし煩悩を断ち切りたい 人がいましたら、私の所にフリル作りに来て下さいね〜!(爆)

 そうやって修行のようなフリル作りが終わると、縫いつけやすいように縫う部分だけにアイロンを掛け、 まち針でスカ−トの裾に付けていき(左下画像)、ミシンで縫ったらスカ−トの製作は完了!ってな感じです。

 そうして出来上がったスカ−トを身ごろと縫い合わせ(右上画像)、スカ−トの後ろ側から身ごろの背 中までのロングファスナ−を付け終われば、ほぼ完成となりました!

 残りの作業は胸にリボンを付け、肩紐を縫うだけとなりました! で・・、一気に完成したドレスの画 像をお見せしたいところですが、皆さん待望のドレス完成画像は次回にと!
 ちょっと意地悪い感じもしますけど、TVでも盛り上がりはCMの後って相場が決まってますしね!(爆)

 それでは、次回はサテンドレス編の最終回です! 次回は近いうちにアップする予定ですので、どうぞ お楽しみにしていて下さいね!\(^o^)/