しし座流星群記念緊急製作!
1台のコマンドバックで複数のカメラが制御できる
X接点⇒レリーズ「一蓮托生君」製作記
平成11年11月11日掲載
AF一眼レフの中には、オプションのコマンドバッグをつけることによって、長時間露出のインターバル撮影の可能になる機種があります。
流星カメラなどに利用すると大変便利ですが、4連カメラ等にした場合、コマンドバッグを台数分そろえるのは大変です。
そこで考えたのがこの「一蓮托生君」です。外部ストロボ用のX接点は一種の電気リレーですが、バルブ撮影中は、
ずっと繋がりっぱなしになっています。そこでX接点とケーブルレリーズを結べば複数のカメラを同時に制御できます。
今回はペンタックスSFXで作りましたが、他のAF一眼レフでも同様に動作すると思います。
ただし、失敗してカメラが故障しても私(友田)は一切責任を負いませんので、皆様の自己責任でお試しください。
@「一蓮托生君」接続中
左のカメラがコマンドバッグをつけたペンタックスSFXです。右のカメラはノーマルのSFXです。
A材料
左より、
エツミ製 ホットシューアダプター 定価1000円
エツミ製 エキステンションストレートコード 定価770円
イヤホン用コネクタ
ペンタックス製 ケーブル スイッチ F 定価 2500円
Bケーブル スイッチ F について
一番上(黒の心線)がアースです。
二番目(赤の心線)は、+3Vが出ています。一番上の端子と、この端子を短絡するとシャッターがおります。
三番目(青の心線)も、+3Vが出ています。一番上の端子と、この端子を短絡するとシャッターが半押しの状態になります。(今回の工作では使用しません。)
C「一蓮托生君」完成
注意 1.カメラ接続後にイヤホン用コネクタを着脱すると、瞬間的に短絡してシャッターがきれてしまう場合がありますので、
イヤホン用コネクタはカメラ接続前に着脱するか、カメラのスイッチを切って着脱してください。
2.一台目の動作から2台目の動作まで、1〜2秒のタイムラグがありますので、これを念頭において
露出の設定を行って下さい。