1999年5月の星空コラム
ぐんま天文台オープン!
「君も覗ける超巨大望遠鏡」
群馬県の北西部、沼田市からほど近いところにある吾妻郡高山村。その人口四千数百人程度の小さな村落が、この4月29日にオープンするとある施設の所在地として、にわかに注目を集めている。
その施設の名は「県立ぐんま天文台」。群馬県が1993年に人口200万人を突破したことを記念に「有形の文化遺産」として建設に着手したもので、その天文台のメイン観測装置である150cm望遠鏡は、直接目で覗くことができる望遠鏡としては世界最大級だという。しかも、週の三日ほどは予約不要の一般観望に利用されるというからうれしい話ではないか。
4月28日の県民も参加してのファーストライト(新しい望遠鏡に初めて天体の光を導入するイベント)を経て、29日、天文台本館展示室と望遠鏡設備の一部がオープン、この夏の全面オープンまでには駐車場から天文台までの遊歩道も完成するという(現在は約1kmの林道を歩かなければならないとのこと)。天文ファンなら一度は足を運んでみたい。
利用案内等詳しい情報は県立ぐんま天文台ホームページで確認するとよい。
また、天文台ができることを機に、「光環境条例」なる夜空へ向けて照らす照明を規制するユニークな条例を制定した高山村のホームページ「たかやま村ワールド」には周辺の観光案内紹介も充実している。
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