「ひとつのことを究め、本物をめざしなさい。究めるというのは、ひとつのことに精魂込めて打ち込むことで、その核心となる何かをつかまえる(体得する)ということである。この、ひとつのことを究めた体験というものは万般に通じるものである。従って、これしかないと心に決めて、それを好きになり右顧左眄せず全身全霊を傾けて打ち込みなさい。好きになれば、苦労を苦労とも思わなくなりますから、いくらでも喜んでやれます。そして、どんどん究める方向に近づいていきます。」
「私は失敗というのは認めないのです。失敗してはいけないというのでない、失敗なんてものは無いのです。失敗というのは、努力を途中で諦めるから失敗なのであって、投げ出さずに根気よく続けていけば、いつかは成功するはずです」