1月15日(木) 「TAXのテキスト(1)」

昨日Undergraduateのtaxのクラスで使っているテキスト(Prentice Hall's Federal Taxation 1998: Comprehensive version)を買ってみた。Graduateで使っているテキストはLaw schoolの学生用のもので判例の山!トピックを部分的にすごく深く掘り下げるのだが、全てを万遍なくカバーしていない。従い、Undergraduateのテキストをsupplementとして使うことで基本的事項の理解を一通りするつもりで買ってみた。パラパラと見てみて「なんと分かり易いテキストなんだ、これは!」と思わず感動。確かに深みに欠けるし余り知的欲求を刺激するものではないが、とにかく基本事項が分かり易い。Taxのprofessorは「Undergraduateで使うテキストは、親鳥が雛鳥に餌をあげるように噛み砕いた説明がされている。しかしお前らはGraduateの学生だから、そんな柔なものは必要ない。プロと同様にOriginal source(Codeやregulationや判例等)に当たって自分で噛み砕け!」としきりに言っていた。....御説ごもっともだが理解してナンボのものだから、こんな分かり易いものを使わない手はないでっせ、まったく。しかし、一方でこの柔なテキストだけではtaxやる気にはならなかっただろうなあ、とも思う。やはり判例がないと面白くない。離婚、相続、ギフト等々taxの判例は納税者の欲とか意地とかが垣間見えて非常に人間臭い。それからIRSのメンツも。でもIRSってその場しのぎの理屈で裁判を争ったりしてるから、1つの裁判でIRSを勝利に導いた同じ理屈でもって、後に痛い目にあったりしていることがあるもの面白い(飼い犬に噛まれるって感じかな)。 ....というわけで、テキストは両方読むこととするかね....。いくら難しいことやっても基本がわかってないと砂上の楼閣だし.....^^;。

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