3月28日(土) 「非営利組織という恐ろしき資源の無駄遣い?」

1年半ほど前からずっと感じていることだが、非営利組織!

志の立派な団体や慈悲深い団体も多く、そこで活躍されている方々には頭が下がる思いだ。しかし、その一方で効率性や資源の有効利用の観点から考えると、こうした組織のお粗末さにはまったく閉口してしまうこともある。モノや仕事を「管理する」という思想が全く欠落しているのだ。

Tax practitionerやaccountantが苦笑しながら、非営利組織の書類管理のいい加減さや事業として組織を運営していくことに関する無頓着さについて話す場面にもときどき出くわす。

数年前に読んだPeter Druckerの本に「非営利組織にこそマネジメントが適用される必要がある」と繰り返し書かれていたのを思い出した。あぁ、このことを言っていたのか?そりゃ、もっともだ!

(世の中には過度な利益追求の姿勢からイメージの良くない組織や、更に悪徳業者も多いけど、その一方で)やっぱり、利益を追求するという概念の無い組織には効率性を求めることなど、どだい無理な話なのかもしれない。その結果、多くの非営利組織は(意に反して?と言うべきか、論理的帰結と言うべきか?)恐ろしき資源の無駄使いをしているのではないかという気がする。市場メカニズムの中で自らのパフォーマンスを評価される(←試される)機会に乏しいような組織の宿命か?人間でもいっしょだろうけど…。

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