OS: Windows95/98/ME /NT/2000。
CPU: Pentium 200 [MHz] 以上 (400[MHz] 以上推奨)、メモリ 64
[MB] 以上推奨。
推奨モニタ環境: 1024×768[pixel] 以上推奨、 65536色以上必須。
* タブレットでの使用を推奨。 マウスのみでの動作も可能です (ただし筆圧は使えません)。
* モニタは 32bpp表示環境推奨。 グラフィックボードによっては、それ以外の場合、拡大表示時に極端に速度低下を招く事があります。
1. はじめに。
openCanvas2.0 は、Windows95/98/Me/NT/2000上で動作する、フルカラーグラフィックアプリケーションです。
従来のグラフィックツールでは味わえないようなブラシの描き心地と、軽快な動作を提供します。
ここでは、簡単な操作説明を織り交ぜながら、実際に使って頂き、ツールの使い方を覚えて頂こうと思います。
2. 画像を作成しよう。
先ずは、絵を描く為の紙(キャンバス)が必要です。
openCanvasを起動したら先ず、ウィンドウ上部のメニューから、「ファイル」「新規作成」を選びます。ここで、扱う画像の大きさを指定します。皆さんのパソコンの画面は大抵、幅1024[pixel] 高さ768[pixel] という大きさですので、これを大体の目安にして、画面よりもやや小さ目の画像を作成しましょう。先ずは試しに、openCanvas標準値の幅600[pixel] 高さ600[pixel] という大きさで、[OK] ボタンを押します。
図. 新規作成
ここで、新しいウィンドウが開かれたと思います。このウィンドウが、「紙」の役割をするわけで、ここに絵を描いたり、加工をする事になります。白い部分が紙の部分で実際に書き込め、周囲の灰色の部分は余白になります。余白が有る事で、紙の端の部分にも描き易い環境を提供しています。
3. ブラシを使って、書き込んでみよう。
先程作成した画像に、実際にペンや水彩筆で絵を描いてみましょう。
ブラシのような絵が描いてあるウィンドウに注目してください。ここで、各種ブラシの設定が行えます。様々な筆の画像をクリックする事で、筆を切り替える事が出来ます。最初は何も考えずに、「水彩筆」を選びましょう。次に、描画する色を指定します。「パレットウィンドウ」と「カラーウィンドウ」で色を選ぶ事になりますが、前者は予め沢山の色をストックしているウィンドウで、後者は自分で色を作り出す事が出来るウィンドウです。ここでは簡単に、「パレットウィンドウ」で描きたい色をクリックして選択しましょう。
そして、先程の「紙」のウィンドウ上で、クリックしたままマウスを動かす事(ドラッグ操作)
で、何かしらの線を描画する事出来たと思います。但し、何も描いて居ない場所で「ぼかし
(水滴) 」ツールで描画しても、何も起こりませんのでご注意ください。
ここで描かれる線は、沢山あるブラシ属性を変化させる事で、様々な効果を持たせる事が出来ます。
4. レイヤ機能を使ってみよう。
コンピュータを使って絵を描く上で、最も便利な機能は『レイヤ機能』であると言っても過言ではありません。 レイヤとは、「画像の各部分を、干渉しない状態で編集・作業出来る」機能の事です。例えば、「顔の輪郭」と「肌の色」を別のレイヤ(別の層)で管理する事で、もしも肌の色を塗る時にも輪郭の事を考慮せずに塗っていく事も出来ますし、肌の色を変えたくなった場合にも、輪郭部分を気にせずに一気に肌色を削除したりする事も出来ます。
試しに、漫画風のリンゴの絵を描いてみましょう。黒色のペンで、輪郭部分を描画してみてください。そして、『レイヤウィンドウ』のメニューの「新規作成」-> 「乗算」 で、別のレイヤを作ります。ここで、赤色のペンを選んで、おもむろに中を塗り潰してみましょう。例えばここで輪郭はみ出てしまったとします。面倒なので、画面全体を消去したいとします。その場合は、[Delete] キーで現在のレイヤの画像を一気に消去する事が出来ます。
レイヤウィンドウに注意を払いながら、今自分がどのレイヤ(層)に対して描画・編集するのか知っておく必要があります。半透明の薄い青色で表示されているレイヤが、現在作業中(アクティブ)なレイヤです。作業は、基本的にこのアクティブレイヤに対して行うことになります。ですから、常に自分がどの部分を編集しているのか注意を払いましょう。
5. 選択範囲を作ってみよう。
選択範囲。 すなわち、任意の形を作り出す事です。
選択範囲は、「蟻の行進」のような模様が現在の選択範囲を囲む事で表示されています。 つまり、この選択範囲というのは、「作業をする際、この部分だけ有効ですよ」という事を表しています。例えば、筆で描画するならば、選択範囲の部分だけに描画され、それ以外の所は何も描かれません。例えば、フィルタを掛けるならば、選択範囲の部分だけ影響されます。
注意して頂きたいのは、何も選択されていない時です。この時は、「全範囲有効になっている (選択されている)」と同じ意味を持ちます。
図. 矩形選択範囲
それでは、実際に使ってみましょう。
ツールウィンドウ (縦長のウィンドウです) をご覧ください。沢山あるアイコンの中に、「四角形の破線」で背景が灰色のモノがあると思います。これをクリックして選択してください。
この状態で、キャンバスに対して「ドラッグ」を行う事で、四角形の選択範囲を作る事が出来ます。この状態(蟻が行進している状態)で、のツールウィンドウ左上のブラシツールを選択し、先程の要領で絵を描いてみましょう。選択範囲以外の部分しか描画されないと思います。更に、[Insert]キーを押してみましょう。すると、選択されている部分が、現在の色で塗りつぶされると思います。
選択範囲を解除したい場合、[選択範囲メニュー] から [選択範囲の解除] を行います。解除が終わったら、今度は [Delete] キーを押してみます。これは、選択されている部分を削除するショートカットなのですが、"現在何も選択されていない" = "全て有効になっている" という事なので、現在のレイヤが奇麗さっぱり無くなった筈です。
このような感じで作業を行います。
この選択範囲は、先程のレイヤ機能のように、幾つもの選択範囲をストックする事が出来ます。
図. ストックされた選択範囲
6. 保存してみよう
折角描いた画像なんですから、やはり保存出来ないと悲しいですよね。というわけでファイルに保存する事にしてみましょう。
通常、画像ファイルというのは 「1枚の絵」として保存されます。従って、先程のような「レイヤを2枚使った」ような画像は通常のファイルフォーマット(JPEG/BMPなど) では正確に (レイヤの情報まで入っている) 保存出来ません。そこで、そのような情報が入ったデータは、「独自フォーマット」である、openCanvas2.0専用の形式で保存する事にします。
すると、次回、同じファイルを開いた時に、レイヤなどの情報がそのままの状態で読み込む事が出来ます。しかし、もしもJPEG形式で保存してしまった場合、レイヤが 1枚になってしまっていたり、画像が汚くなってしまいます。ですから、出来るだけ保存はopenCanvas2.0形式で保存する事にしましょう。
注意点としては、このフォーマットで保存したファイルは、このツールを使わないと開けない事です。ですから、友人・知人に描いた絵を見せる時は、JPEGフォーマットなどで複製保存したものを渡すと良いでしょうか。
ツールモードを切り替える為に、各種キーが割り振られています。
ツール上で停止させる事で、割り振られているキーも表示されますので、そちらで確認されても問題無いと思います。
よく使うキーは暗記すると便利かもしれません。
[B] : ブラシモード
[O] : 図形描画 [K] : バケツ塗りつぶし [N] : ライン描画 M] : 選択範囲(矩形系) [W] : 選択範囲(自動選択) [ I ] : スポイト機能 |
[V] : レイヤ上下左右移動
[P] : 図形塗りつぶし [G] : グラデーション [T] : 文字入力 [L] : 選択範囲(多角形系) [X] : 選択範囲(文字) [C] : トリミングツール |
* ズーム・表示移動系のショートカットはありません
更にモードの種類があるツールモードの場合、ほんの少しカーソルをアイコンの上で停止させる事で、他のモードがポップアップされ選択が可能です。以下、
ポップアップのあるモードを説明します。
また、これらのモードは、各キーを更に何度も押す事で、ポップアップを出さずとも各モード切り替えられます。覚えておくと便利です。
多角形など、何度も頂点を指定する場合には、「右クリック」でキャンセルが可能です。覚えておくと便利でしょう。
[N] : 直線描画
* ドラッグで、2点間を繋ぐ直線
* 頂点を選択し、最終点をダブルクリックで繋ぐ直線
[O] : 図形描画
* 矩形 (ドラッグで描画)
* 円 (ドラッグで描画)
* 多角形 (頂点をクリック後、最終点をダブルクリックで決定)
[P] : 図形塗りつぶし
* 矩形 (ドラッグで塗り潰し)
* 円 (ドラッグで塗りつぶし)
* 多角形 (頂点をクリック後、最終点をダブルクリックで決定)
[M] : 選択範囲 (矩形系)
* 矩形 (ドラッグで範囲決定)
* 円 (ドラッグで範囲指定)
[L] : 選択範囲 (多角形系)
* フリーハンド (ドラッグで範囲決定)
* 多角形 (頂点をクリック後、最終点をダブルクリックで決定)
ツールアイコンを「ダブルクリック」で、ツールの詳細設定が出来るモードがあります。
暫定的な仕様ですので、近日中にダブルクリックの手間を無くす仕様にする予定です。
[K] : バケツ塗りつぶし
・範囲指定 「どれだけ緩く境界を判断するかの設定値です」
・選択対象 「どの画像に対して境界を判断するか (アクティブ画像/表示画像)」
[W] : 自動選択モード
・範囲指定 「どれだけ緩く境界を判断するかの設定値です」
・選択対象 「どの画像に対して境界を判断するか (アクティブ画像/表示画像)」
□ 選択範囲モードでは、様々なキーの組み合わせで、選択範囲同士を結合したり削除したりが行えます。これらは一般的なツールと同じような挙動をするようになっていますので、他ツールに慣れている人であれば問題無く使いこなせると思います。以下、描画ウィンドウ上での作業中のオプションキーについての紹介です。
図. 左から、通常・追加・削除、上下左右移動のカーソル
[Shift] 押しながら選択 : 既存の選択範囲に、選択した範囲を追加結合。
[Ctrl ] 押しながら選択 : 既存の選択範囲から、選択した範囲を削除する。
選択範囲上でドラッグ : 選択範囲の上下左右移動。
□ 次に、選択範囲ウィンドウ上での動作です。
(注意) 別選択範囲レイヤと合成を行いたい場合、現在の選択範囲が有効な時、その選択範囲プレビューをドラッグ&ドロップ (赤枠が表示されます) で、別の選択範囲にドロップした場合、可能な合成方法がポップアップで表示されますので、選択してください。
選択範囲レイヤ上でダブルクリック : その選択範囲の詳細情報を編集する。
別選択範囲レイヤとの合成 : 上記、(注意) 参照。
選択範囲の順番入れ替え : 置き換えたい場所に選択範囲レイヤをドラッグ&ドロップ。
□ レイヤウィンドウは、現在アクティブなレイヤの情報が表示されているパネルと、使用されているレイヤが列挙されている部分があります。先ず、アクティブレイヤ情報パネルについて説明します。
[演算] :
レイヤがどういう計算をして、下のレイヤと統合・表示されるかを表します。
「通常」 は透明シートに絵を描いたような重ね合わせ。
「乗算」 は色を混ぜるように重ね合わせ。
「加算」 は光りを重ねるような感じ。
「減算」 は上級者向けなので説明を省かせて頂きます。
[不透明度] :
そのレイヤがどれだけ不透明か (表示に影響するか) を表します。
「不透明度」なので、100%なら完全にそのレイヤを表示します。
50%ならば半透明で、0%なら全く表示されません。
[透明部分へ描画禁止] :
これは、「既に何かが描かれている部分」にだけ描画を許すモードの事を指します。
これを説明するには、技術的な説明をしなければいけませんし、高等なテクニックなので、具体的な使用例は避けさせて頂きます。
詳しく知りたい方は、技術仕様をご覧ください。
□ 次に、使用レイヤが列挙されている部分の説明をします。
[可視/不可視] : 「目」の部分です。クリックで、そのレイヤが見えるか見えないかを切り替えます。
[演算モード ] : (=, +, -, *) で表されています。これはここでは変更不可能です。情報パネルで変更してください。
[不透明度] : %(パーセント) 表記されています。これも、ここでは変更不可能です。情報パネルで変更してください。
[名前変更] : 編集したいレイヤをダブルクリックしてください。演算モード、不透明度、名前などをビジュアル的に変更出来ます。
* レイヤの順番を入れ替えるには、「プレビュー 〜 名前」 が表示されている場所をドラッグして、置き換えたい場所に移動させる事により可能です。
□ 現時点で、5種類のブラシが選べますが、表示は4種類しかありません。それ以外のブラシを選ぶには、ツールモードと同じように、アクティブなブラシアイコンの上でカーソルを停止させる事です。すると、ポップアップで表示されていないブラシが表示されますので、それをカーソルで選択してください。
[ペン/鉛筆] : エッジの効いたペンや、柔らかい鉛筆風の線を設定次第で使えます。
[透明水彩] : 水彩のような挙動をするブラシです。周囲の色に混ざったり、色をひきずったりします。慣れるまで時間が掛かるかもしれません。
[水滴] : 色をぼかします。非常に重いので、余り強い強度でぼかすと危険です。
[消しゴム] : まさに消しゴムです。絵を消していきます。
[エアブラシ]: エアブラシ風の描画が出来ます。
* 各種設定バーに関しては、説明を省略させて頂きます。
□ 設定の保存は、ウィンドウ右上のフロッピーの形をしたアイコンをクリックしてください。
□ エアブラシは、ブラシサイズ表示部分の上でダブルクリックをする事で、ブラシの形を変える事が可能です。
oC2.0では、「カラーウィンドウ」 と 「カラーパレット」 により色を選択、配合出来ます。
□ カラーウィンドウ
・Color 選択方式 (HSV選択)
右側の縦のバーで、色相を選びます。
すると、左の色空間画像が変化しますので、そちらで適切な色をピックアップしてください。
画面左下の、前景・背景色に反映されます。
・RGB(1) 選択方式 (RGB選択)
3本のR,G,B バーを移動させる事で、色を選択します。
□ カラーパレット
色をストック出来る、パレットのようなものです。
右クリックで、設定用のポッポアップウィンドウが表示されます。
左クリック : その色をアクティブな描画色に設定します。
[Shift] を押しながらクリック : 現在の色を、パレットにストック (置き換え)
します。
[Ctrl] を押しながらクリック : そのパレット色を削除します。
[Shift + Ctrl] を押しながらクリック : 現在の色を、パレットにストック
(追加) します。
□ 通常、ペン設定はペンウィンドウで設定しなければいけませんが、直径や濃度、頻繁に変更する設定バーをまとめたウィンドウです。
□ 将来的には、「描画を統括的に管理する」 ウィンドウになります (パターン設定や、グラデーション設定がここで行える予定)
が、現時点では暫定的に付いているようなものです。 予めご了承ください。
* ブラシ濃度をキーボードで変更出来ます。 ショートカット一覧をご覧ください。
分かりづらい、また、良く使うショートカットを列挙してみました。
アプリケーションメニューの表示を見て頂ければ、その他ショートカットも分かる筈です。
[Ctrl][+] または [SPACE][Ctrl][クリック]
: ズームイン
[Ctrl][-] または [SPACE][Ctrl][Alt][クリック] : ズームアウト
[Ctrl][Alt][+] : ズームイン (ウィンドウサイズ自動変更)
[Ctrl][Alt][-] : ズームアウト(ウィンドウサイズ自動変更)
[Ctrl][Z] : アンドゥ
[Ctrl][Y] : リドゥ
[Delete] : アクティブレイヤを透明にする (削除する)
[Insert] : アクティブレイヤを選択色で塗りつぶす
[SPACE + ドラッグ] : 表示画面のスクロール
[Alt + ドラッグ] : 表示画面の一時的な回転 ([Alt]+[Click] で戻る)
[Ctrl][Alt][ドラッグ] : 横移動で、ペンサイズを変更
[右クリック] 又は [Shift + Click] : スポイト:カーソル位置の色を、描画色に取り込む
[Tab] : ツールウィンドウの表示・非表示切り替え
[A] : ペンウィンドウ、上から一番目のモードに切り替え。
[S] : ペンウィンドウ、上から二番目のモードに切り替え。
[D] : ペンウィンドウ、上から三番目のモードに切り替え。
[F] : ペンウィンドウ、上から四番目のモードに切り替え。
[E] : 左のブラシ設定を読み込みます。
[R] : 右のブラシ設定を読み込みます。
[1] : ブラシ濃度を 10%に設定します。
[2] : ブラシ濃度を 20%に設定します。
[3] : ブラシ濃度を 30%に設定します。
[4] : ブラシ濃度を 40%に設定します。
[5] : ブラシ濃度を 50%に設定します。
[6] : ブラシ濃度を 60%に設定します。
[7] : ブラシ濃度を 70%に設定します。
[8] : ブラシ濃度を 80%に設定します。
[9] : ブラシ濃度を 90%に設定します。
[0] : ブラシ濃度を100%に設定します。
「クリック」 : マウスの左ボタンを軽く一回押し、素早く放す事です。
「ダブルクリック」 : 軽やかに素早く2回連続でクリックする事です。
「ドラッグ」 : 任意位置でマウスボタンを押したまま、マウスを引きずり、任意位置でマウスボタンを離す事です。
「モード」 : 状態の事。 ブラシモードとは、マウス等で描画出来る状態。
選択範囲モードとは、選択範囲が作れる状態。
「不透明度」 : どれだけ不透明か。 % 表示をしています。
「頂点」 : 多角形や、折れ線を形成するのに必要な制御点。 角張った所の事です。
Q.『色を塗ると、灰色とか、変な色でしか表示されません!』
A.『Windowsの画面モードを、256色より高い色数に変えてください (HighColor(16bpp)、FullColor(24bpp)、TrueColor(32bpp))。
ちなみに、一番パフォーマンスが高いモードは、TrueColorモードの場合です。
出来るだけ、TrueColorモードでの実行をお願いします。』
Q.『描画 (ブラシ) カーソルを変えたいのですが?』
A.『 ocPaint.cur というカーソルファイルを、実行ファイルのフォルダに用意してください。置き換わります。』
□ 画素と透明度について
openCanvas2.0では、レイヤ上の画素は、 レイヤを新規作成して時点で
画素 (R, G, B, A) = (255,255,255, 0) の値で初期化されています。
ブラシで描画する事によって、このRGBA値が変化していき、表示される色が変化していくわけです。
アンチエイリアスは、このA (不透明度) 値を上手く計算する事によって実装されています。
レイヤウィンドウ情報パネルの、「透明部分への描画禁止」 とは、ブラシ描画、または塗りつぶしの際に、この不透明度値に変化をさせないで、RGBの色の部分だけに描画するという事です。
これにより、既に描いた部分にだけ描画するような処理 (マスクのような処理)
が可能になります。 よって、アンチエイリアス部分は保護されたまま、色が変っていくといったような感じになるわけです。
□ フィルタについて
色調補正系のフィルタは、透明度への影響がありません。 ですから、何も描画されていない場所への色調補正は出来ません。
描画系(モザイク・ノイズ・ブラー) のフィルタも、基本的には透明度への影響はありませんが、周囲に不透明な画素があると影響する事があります。