明鏡止水


あの季節が運ぶこの思いは
消えた「二つの水晶」

貴女の景色は誰も知らないはず
瞳を閉じでも何も解ち合えず
ふと気付けば この手で鼓動奪い
綺麗な髪 解かしていたい

せめて記憶の中で見つめていて
声にしがむ 貴女へ
苦しみ喜 びさえ失う事
気付いていたか もしれない

蒼白の僕を写した瞳にさえ
視線さえ入る隙間も見あたらずに
途切れ途切れ 償う声は胸を刺す
空っぽの瞳を そっと閉じる

ふと気付けば この手で鼓動奪い
綺麗な髪 解かしていたい

せめて記憶の中で 見つめていて
声にしがむ 貴女へ
苦しみ喜 びさえ失う事
気付いていたか もしれない