ミネソタで学んだ雪の日・氷の日の運転
ミネソタ人は運転に慎重です。(現在住んでいるコロラド州は運転がとても荒い人が多く、日本よりも運転が大変です。)ミネソタの冬は雪と氷だらけ。マイナス20℃以下。それが10月から4月まで続くミネソタ州では、運転は慎重で無ければ簡単に事故を招いてしまいます。
けれども、そんな悪天候にも関らず、ミネソタでは、雪や氷のために交通事故を起こすことが少ないと思いました。私や留学生仲間は時々、「車が回転してしまった」とか、「他の車線に勝手に行ってしまった」とか、危ない報告をし合っていましたが、ミネソタ人は普通に運転をしています。それはミネソタ人は冬の車運転の仕方を知っているからだと、私は思いました。
雪の日・氷の日の運転の仕方
マイナス20℃世界のミネソタでの注意事項なので、当てはまらない地域もあると思いますが、ご参考に。
まずエンジンが掛かるか確かめます。エンジンを温めるために、掛けたまま次ぎの作業をします。
ほおき[Snow Broom]を使って雪かき。
窓ガラスについている氷を、アイススクレイパー[Ice Scraper]で、取り除きます。絶対に水や湯を使って、溶かして取り除こうとはしないように!マイナス20℃では、お湯も直ぐに凍ってしまって逆効果です。
バックして車を出す時には、少しずつ前後に車を動かして,雪を平らにします。
駐車場でブレイキがかかるか確かめます。
道に出たら,前の車との距離(車間距離)をいつもより多めに開けます。
スピードは遅く運転します。
曲がる時は、ブレイキを掛けてはいけません。逆に滑って、ハンドル不能になります。ハンドルは早めにきって、早めに戻します。普通は「アウト・イン・アウト」ですが、冬は「アウト・イン・イン」で曲がります。
フロント窓にもヒーターを付けます。始めは曇ってしまいますが,直ぐにクリアーになります。
後輪駆動(後ろのタイヤが動いて車が動くタイプ)は雪や氷で滑りやすいです。冬が厳しい所に住む場合は,前輪駆動の車がお奨めです。
アメリカでは,タイヤのチェーンは無いので、スタッドレスタイヤを使います。
ウォッシャー液は、「マイナス何度までなら凍らない」と表示されているものを使います。
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NOV. 29, 2005