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news.telegraph.co.uk (英・テレグラフ通信ニュース)より
Monday 5 November 2001

Beijing produces videos glorifying terrorist attacks on 'arrogant' US
北京 '尊大な'米国へのテロ攻撃を賞賛するビデオを制作

By Damien McElroy


尊大な国家を謙虚にするとしてニューヨークとワシントンへのテロ攻撃を賞賛してい る本、フィルムやビデオゲームが中国で売れている。 ビデオ・ディスクには、劇的なオペラ音楽やジョーズのテーマとともに燃え上がる映 像がふんだんに盛り込まれており、いまや国の市場に氾濫している。 これらのディスクは共産党による刊行許可によるものである。 最も人気のあるDVDは、新華社通信、北京テレビおよび中国セントラル・テレビに よって制作された。 江沢民国家主席は再度航空機の写真がWorld Tradeセンターに衝突するのを取りつか れたように見ていたと共産党職員は語った。 米でのテロ攻撃直後、北京テレビ局員はアメリカ攻撃 というドキュメンタリーを昼 夜兼行で制作した。 9月11日の惨事の各ショットの間には、1998年ハリウッド映画“ゴジラ”のなかの ニューヨークの建物を破壊する場面が差し込まれている。 救助隊員が瓦礫のなかで作業しているシーンでは、“これはアメリカ人が数十年間に わたって弱い国家に対して威張ってきた結果である”というコメントつけられてい る。さらに “これは全世界が見たかったアメリカである。アメリカは他の国々を爆撃し、代償を 払わずしてその覇権をもって他国民の自然権を否定してきた。 血の負債は血で返された”と。

北京テレビの職員は、これらのビデオを市場需要を満たす教育映画として位置づけ擁 護する。またプロデューサーは“市場は世界テロについてのより多くの情報を求めて いる。だから私たちはそれ応えなければなりません。”と語った。 北京でいちばんの繁華街にあり 国内で最も権威ある書店、新華本店では、 人々は先を争ってディスクを買い、先月だけでも "thousands of"(数千本or単に'たくさん'の意、中国ふうなら‘八千本’といったと ころか :訳者)のコピーを売った。 店員曰く、「人々は映画に興味を持っていたが、これにはもっとつよく引き込まれ る。 ニューヨークで起こったことは映画の中で起こるかもしれない。 しかし、これは現実、リアルライフだ。 "It's better."(訳不能 !!:訳者より)」 海賊版DVDの一番の売れ筋は、アメリカの他の高層ビルおよび軍事施設が攻撃を受け るビデオグラフィックを使用した同様の商品であるという。 張り子のトラが今は単なる瓦礫の山となり、 私たちはこれらの人々を再び恐れることはないだろう。 また別の音楽ショップでは、夏のトップ・ポップ・ヒットの発売禁止バージョンを売 り尽くしてしまった。 修正された歌は、弱い国々の視点を無視したためにアメリカがいまの苦しみに値する ことを暗示したものだ。 ♪ われらはみんなアメリカ人 われらの政府は人々をいじめることに慣れていて われらはいつも干渉しすぎてきた こんどは我らがけがをした・・ と歌のリレフレインは繰り返す。

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原文はこちら

http://www.portal.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=%2Fnews%2F2001%2F11%2F 04%2Fwchin04.xml

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