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モンテビデオからラプラタ川に沿って東へおよそ140km、車で2時間弱の所にプンタ・デル・エステ "Punta del Este" があります。英語で書けば "Point of East" すなわち「東の岬」と呼ばれるこの街は南米でも有数のリゾート地。首都モンテビデオともひと味違った雰囲気でした。何せこの街、夏の人口が冬の10倍と言われていて、そのほとんどが国外、特にアルゼンチンからのリゾート客だそうな。この時期丁度夏のバケーション・シーズンで街はそのアルゼンチーナでごった返してました。で、冬の間は地元の人やお店は一体どうしているのだろうかとちょっと不思議??? まあ、リゾート地はどこも似たようなものかな。
プンタ・デル・エステに行くと中いろいろと変わったものがありました。山の上にぽつんと立っている十字架、山頂にはホントにそれ以外は何もないそうな。山と言ってもこの国ほとんどが平地で、一番高いところでも標高500mを越える程度というから、その山は一番ぐらいに高いかな。
また、はずれには奇妙な形をした建物 "Casa Pueblo" があり、ちょっとした名所になってます。部屋一つ一つが違う形をしているそうで、外から見ると例のガウディの建築物にもにていました。なんでもここのオーナーの息子が映画 "Alive!" に出てきた生存者のうちの一人だそうな。この建物の反対側から見るプンタ・デル・エステのビーチはまるでホントに海のよう。モンテビデオの茶色の川と違って青々してる。それでもまだ川なんです。で、海水浴ならぬ川水浴の人がぞろぞろ。また砂浜からこんな変なものが出てたりして。なんのためにお釈迦様の手?なんかはやしたのやら。そうそう、なんでもこの街、芸術家も多いそうで。
でも岬の東側はもう大西洋と言っていいようで、こちらは波も高くサーフィンや釣りをする人も多くいます。この辺は海水と真水がが交わる所なので両方の魚が釣れ、釣り好きの人にはよだれが出そうな絶好地。私も船釣りに挑戦しましたが、残念ながらちっこいのが1匹釣れただけでした。でも岸からでもこんな大きな魚も釣れます。
プンタ・デル・エステのダウンタウンの町並みは、雰囲気アメリカの西海岸・サンタモニカを思い起こさせました。結構しゃれた街でホテルやお店が建ち並びます。ついでに不動産屋も多かったような。岬には高層の高級コンドミニアムが建ち並び、ちょっと引っ込んだ方にはいかにも別荘と言った感じの豪邸などがあり、それらは億単位の値が付くそうな。ダウンタウンの中の広場ではノミの市 "Feria" が開かれ、ハンドメイドの民芸品やアクセサリーなどのおみやげ物がずらっと並べられてました。郊外にはショッピング・モールもあって、夜中だと言うのに客や子供もぞろぞろ。しかし、今はいいとして冬の街はどうなってるんだろ。