<途中アクシデントにより内容が消えました。もう思いだせないので、
あきらめて、ひき続き日記を書いていきます。;;;>

1999年10月2日

今日はダンの友達夫婦が近くまで来ていたので、
一緒に食事をすることになった。
連れていかれたのはネイティブアメリカン(通称インディアン)料理の店。
メニューを何度みてもなにがなにやらまったくわからない。
わかったのは変わった材料を使っているということ。
わに、へび、バッファロー。
なぜかその日は勇気があったので、
全部試してみたい・・・と思っていた。
なので余計に決められずに悩んでいると、
「今日のスペシャルはうさぎでーす」とウェイトレスがやってきた。

それでまずうさぎはパスに決定!(^^;)

ダンはサンプラー(文字通りすべての肉が
サンプルのように乗っている料理)を頼んだ。
わにとへびは食べ始めるときのどきどき以外には
おもしろいとは思わなかったけど、バッファローがよかった!
特に挽き肉状のものが低脂肪でよかった。
私が頼んだのはタコス。
メキシコのタコスと違い、インディアンの食べるタコスは、
皮が揚げてあってふわふわしていて、
また違った感じでおいしい。
ただ、その上に小さいみみず(誰がみてもそうとしか思えない!!)が
のっていたので、気絶しそうな思いで店員に聞いてみたら
ワイルドライスだった。
みなさんもワイルドライスを召し上がられる時は
お間違えのないように。



1999年11月24日

今日新聞のコラムでこういう内容の投書を読んだ。

「以前ここに投書をした、飛行機の中で太った人の隣にすわって
ひどい目にあった○○さんへ。私は太っています。私は飛行機に
のったらアームレストを下げたままにして、隣のスペースに侵入
しないように気を配っています。食事も腕が動かしにくく隣に迷
惑になるので遠慮してとらないようにしています。飛行機に乗っ
たらまず乗務員や隣の客に断わりを入れ、席がすいていれば別の
席に移動してもらっています。太っているということで、毎日私
は肩身のせまい思いをしています。あなたの投書はそういう人た
ちをとても傷つけます。私は普通の人よりも食事の量も少ないし、
ありとあらゆるダイエットにも挑戦したのです・・・。 」

アメリカにはたくさんの肥満人がいる。
遺伝もあるし、食事に問題がある人もいるし、
間食がすぎる人もいるし、運動不足もあるし、
薬による副作用もいる。
個人個人の状況はわからないけれど本当に肥満人口が多い。
ダンが以前ダイエット用の漢方を販売していたことがあったのだけれど、
漢方を買いにくる人はみんな「普通」か「やや太」くらい。
アメリカに帰って来て空港の税関でみたおじさんは、
直径1メートル強の円柱のようだったけれど、
そういう人が買いに来たことは一度もなかった。
いまだにそれが疑問のままである。
日本人の知り合いがアメリカに来て10s太ったと聞いたので、
私も覚悟してアメリカにきたのだけれど、
今のところは子供達との追いかけっこのおかげで
独身のときよりも痩せこけてしまった。
怖いのはその育児が落ち着いた時・・。



1999年12月4日

今日はクリスマスのパレードをみにいった。
我が家から歩いて5分程のところにあるこの町のメインストリートでは、
クリスマス、そして9月のりんごの収穫時(ここはりんごの産地なの
です)に開催される「アップルフェスティバル」の一環として、
年に2回、パレードが行なわれる。
昨日のだと大体2時間弱の長いパレードだった。
主にクラシックカー、クラシックな馬車、消防車、
地元の高校のバンド、縄跳びクラブの子供達、教会の団体、
ピエロなどであるが、変わったものにハウンドドッグを守る会
(ハウンドドッグはレース犬で、レースに負けたり
年老いてくると虐待を受けているらしい)
の犬の行進や、大きなトラクター、地元では有名人の「踊る警察官人形」
(身長約3mの空気入りの人形・中に人が入ってロックを踊る)
などがある。
この町に10年住んでいる人は飽きてしまっているかもしれないけれど、
子供にはなかなか楽しい行事である。

そして!!我が家にもついにクリスマスツリーがやってきた!!
高さ2mくらいの本物のツリー。値段は40ドル。
ダンが本物のにおいが好きなので、我が家は毎年木を買っている。
でも本物のにおいって本当に格別なんだよねー。
クリスマスイブの夜にこの木の下に
サンタさんがプレゼントを置きにきてくれるのだけれど、
我が家の子供達はすでに、
このツリーのライトを点灯中に室内のライトを消すか否かで
5、6回ちゃんちゃんばらばらをやってしまった。
そんなことじゃ、サンタさんは来ませんよ、子供達。



1999年12月5日

昨日から書くか書くまいか悩んでいたけれど、
この気持ちを胸の内に留めておくのはつらすぎるので書くことにした。
実はダンのいとこが自殺した。
こちらに何度か夫婦で遊びにきたことがあって、
私も彼女には2度会ったことがある。
ご主人が寝た後、夜中に首をつったらしい。遺書もない。
伯父であるダンパパがかなりまいっている。
彼女と頻繁に連絡をとっていたダンのおばあちゃんには、
このことを隠し通すことは無理なので、
今晩あたり言うそうだ。(ただし交通事故として)
おばあちゃんは少し老人性のぼけがあって、
ショッキングな話を受け入れられる状態ではないのだが、
やむをえないようだ。
なによりも、一番傷を負ったのが彼女のご主人で、
その後精神病院に入院したらしい。
どういう理由かはわからないけれど、一人の人間の死、
しかも自分で自らの命を絶つという行為によって、
周囲の人間がどれだけ傷つくか、そしてこれからの人生、
みんながその傷を負って生きていかなければいけなくなる
ということが今回のことでよくわかった。
不可抗力だった流産でも、
あれから3ヵ月以上たった今でも
あの時粉々になった私の心は数片が欠けたままになっているのに、
この出来事を一体人はどうやって乗り越えていくのだろう。
彼女の母親は彼女が小さいときに癌で亡くなっている。
もし私が彼女の母親だったら、生きて彼女を支えてやれなかったことで
悔やんで悔やんで悔やみぬくだろう。
ステイシー、一体あなたの心にはどんな思いがあったのですか。



1999年12月28日

真澄の誕生日パーティが、延期が重なりほったらかしになっている。
真澄の誕生日は12月3日。
その週の週末はダンが出張で不在だったので、
その次の週末すなわち12日にする予定だった。
そしたら、ダン兄が4時からの予定を2時に変更しろといってきた。
4時からだとそれだけで半日つぶれてしまうから、という理由。
かちんときた。
真澄の誕生日で半日つぶれるのがいやなんかぃ!
確かに真澄の誕生日はあんたにはどうでもええことやろけど、
その言い種はちょっと失礼ちゃうか?と思った。
でも要望に応じて変更した。
そしたらダンのいとこが自殺。
ダンパパ・ダンママ・ダン婆がカリフォルニアに
急拠いくことになったのでパーティは延期決定。
12日だったら欠席する予定だったダン妹の子供達の
スケジュールをまず確認。
彼女達は両親の離婚で離れ離れになってしまった
実の父親の家にたびたび行くため、
なにをするにつけ彼女達のスケジュール確認が最初の作業となる。
1月2週目の週末なら大丈夫とのことで、その日に決定。
が、クリスマスディナーの席で、
その週末にダン妹家族が旅行を予定していることが発覚。
だからこんなことにならんように、前もって連絡したのにぃ!!!!
私はその日帰宅してかなり暴れた。
ダン兄妹の悪口をまくしたて、うだうだ泣きちらし、
「もう誕生日なんてしないもん!」とへそをまげた。
一番被害を被ったのはダンで、妻のかんしゃくに耐え、
悲惨なクリスマスを過ごしたのだった。

そして翌々日。
私はしたくなかったのでダンに頼んで
ダン妹に連絡をしてもらった。
彼女は予定をふみにじったこともきれいさっぱり忘れた様子で
「○×日ならいいよ」。
ダン兄宅に電話し、その日を打診。
ダン兄はOKだったので、すっかりその日にするつもりでいたら・・・。
ダン兄妻が「その日は超音波を取る(彼女は妊婦)から疲れるからだめ!」。
それでダンがぷちん。
「少しくらいは融通きかさんかぃ!」と怒鳴って電話を切った。
確かに超音波は激しい運動などではなく、
ただ横たわってりゃ勝手にやってもらえる。
だから疲れるはずはなく、ダンが怒るのも無理はない。
でも最初の予定日に来ようとしてくれていた
唯一の人間はダン兄夫妻。
彼らではない他の人へのいらだちを彼らにぶつけるのも
ちょっとかわいそうやわな。
というわけで、ダンはあやまらない!と頑張るので、
かわりに私がダン兄夫妻へ電話し謝罪。
ダンは私のために一生懸命あちこちに電話して疲れていたこと、
中々決まらないのでいらいらが募っていたのでかっとなったこと、
悪気はなかったので許してあげて欲しいというようなことを伝えた。
そしてもう一度みんなが妥協できる日を検討し、ダン妹に確認をとり、
ついにパーティの日程を決めることができたのだ!
ダンには「ありがとう。ご苦労さま」とねぎらい、
ダンママにも「ダンがよくやってくれました」と
誤解のないように報告をしておいた。
だってこのままではダンがかっとし、
私がなだめたような図になってるんだもの・・・。(^^;)
ほんとは逆なのに。

だが翌日、ダンママ宅にダン兄妻から電話があり、
「ヒロヨがうまくまとめてくれた。ダンはとても失礼だった。」
という報告があったらしい。
ダン、ええとこ取りしてごめんよ。(爆)



1999年12月31日

今日は大晦日の日。
日本では大掃除のクライマックスの日。
でもアメリカでは大掃除は春に行なわれるので、
この日はクリスマスの余韻からニューイヤーの
盛り上がりへの移行日という感じ。
だから日本のような慌ただしさはない。
我が家ではそういう訳で大掃除を年末にしたことがなかった。
同じ家に2年以上住んだこともなかったので、
引っ越しの時に行なう掃除が我が家の大掃除という感じであった。
でもこれではいかんと思い、今年は大掃除に挑んでみた。
まず窓拭き。そしてキッチンもやってみよう。
窓を拭き始める。
子供が物珍しげにやってきて、
「なにしてんのー?」「これなにー?」とうるさい。
「あっち行って遊んでてねー。」
子供は「はーい」と走って行く。
掃除の続きを始める。
子供達が戻ってくる。
「なにしてんのー?」
「掃除してるからあっち行ってて。」
「はーい。」
掃除の続き。
子供が戻ってくる。
「水ちょうだーい。」
「おかあしゃん、おなかしゅいたーー。」
(ちなみにそれは昼食直後であった。)
そして今年も挫折し、汚れの残ったままの我が家で年越しを迎えたのだった。
小さいお子さんのおられる方、どうやって大掃除したか、
ぜひぜひ教えてください!!!!;;;;;
手伝える年頃になったらいつでも
まとわりついてくれていいからね。>真澄&幸



2000年1月5日

いつもいく掲示板でこういう話題があった。
「年賀状の家族写真がきにいらん」。
子供の写真なんかもらってもうれしくない、
幸せそうな写真をみると腹がたつ、
独身の私に嫌味みたいでいや、などの意見があった。
ちょっと驚いた。
私は写真入りの年賀状が大好きだからだ。
もちろん私が子持ちだからだろうけど・・。
「よくやるよ」と苦笑している人はいるだろうなとは思っていたけど、
迷惑がってる人がこんなにたくさんいるとは思わなかった。
アメリカでは年賀状のかわりにクリスマスカードを送るのが
習慣になっているけれど、
写真は子供が小さい家庭からはあたりまえのように送られてくる。
もらった方も人の家族写真には見慣れているので、
得に複雑な心境にはならないようだ。
でも、それに加えて1年間に家族におきた出来事を書き連ねて印刷した
ニュースレターを同封する人もいる。
それが気に食わない、という人がいることを最近知った。
新聞でこういう内容の投書をみた。

「自分の家族のことをだらだらと書き連ね、その内容も
<うちの長男が有名大学に入学しました>とか
<主人が部長に昇進しました>とか自慢ばかり。
こっちは生活するのがやっとなのに
人の自慢なんか聞いてられんわい!!」

アメリカ人にも同じような心理があったのだ。
まぁ私は、こういう人の幸せを妬むような人を気にしてたら
なーんもでけんわぃ、とおもうけどね。(^^;)



2000年1月20日

うちが受信できるFMで、私の好きなポップス
音楽を流してくれる局はたった2つ。
そのひとつは朝はおもしろトーク番組、
夜はリスナーの身の上話とその人からのリクエストを聞く番組など、
割と企画を所々にもりこんで放送している。
もうひとつの局は、音楽にMCを一切かぶせないぐらい
音楽を重視している。
私は後者の姿勢が好きだけれど、
選曲は前者の方が少し上だとおもっている。
でも前者はたまになぜかフットボールの中継などを入れたりするので、
そこがとても気にいらない。
音楽専門のラジオ局は絶対絶対スポーツ中継なんてしちゃいけないのだ。
そういうわけで、私は得にどちらをひいきにするわけでもなく、
嫌いな歌がかかるたんびに局をあっちこっちいったりきたりしている。

アメリカはCMでよく
「あの会社の製品よりもうちのの方がいいよ!」
という宣伝をする。
例えば頭痛薬。
「タイラノールはこんなに飲んでたった○×時間しか効き目がないけど、
バファリンは一錠でこーんなに効きます」
ステーキハウスも
「アウトバックスはステーキとポテトとサラダで12ドルもするけど、
クインシーズはサラダ食べ放題でたったの6ドル!」
という感じ。
当然ラジオ局もそれは同じのようだ。
先程の後者の局は「朝からおバカな話なんて聞かせません!」とか
「曲と曲の間に赤の他人の悩み事を聞かなくてすみます」とか言ってる。
そんな嫌味いわなくてもいいのになぁ・・と思いつつ、ちょっとだけ、
「どうせ言うなら、「音楽番組なのでスポーツ中継はしません」とか
ゆってくれ!」と思ったりして。(^^)



2000年1月26日

今日こんな郵便がきた。

「無料テネシー旅行2泊3日ご招待!!」。

日本の常識なら、こんなおいしい話があるわけがないと思うだろう。
「ただほど高い買い物はない」のが普通だからである。
でもアメリカは違う。
ビジネス促進のために、
時として会社は大出血サービスを提供したりするのだ。
例えば
「モーテル(簡易ホテル。あやしいところではありません)無料一泊券」。
レジャー会員券(買い物・レンタカー割引などの特典がある)
を購入するとついてくる。
その会員券には当然会費が必要である。
でも、3ヵ月以内にキャンセルすると会費は徴収されないのに、
ホテルの無料券はもらえてしまうのだ。
他にも以前、突然アウトドアの会員券がおくられてきて、
中には3ヵ月に一度使える、ガソリン代を10ドル分現金で
返金してもらえるチケットが一年分=4枚(計40ドル)入っていた。
それを使ってから会員券をキャンセルしようとしたら
「思い留まってくれ!」とまたガソリン返金チケットが4枚送られて来た。
会費は40ドル。
会社は会費の倍以上も支払って会員を引き止めようとしていることになる。
なんじゃそら・・・。

文頭で話したテネシー旅行は、
現地で90分の貸し別荘の説明会に参加することが条件である。
実際に見てもらわないと売れないから、
こうやって人を呼ぶのだろう。
うちには別荘を契約する余裕なんて絶対ない。
でもそういう素敵な家をみるのは大好きだから、
さっそく申し込んじゃおうと思っている。
無料といっても負担してもらえるのは、
2泊分の宿泊と一日分の朝食&夕食だけだけどね。



2000年1月27日

今日は歯医者に行って来た。
小さい頃から痛い思い出しかない歯医者だけれど、
こちらはばんばん麻酔を打つので全然辛くない。
ちょっとした治療にも麻酔を打ってくれるので、
思わず居眠りをしてしまうほどだった。
それなのに。歯医者さんは身動きひとつせず
じっとしている私にいたく感動して
「君は我慢強いねぇ。」「本当に頑張ってるよ。」と誉めちぎる。
もしかしてこれは私を更にがんばらせるためのテクニックか!と思ったけど、
ダンは言われたことがないらしいので、
まんざら嘘ではないらしい。

そういえば陣痛の時も
「あなたは本当によく頑張るわね。」と誉められた。
アジア人は痛みを我慢するのがうまいそうだ。
こちらの人は叫びまくり、のたうちまわるらしい。
海外にきて自分のふがいなさにめげることは多いけれど、
歯医者は別だ。
歯医者にいけばくすぐったくなるくらい誉められる。
昔は嫌いな歯医者だったけれど、
なんだか歯医者大好き人間になりそうだ。



続きを読みたい方は こちら

前ページに戻りたい方は こちら

ホームに戻りたい方は こちら