自分と自分の兄の事を想像し、鳥肌が立ったところで、質問せずにはいられなかった。
”それって?” ”いや、その、兄弟で、、、その、、、キスしたり、手を握ったり、、、足絡ませたり、、、”
一瞬ポカンとした顔を見せたホセが笑いながら言った。
”私達はね、毎日、ううん、数分に一度はこうしてキスをするのよ” と言い、ディエゴに足を絡ませたまま、ほっぺたを近づけた。ディエゴは、ゆっくりとやさしく長いキスをした。”だって、愛し合っているから当たり前じゃないの。私達ファミリーよ。”
1時をまわったところで、家に着き、まだ起きていたアメリカ人のハウスメート(同居人)、マークに聞いた。”マークってシスターいたっけ?” ”いるよ” その後の質問はいささか恥ずかしかったが、勇気を出して聞いた。”あのさ、そのシスターとキスする?首とかに、、、”
”WHAT?!!!!”(何だって!)
私達は心に残る一抹の気持ち悪さを残し、お互いの部屋へと別れた。
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