臍帯血バンクネットワーク 朝日新聞に抗議


  

 

 

 


4月24日(関東版)朝日新聞に一面に「さい帯血移植 費用一部患者負担へ」と出ました。日本臍帯血バンクネットワークの事業運営委員会で、患者への負担が提案されたとの報道です。厚生省が負担を求めたのなら、まだ理解できますが,日本臍帯血バンクネットワークが求めたというのは非常に不可解です。しかし、運営委員会座長も出席者も「どうしてこんな記事になったのか理解に苦しむ。」と発言する始末です。
日本臍帯血バンクネットワークは訂正を求める厳重な抗議を行いました。(日経メディカル7月号より)

もちろん朝日は,このような公的機関に対しても謝罪などしません。報道は絶対間違いはないという態度です。まるで絶対君主のようです。もちろん、間違いの検証などしません。訂正記事さえ載せません。

専門的な科学分野の記事ではないのに、この始末です。

しかし、騒ぎが大きくなると困るので,言い逃れのために、まるで第三者的に,5月13日に「さい帯血ネット、今以上の患者負担は問題」という責任逃れの小さな正反対記事を載せておしまいでした。

これではまるで、日本臍帯血バンクネットワークの意見が急に変わったかのような印象です。東大卒を多く取り、日本一の新聞を気取るだけのことはあります。。絶対に過ちを認めないのです。ずるい中央官僚のやり方そのものです。官僚と似た考えの者が官僚を多く取材し,ミイラ取りがミイラとなり、朝日新聞は官僚組織化しているのです。


 


雪印の食中毒は、菌は殺菌されており、毒素は増えることがないので,症状はこれ以上悪化する可能性はほとんどありません。特別弱い乳幼児や老人の可能性は否定できないとしても,絶対ではないですが、死者はでないでしょう。それでも、社長は辞任したのです。当然のことです。

雪印の不祥事、医者の不祥事を「検証」していただくのは重要です。

それならば、国会でもうそと断定された「9兆円医療費不正請求」報道の朝日新聞,「ダイオキシンの危険」でっち上げのNHK、ニュース23、「所沢ダイオキシン」のでたらめを放置する朝日系列テレビ。日本中が報道した「イギリスのインフルエンザ大流行」のでたらめ報道。マスコミ主導の「予防接種危険キャンペーン」で多くのインフルエンザ死者の発生。記事が「腐敗」しており、うそ発表の「毒素」を流して多大の被害や多数の死者が出ても、どこのマスコミ社長も辞任したりしません。自分自身のでたらめは追求・検証できないのがマスコミです。自身には「検証」のないダブルスタンダードです。自身のミスを正直に認め、公表・検証してこそ信頼は得られると他には主張するのにです。Accountabilityも透明性もまったくありません。すべてを公表せよ,マスコミが検証すればすべて真実に到達できると,他には迫るのに、自身のことは公表も検証もしないのです。朝日など開き直って、自身のうそを検討公表もしないのです。これぞ、偉大なマスコミ絶対君主主義というべきものです。

ほかならば個人の失敗でも,「構造的問題」「業界全体の大問題」だと大騒ぎします。
これらの記事の「腐敗」は単に個人の記者の問題だけではありません。
朝日新聞など「謝罪は絶対行わない」「間違いは認めない」「訂正はできるだけ行わない」「検証などしない」「小さな正反対の記事でごまかす」という会社の「業界ぐるみの構造的腐敗」「会社ぐるみの隠蔽体質」が原因ですが,検証などされないのです。これほど情報非公開・不透明・不誠実・無責任・権威主義・ご都合主義な業界は官僚以外ほかに知りません。

7月7日、このページを参考にしたと思われる水いぼの記事が朝日に載りました。言論機関の新聞が、引用の断りもないのはどういうことでしょう。

2000.08.01
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