[日露 首脳会談 ]「領土 『並行 協議 』に必要な 原則 」 일러 정상회담 "영토문제를 곁들인 협상"에 필요한 원칙 |
(1)日露平和条約交渉が、新たな局面を迎えた。小泉首相が、プーチン大統領との会談で、歯舞 、色丹両島の「返還 」問題と、国後 、択捉両島の「帰属 」問題とを並行して協議するよう提案 し、大統領は前向きの姿勢を示した。今後 、ロシアのイワノフ外相の来日などが予定され、「並行 協議 」の形態や方法は、外交当局間で詰められる。その際 、「並行協議 」が、歯舞 、色丹 のみの二島返還に結び付くものであってはならない。日本政府には、慎重かつ毅然(きぜん)とした姿勢で臨んでもらいたい。「北方四島の帰属問題を解決して日露平和条約を結ぶ 」ことが、日本の一貫した原則的な立場だ。「四島の帰属問題の解決」が四島に対する日本の主権の確認であることは言うまでもない 。四島のうち歯舞 、色丹両島の返還は大統領も有効性を認める一九五六年の日ソ 共同宣言に明記されている。既に解決済みの問題だ。従って、領土問題の核心は国後 、択捉両島 の帰属問題にある。日本側は、一九九七年のクラスノヤルスク合意以降 、四島への日本の潜在主権 の一括確認を求める方針で日露交渉に臨んできた。が、エリツィン前大統領の政治力低下や政権交代で行き詰まった。今回の首相提案は、国後 、択捉二島の帰属問題に限定した協議の場を設定したところに特徴 がある。交渉 方式 を変更 することで局面 を打開 し、領土 交渉 を動かそ うというものだ。だが、歯舞 、色丹 の二島 返還 で決着 させたいロシア と、国後 、択捉 両島 も含め た四 島 返還 を一貫 して求める 日本 との立場 の違い は極めて大きい 。「並行 協議 」という言葉 には、「二島 先行 返還論 」の印象 を避け たい日本側 の意図 もうかがえる。しかし、日本側 の意図 がどうあれ 、歯舞 、色丹 二島 返還 での決着 を目指す ロシア 側 の姿勢 は明白 だ。二島 返還 での決着 へ「返還 」協議 は推進 するが、国後 、択捉 両島 の「帰属 」協議 には時間 をかけ 、棚上げ を図る ことも考え られる。国後 、択捉 両島 の「帰属 」問題 の前進 もないまま、平和条約 締結 を求め てくることもありうる。日本 として、絶対に 容認 できるものではない。日本 政府 も「並行 協議 」の性格 、形態 や方法 、進め方などを明確 にしておく必要 がある。「返還 」と「帰属 」の並行 協議 は、少なくとも同時 決着 が必要だ 。日露 関係 の発展 は、無論、大事な ことだが、国家 の基本 である領土 問題 で禍根 を残す ことがあってはなら ない。(10月 22日) |
Copyright ⓒ 2001 Lee Soo-Gil. All Rights Reserved.