別府・由布院

韓国行きのオプショナル・ツアーとして

研究室の韓国行きのメンバー2人とリコ姫を別府にお招きして、4人で別府八湯ウォーク「竹瓦界隈 路地裏散歩」に参加。

母方の実家が別府であるはずの僕も初めて通る道ばかり、狭い路地、地元の温泉、古くからの商店など、旧別府温泉界隈の魅力の"源泉"を案内していただきました。

←ゴールの竹瓦温泉前にて。

竹瓦温泉前TAKEYAさんにて、ウォーキングツアーに含まれている食事を堪能。冬場はだんご汁が出るそうですが、暑い日でしたのでそうめんが出ました。
午後は由布院へ。「ここへ来なきゃ由布院に来たとはいえないでしょう」の、金鱗湖。お湯と水が両方湧き出している湖だそう。大分川の源流でもあります。
末田美術館(設計=原広司)。木造ですがまさしく原広司・ワールド。「素材は関係ないのね」=リコ姫談。外壁下見板張りは艶のきつい黒で塗られている。艶を落としたほうがよいのでは?=角・村上談。

内部の天井高気持ちよし。高密度に作品を展示しているのだけれど、天井高の余裕のおかげか、せせこましい感じせず。

由布院美術館(設計=象設計集団)。末田美術館とはまったく違った世界を展開。パーツに分節された各部をそれぞれデザイン、中庭を囲むように配置。

←竹組みで作られた簡素な屋根。

由布院美術館にて、スケッチモードのリコ嬢。
ゆふいん駅舎(設計=磯崎新)。上記二作と比較しても、「一目でわかる」建築。より象徴性が強く、ある意味「強い」建築。

←ホールの天井は、末田美術館のそれに比較しても、もはや「天空の高さ」にそびえるそれである。

別府に戻り、南立石公園にある「イナコスの橋」(設計=川口衞)を案内。ラチス材が連続しない「不完全トラス」でつくられたレンズ状のシンプルで綺麗な橋。上弦材は御影石を圧縮の構造材として使っている。

このあとリコ嬢はJRにて神戸に戻り、韓国組3人は鉄輪温泉に宿泊したあと翌日韓国に出発しました。
別府も相当に暑くバテたのだけれど、その後の韓国があんなにハードな日々になろうとは
その晩までは知る由もなく。

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最終更新日04/09/10