Diary
footsteps in my daily life
08/26/01, Sunday

英語教育を勉強しに来ている.自らの時間を,努力を,拙い能力を英語教育の知識の修得,英語
教師に不可欠な要素の修得に注ぐことが使命であり,またそうするように要求されてもいる.
クラスメートと交わす会話も授業に関すること,課題についての悩みや不安,また英語教育に
関することが必然的に多くなる.しかし,常に心に銘記しておきたいことは,英語教育は,また日々
の授業の悩みは,ほうとうにちっぽけな些細なことに過ぎないということ.それが,全てではない
ということ.それが,全てであってはならないということ.人生を,命をかけて目指すべきは,
英語教育なんかよりも,もっともっと大きく,崇高なもの.つまり,主が示してくださった,神に至る道.
言い換えると,神が示し,今この瞬間も私たちに注がれている「愛」!
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今日,御ミサに与っているとき,ふと熱い思いが込み上げてきて,涙が溢れ出そうになって,出さま
いとこらえる瞬間に襲われた.病床で苦しむおばあちゃんのことが思い出され,なんだかとても
悲しくなった...人生の終焉を迎えようとしている(もっと元気に長生きしてほしい!)かもしれない
おばあちゃん...今のおばあちゃんが最も必要としているものは,英語教育を修得することで得ら
れる知識でもなく,私が日々不満を感じ,時に悩みつつもその習得を目指している英語力でもない.
「神の愛」,「神の恵み」...「祈り」,「小さな犠牲」...多くの人が毎日必死になって追い求め,
得ようとしているものは,人生の最期を迎えようとしている人にとっては大した意味を持たない...
「神への愛」,「神への信頼」,「感謝」,「他者への愛」...
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「あなたの人生が無益であってはならない(道1)」...SIUでの毎日も,無益なものにしてはならな
い.おばあちゃんもこの留学を喜び,また心配してくれてもいる.家族をはじめ,みんなが,応援して
くれている.ほんとに,実を結ばない毎日であってはならない.主も,私が無益な日々を送ることを
喜ばれない.どうしたら,実りある毎日を送ることができるだろうか...
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「主の思いは人智を超える」.
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