MLB選手情報
メジャーリーグのスター選手を紹介します。
Roberto Alomar
右投両打 二塁手。インディアンズ所属。走攻守の三拍子兼ね備えたユーティリティープレーヤー。'99シーズンは、2000本安打に自己初の100打点(120打点)も記録し、ますます磨きがかかる。同チームの正捕手Sandy Alomarは実兄。
Harold Baines
左投左打 外野手。ホワイトソックス所属。メジャー20年目の大ベテラン。だが、'99シーズンは、打率.312、25本塁打、103打点とまったく衰えを見せない。3000本安打も間近。現役選手でありながら、背番号3はホワイトソックスの永久欠番になっている。野球殿堂入りは確実の偉大な名選手。
Albert Belle
右投右打 外野手。オリオールズ所属。チームの主砲として、常に安定した成績を残す大リーグを代表する強打者。そして最強の悪役。三冠王を狙える実力の持ち主。
Barry Bonds
左投左打 外野手。ジャイアンツ所属。'98シーズンついに前人未踏の400本塁打400盗塁を達成。96年には史上2人目の40&40(フォーティフォーティ)を達成。早ければ今シーズン中に500本塁打を達成。「強打者」という単語がこれほど当てはまる選手も希でしょう。いかに投手が警戒しているかは、四死球の多さで解ります。'96〜'98の3年間の平均がなんと142個!あのMcGwireでさえ126個です。それに比べて平均85個と三振が少ないのが特徴です。投手はどこになげても打たれる気がするんでしょうね。バットを少し短めに持つのが特徴。私は30本塁打以上を打つ強打者で、バットを短く持つ選手は、ボンズと長島監督くらいしか知りません。
Kevin Brown
右投右打 投手。ドジャース所属。97年マーリンズ、98年パドレスと所属するチームをワールドシリーズに導く優勝請負人とも言うべき存在。今シーズン年俸1000万ドルを超える超大型契約でドジャース入り。年俸だけでなく、当然実力もメジャーリーグを代表する投手。彼の高速スライダーは、見ていて背筋に寒気がします。
Roger Clemens
右投右打 投手。ヤンキース所属。97年、98年連続で投手三冠(防御率、勝数、奪三振)を達成し、サイヤング賞(日本では沢村賞)を獲得。99年にはワールドチャンピオンにも輝き、投手としてあらゆる栄冠を手に入れた男。1試合20奪三振のメジャーリーグ記録を持つ。その豪腕から、あだなは「ロケット」。野球殿堂入りも間違いなしと言われる、MLBを代表する本格派右腕。日本人のプロ野球選手にも彼に憧れる人が多い。伊良部もその一人。
J.D.Drew
右投左打 外野手。カージナルス所属。'98シーズン終盤、MacとSosaの世紀の本塁打レースの影で驚異的な活躍をし、'99シーズン新人王最右翼とみなされていたが、メジャーの壁にぶつかり苦戦。しかし、溢れんばかりの才能を持った次代を担うスター候補生であることは間違いない。
Cecil Fielder
右投右打 一塁手。阪神タイガースの助っ人として日本に来たことで才能が爆発。翌90年にメジャーリーグに復帰し、51本塁打、132打点で二冠王達成。96年にはニューヨーク・ヤンキースに移籍してワールドチャンピオンに輝く。

Andres Galarraga
右投右打 一塁手。アトランタ・ブレーブス所属。巨体に似合わぬ機敏な動きからついたあだ名が"Big Cat(ビッグ キャット)"。チーム内の人望、信頼度が非常に高く、真の主砲と言える選手。過去に打撃三部門の首位打者、本塁打王、打点王の全てを獲得している。'99はガン治療のため、シーズンを棒に振った。2000年シーズン、闘病生活からの復帰戦はスタンディングオベーションで迎えられた。2000本安打も達成し、まだまだ健在。
Nomar Garciaparra
右投右打 遊撃手。レッドソックス所属。97年は3割 30本塁打 98打点 22盗塁で堂々の新人王獲得。2年目のジンクスとは無縁で、昨シーズンはさらに成績を伸ばし、打率.323 35本塁打 122打点。実質3年目にして、もはやメジャーリーグを代表するスター選手。レッドソックスがトレードに出さなければ、Bagwellは彼と現エンゼルスのM.Vaughnと恐怖のクリンアップを組んでいたかも?A.Rodriguez,D.Jeterと並び、スピードとパワーを併せ持つ、新世代の遊撃手像とされる。現在夢の4割に挑戦中。年齢もそうだが、タイプがイチローに似ている。
Juan Gonzalez
右投右打 外野手。タイガース所属。非常に勝負強く、'98シーズンは本塁打レースの影に隠れたが、新記録ペースで打点を量産。終盤は失速したがリーグトップの157打点でMVPを獲得。ハンク・アーロンの持つ通算本塁打記録の更新が期待される。このまま行けば野球殿堂入り確実な偉大な選手。
Shawn Green
左投左打 外野手。ドジャース所属。昨シーズン加入したカンセコの助言により突如才能が開花。自己初の30&30(30本塁打&30盗塁)を達成。'99シーズンは自己初の40本塁打達成。スピードとパワーを兼ね備えたスーパースター。甘いマスクで女性ファンも多い。
Ken Griffey Jr.
左投左打 外野手。レッズ所属。大リーグ最大の超スーパースター。'98シーズンは記録更新ペースで本塁打を量産したが後半は失速(?)するも56本塁打。2年連続の56本塁打は凄いの一言。強力な打撃に目を奪われ気味だが、守備も華麗。本人は守備に一番プライドを持っているとのこと。ハンク・アーロンの持つ通算本塁打記録更新の期待がかかる。400本塁打を史上最年少で達成し、既に殿堂入りは確実と言われている。
Tony Gwynn
左投左打 外野手。パドレス所属。3000本安打達成の90年代最高の安打製造機。既に殿堂入りが確実視されている歴史に残る名選手。
Hideki Irabu
右投右打 投手。エクスポス所属。なかなか結果が出せず、ついにピンストライプとお別れすることに。まだまだこれからなので、頑張って欲しいところ。
Derek Jeter
右投右打 遊撃手。ヤンキース所属。ニューヨーク・ヤンキースの長い栄光の歴史に名を残す名遊撃手への階段を、着実に登りつづけている若きチームリーダー。攻守にわたり非凡な才能を発揮。年々パワーアップして、本塁打数も増えている。モデルのようなルックスで人気も超一流。神は二物を与えたという感じです。
Randy Johnson
左投左打 投手。ダイヤモンドバックス所属。2mを超える長身から"ビッグユニット"と呼ばれる。長身でありながらサイドスローのため、左打者にとってはかなりの脅威らしい。昨年のナ・リーグ首位打者L.Walkerは欠場してまで対戦を回避したほど。'98シーズン途中、アスロトズに移籍してからは神がかり的な活躍(10勝1敗 防御率1.28)。今や球界No.1左腕というより、世界最強の左腕と言っても過言ではないでしょう。
Chipper Jones
右投両打 三塁手。ブレーブス所属。若きチームリーダー。95年に野茂と新人王争いをするが、惜しくも敗れる。'99シーズンには、MVPを獲得。本塁打も45本とついに本領発揮。まだ成長を続けるMLBを代表するスター選手。
Jason Kendall
右投右打 捕手。パイレーツ所属。俊足好打の新しいタイプの捕手。日本で言えば、捕手としての守備力がアップした高木大成と言ったところ?24歳の輝く未来を持ったスター選手。人気上昇中。
Greg Maddux
右投右打 投手。ブレーブス所属。90年代の投手とも言われる、史上最強の投手王国アトランタ・ブレーブスのエース。既に200勝を達成し、13年の通算防御率が2.79という恐ろしい投手。また、ここ3年間の与四死球の年間平均が31個というのも恐ろしい。ちなみに平均登板数が34試合だから、1試合平均が0.9個!!!多くずれしない訳です。特に97年は33試合に登板して20与四死球。実に1試合平均0.6個です。豪腕投手が多いと勘違いされ気味のメジャーリーグに、精密機械のような投手がいることが驚きです。20勝2回、シーズン防御率1点台2回まさに名実ともにメジャー最高の投手です。
Pedro Martinez
右投右打 投手。レッドソックス所属。小柄ながら非常に伸びのある球を投げる。1999年オールスターゲーム ア・リーグの先発投手。Sosa,Macを含む4者連続三振を記録。決して体力に恵まれてはいないが、バネのような体から弾き出される速球は驚異的。今や大リーグで最高の投手の一人。
Mark McGwire
右投右打 一塁手。カージナルス所属。大リーグ史上最強のパワーヒッター。昨年記録したシーズン70本塁打は、もはや神の領域とも言える記録です。"70"という数字が本塁打の数とは思えません。今シーズンは出遅れましたが、"固め打ち"と"量産体制"の特殊能力で結局60本塁打ペースに。通算500本塁打も達成し、殿堂入りは決定的となりました。右打者としては、間違いなく史上最強のホームランバッターでしょう。このままいけば、4年後には通算本塁打記録を塗り替える姿を見れるかもしれません。
注:バグウェルの写真を見て「知ってる、マグワイアでしょ?」というのはやめてください。
Hideo Nomo
右投右打 投手。タイガース所属。メジャーリーグで始めて先発を勤めた日本人投手。また、日本人初のオールスター先発出場、ノーヒットノーラン達成。新人王獲得など、数々の栄光を手にした、最も知名度の高い日本人メジャーリーガー。彼の渡米と成功により大リーグが身近なものになったと言っても過言ではないでしょう。トルネード投法と呼ばれる独特な投げ方も含め、人を惹きつけるスター性を持った選手。一時的に調子を落として、チームを転々としたが、今シーズン見事に復活。本来実力のある選手なので、当然なのかもしれませんね。
Mike Piazza
右投右打 捕手。メッツ所属。現役最強の攻撃力を誇る捕手。スローイングにやや難があるが、それを補って余りある打力が魅力。93年 打率.318 35本塁打 112打点の新人としては驚異的な成績で新人王を獲得。順風満帆な経歴と思われるが、入団は父親と当時のドジャース監督ラソーダ氏が友人であったことから、温情で実現した。当時はメジャーに昇格することすら期待されなかったであろう選手が、メジャーリーグの頂点に上り詰めたのだから、想像を絶する努力の賜物であろうことは容易に想像ができます。
Cal Ripken Jr.
右投右打 三塁手。オリオールズ所属。2,632試合連続出場という、恐らく今後誰も破ることのできない偉大な記録の持ち主。不滅といわれたルー・ゲーリックの連続出場記録、日本の鉄人衣笠の記録をも破り、名実ともに野球史上最高の鉄人となる。99年シーズンは自己初の故障者リストに入るが、自己記録更新レベルの高打率をキープ。3000本安打と400号本塁打達成。1500打点もクリアしているので、連続出場ばかりが目立つが、打撃成績でも十分殿堂入りの資格を持った偉大な選手。後世に名を残す選手をタイムリーに見ることができる我々は幸せだと思います。
Alex Rodriguez
右投右打 遊撃手。マリナース所属。96年に打率.358で、わずか21歳にして首位打者を獲得。本塁打は36本。昨シーズンは42本塁打46盗塁で史上3人目の40&40(フォーティフォーティ)を達成。強肩俊足強打全てを兼ね備えた、近代メジャーリーグを代表するスーパースター。もはやこの才能に疑問を抱く余地はないでしょう。
Scott Rolen
右投右打 三塁手。フィリーズ所属。97年ナ・リーグ新人王。メジャーリーグ史上最高の三塁手と言われるマイク・シュミットの再来と騒がれる。年々本塁打数が増えている。既にチームの顔というより、メジャーリーグを代表する選手へ成長。
ryan.jpg (3019 バイト) Nolan Ryan
99年に資格取得初年度で野球殿堂入りが決まった伝説の奪三振王。通算5714奪三振。シーズン最多383奪三振。7回のノーヒットノーラン。二桁奪三振215試合。最年長ノーヒッター 44歳3ヶ月1日。などの計53もの大リーグ記録を持つ不世出の大投手。20勝以上のシーズンもあったが、最多勝のタイトルだけは獲得できなかった。引退してもなお絶大なる人気を誇る。
通算成績 324勝292敗 防御率3.19 与四死球2795 奪三振5714 5387.0イニング
Ozzie Smith
右投右打 二塁手。華麗な守備から「オズの魔法使い」と呼ばれた。96年を最後に引退。打撃でも俊足好打の打者として活躍。
通算成績
2573試合 2460安打 28本塁打 793打点 1072四死球 589三振 580盗塁 打率.262
Sammy Sosa
右投右打 外野手。カブス所属。今まで、「未完の大器」と呼ばれて10年。40本塁打をかっ飛ばしても「未完」と呼ばれていた才能の塊が、'98シーズン途中に突如大爆発し、1ヶ月20本塁打を含む常識外れの驚異的なペースで本塁打を量産し、後半戦世紀の本塁打王争いの末、シーズン66本塁打で本塁打王を逃すという大リーグ史上初の快挙(?)を達成。McGwireに次いで夢の「マリス越え」(年間61本越え)を実現。チームへの貢献度から、圧勝でMVPを獲得。'98シーズンの大爆発がまぐれではない事を証明するかの如く、'99シーズンに史上初の2年連続60本塁打達成。一代で靴磨きの少年から大リーグの頂点へのぼりつめたその姿は、ドミニカ共和国の夢と希望と勇気の象徴。まさに国民的英雄。殿堂入りはほぼ確実。
Frank Thomas
右投右打 一塁手。ホワイトソックス所属。教科書に出てきそうな名前の持ち主は、K.Griffey Jr.と並ぶ人気の持ち主。98年の不振(と言っても打率.265 29本塁打 109打点)で、ピークを超えたか?と噂されたが、今年みごとに復活。本塁打、安打数ともに自己最多ペースで量産中。元々実力のある選手だけに、心配御無用といったところでしょうか。98年に自己初めて3割を切った(というところが驚異的)が通算打率は.320を超える。通算300本塁打をクリアして恐怖の怪力安打製造機復活!余談ですが、Bagwellと生年月日が一緒です。全く同じ日に生れて、それぞれリーグを代表する一塁手になるというのは単に奇遇なのか?それとも運命のライバルなのか?
bwilliams.jpg (2676 バイト) Bernie Williams
右投両打 投手。ヤンキース所属。パワーと確実性、さらにスピードまで兼ね備えたヤンキースの主砲。年々パワーが増してきており、すべてにおいてスキが無い。
Kerry Wood
右投右打 投手。カブス所属。'98シーズン、大リーグ記録の1試合20奪三振を含む大活躍で、近年希に見る激戦を制して新人王を獲得。20奪三振の相手がアストロズというのが悔しい・・・。怪我の為99年度を棒に振ったが、今シーズン見事復活。今シーズンは不振にあえいでいるが、力とスター性を備えた選手であることには違い無い。復活が待ち遠しい。

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