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アンコール・ワットはアジアの遺産のうち、もっともすばらしい。それは、あの調和をかなでる美しい建策の全体の姿にある。建てられたのは、12世紀後半、建立者はアンコール帝国のスーリャヴァルマン2世王である。王をヴィシュヌ神としてまつった王のための霊廟である。この偉大な聖殿はスーリャヴァルマン2世王がまだこの世におられた時、建設工事が開始された。そして王がこの世におられた間、アンコール・ワットは王の宮殿としてあがめられ、王の死後、それが王の霊をまつる霊廟となった。したがって、完全に完成したのは、王の死後、王のあとをついだダラーニンドラヴァルマン2世王(在位1115〜1116年)の治世と考えられている。
『アンコール』とは都を意味し、『ワット』とは寺の意で、あわせてアンコール・ワットとは『都の寺』ということになる。しかし、一般的なイメージは、アンコール・ワットを訪れると分かるように、宮殿、もしくは霊廟を思わせるでしょうか??
アンコール・ワット