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プレシーズン 体力トレーニングプログラム

■プレシーズンのトレーニングプログラム

 
プレシーズンでは,インシーズンに向けて,
 対抗戦などの練習試合が入ってくるため,
 トレーニングとゲームとのバランスを十分に考慮しなければならない.
 加えて,このシーズンにはゲームを行う上での戦術を明確にし,
 個人やチームが目指す戦術を遂行するための能力を養うことも重要である.
 現代のテニスプレーヤーにおける戦術は,
 攻撃型及び守備型プレーヤーともに
 スピードとパワーが要求されるようになった.
 そのため,メディシンボールなどを使い,
 テニスの動きを想定した,スピード・パワートレーニングが
 特に重要となってくる.

 エネルギー系では,有酸素性持久力トレーニングを経て
 
無酸素性持久力トレーニングへと移行していく.
 無酸素性持久力は,
 全身運動時に体内に蓄積した「乳酸に耐える能力」と,
 比較的低強度の運動時に筋肉および血液中に蓄積された
 「乳酸を効果的に取り除く能力」によって規定される.
 
乳酸耐性トレーニング手段として,徐々に運動強度を上げていくような
 「
インターバルトレーニング」がある.
 
乳酸除去トレーニング手段として,全力運動の間に完全な休息を入れた
 「
レペティショントレーニング」がある.

 パワー系では,プレシーズン前期に
 「
パワーアップ型ウエイトトレーニング」と並行して
 専門的な筋力づくりのため,
専門的ウエイトトレーニングを行う.
 専門的ウエイトトレーニング手段として,
 低負荷で高スピードでラウンジ中心の「
専門的ウエイトトレーニング」がある.
 プレシーズン後期には,さらに爆発的なパワーを高めるため,
 
プライオメトリックストレーニングを行う.
 プライオメトリックストレーニング手段として,
 缶跳びやラインジャンプなど運動時間を徐々に短くして強度を上げる,
 「
ジャンプトレーニング」がある.

 スキル系では,テニスに専門的な動きづくりのため,
 
メディシンボールトレーニングを行う.
 メディシンボールトレーニング手段として,重い負荷でなおかつ動きを伴った,
 「
専門的メディスンボールトレーニング」がある.
 また,これまでに獲得された動きをより速く行うため,
 
スピードトレーニングを行う.
 スピードトレーニング手段として,敏捷性を高めるための
 「
クイックネストレーニング」がある.
 特に8の字,V字などの「
方向変換走」が重要である.
 また
柔軟性トレーニング手段として,さらに筋出力を高めるための
 「
ダイナミック(動的)ストレッチング」がある.


■プレシーズンの主なトレーニング手段

 ・エネルギー系:無酸素性持久力トレーニング
          インターバルトレーニング
          レペティショントレーニング
 ・パワー系  :基礎的ウエイトトレーニング
        :専門的ウエイトトレーニング
          プライオメトリックストレーニング
          ジャンプトレーニング(缶跳び,ラインジャンプ)
 ・スキル系  :専門的メディスンボールトレーニング
        :スピードトレーニング
          クイックネストレーニング(方向変換走)
        :柔軟性トレーニング
          ダイナミック(動的)ストレッチング

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