城山(しろやま)
城山公園からの眺め
城山の名前の由来となったのは
文禄3年(1594)に九鬼嘉隆が
築いた鳥羽城です。
鳥羽城は当時最強と言われた
九鬼水軍の居城にふさわしく
大手門(正門)が海に向かって
造られていました。
少々見にくいですが志陽鳥羽
勝景一覧の鳥羽城図にはその
様子が描かれています。
大手門跡は現在の鳥羽水族館
正門付近だということです

鳥羽城は明治維新に取り壊され、
跡地には役場、小学校などが建
てられました。
現在唯一残っている遺構は、本
丸北門跡の石垣だけです。
その本丸跡は鳥羽小学校のグラ
ウンドになっています。ここからも
鳥羽の青い海が一望です。
ちなみに今でも使われている鳥羽
小学校の校舎は昭和4年(1929)
に三重県下最初の鉄筋コンクリート
造りの校舎として誕生しました。
二の丸跡は「城山公園」として
整備され、市民憩いの場になっ
ています。
ここには4等三角点もあり、仰々
しく看板まで立っていますが
標高は23m。
鳥羽駅からぶらぶら歩いても
15分ほどで着いてしまう、隠れ
た絶景ポイントです。
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