《《《《 終了したイベント 》》》》

■3月定例ウォッチング

○大阪の山登り(第3回)
   「新夕陽丘とベイエリア」
集合:2002年3月23日(土)午後2時JR桜島駅改札前
      大阪駅からも直通列車有り

 山登りシリーズ第3弾は、開発の進む北港地区の新夕陽丘です。西に開けた
港、大阪港は新しい夕日スポットとして注目を集めています。その後は未定で
すが、ベイエリア巡り、あるいは、時間が合えば、USJ−なんばのクルーズ
船に乗船するのも一興かと思います。




【当日報告】

2時32分桜島駅前発の市営バスにて舞洲スポーツセンター前
終点へ。目の前に新夕陽丘、山頂は強風でまともに立てないぐ
らいでした。山の後は磯へ。大阪も「山が海に迫っていたのだ」
このお手軽感がすばらしいですね。

しばらく歩くと、遊水池。貸しボートもあるようですが、だれも
乗っていない。埋め立て地にまた遊水池をつくるというのも不思
議です。南港(咲洲)には、埋め立て地に作った運河というのも
ありますが。案内板には、すでに廃止になった施設がシールで
塗りつぶされたあとがあり、それを写真に撮る。なんと見方が曲
がっているのか、我々は。某先生からは、どんどん廃れていくなぁ、
と歴史のある町を歩いているような物言い。とても、オープン7−
8年の新興の地とは思えないコメントが連発していました。大阪市
にとっては、「夢破れた島」には間違いないのですが。

それと、ウィーンの芸術家であるフリーデンスライヒ・フンデルト
ヴァッサー氏によりデザインされた舞洲清掃工場の異様が目を引き
ました。よくいえば脱機能主義、またはディズニーランダイゼーシ
ョンの極致ですね。参考までに写真を見たい方は、

http://www.maishima.co.jp/plant/

その後、島の南の方へ、巨大な旋回橋の夢舞大橋を見て、海沿いの
ボードウォークをしばし歩くと、前から、コスプレのロケ隊が。
なぜか、渓流が流れる傍をピクニック、コテージの建ち並ぶ、北欧
風の風景の中をあるいて、スポーツセンターのメインの施設のよう
なところで休憩。僕の個人的な感想ですが、舞洲は、埋め立て地の
上に、「まがい物の自然」か「超歴史的な景観」が脈略なく、ラン
ダムに出てくるという感じがして、「ここはどこ、わたしはだれ?」
と言う感覚に襲われるところでした。となると、この地に「市岡の
森」と称する記念碑的な場所をもっているわが市岡高校の同窓会の
センスもどうかと疑われます。「未来志向」ということなのでしょ
うか。

さて、再びバスで、桜島へ。歩いて、天保山の渡船場へ。USJの
米国人スタッフは、安治川をわたって港区築港地区に多く住んでい
ます。そのため、この天保山渡しもいつも多くの米国人でにぎわい
ます。待合室にも、いつのまにかTempozan Ferryの文字。

天保山はいまや日本一低い山で、一部には有名。今回は、大阪低山
巡りを2カ所回ったことになります。さらに、せっかくやからとい
うことで、天保山の岸壁の西のはし、サンセット広場へ。ここには、
観光船「サンタマリア」号、さらに南へいくと、コペンハーゲンの
人魚像を模したものもあり、まさに「まがい物」のオンパレードで
す。

その後大阪港地区に残る近代建築の天満屋ビル、相撲部屋が来てい
た築港高野山の境内を見学して、川口居留地からここへ移ってきた
中国料理の萬集楼で食事して解散しました。味はまあまあでしたが、
スタッフの質が悪いよね。教育係のおばちゃんも。昔と経営者が変
わったかも。

【参加者】伊藤夫妻、柏原、川内、島崎、田野、辻野、
壺田(新会員)、三原、森口、山田、鷲原(計12名)





 
編集・発行:大阪都市文化研究会事務局