題名
第1話 やっちゃえば事件
第2話 見られたくない姿
第3話 人それぞれの帰結
第4話 異常者の犯行
第5話 破壊僧?
第6話 女王様と呼ばれた男・・・
ここは私がプレーして記憶に残っているプレーヤー、マスターについて述べていこうと思う。中傷に値する事はなるべく述べていかないようにするが、中傷だと思われたらすぐに申告してください。まぁ、面白くないと載せないからあんまし中傷に値する事もないと思うが・・・・・。あと、こんな伝説なプレーがあるよと申告してくださると非常に面白いので何かある方はメール等でお願いします。


第一話

「やっちゃえば事件」

これは、私達友人の間では有名な事件です。第一話として語るには十分な話であると思います。話の概要はこうです。システムはたしかクリスタニアであったと思います。事件が起こるまでは、なんの問題もなくプレーしていました。事件のきっかけとなったのは、一人の生贄になる女性を助ける場面になってのことです。その女性はなにかの呪縛によりその牢獄から連れ出す事ができなく、我々プレーヤーはその牢獄に閉じ込められた女性をなんとか助けようとしました。いろいろな提案がプレーヤーから出されました。(もう昔のことなのでどんな提案が出されたのか覚えていない)そんな中、事件は起こりました。ここではプレーヤーの名前をT氏としておきましょう。T氏は突然、「やっちゃえば」といったのです。私は一瞬、彼女を殺して生贄による悪魔の復活を防ぐのではないかと考えました。「なんと強引な手段なんだ」と初めは思いました。しかし、別の考えも同時に頭の中を過りました。もしかして、彼は彼女の事を「犯っちゃう」と言っているのではないかという考えです。生贄といえば、処女というのお約束です。彼女も確か14.5歳で処女であったと思います。(でも、誰も彼女が処女であるかなんてプレー中に聞きません)彼は、処女喪失を行なえば問題の解決になると考えたようなのです。TRPGにおいて、残酷なことをする奴はよく聞くのですが、シモネタ方面に行くプレーヤーを知らない私は、その時、彼の意図をつかむ為に試行錯誤してしまいました。結局、他のプレーヤーもマスターも同じように考えたらしく、その場に一瞬沈黙が訪れました。その後、彼の提案はプレーヤー、マスターそれぞれのこの話題に触れるのはよろしくないという倫理的判断によりうやむやにされました。彼女を助けるのはたしかもっと健全な方法で成されたと思います。プレー後、彼にその辺の真偽について質した所、どうやら後者が彼の言いたい事だったようです。私はこの事件が終わって考えます・・・・。私達はウブ過ぎたのでしょうか?そんな話題は笑ってやり過ごせば良いのでしょうか?でも、TRPGはコミュニケーションの遊びです。そういう話題はもっと違ったときにしても良いものではと私などは思うのですが。


 

第二話

「見られたくない姿」

これは私がマスターをしていた時に起こった事件です。これは、とあるうら若き美女を巡る二人の男により起こされた伝説です。あるプレーヤー(K氏)は直球勝負の男でその女性に会って即効未亡人ですか?」なんて事を聞くキャラで、とにかく彼女にビッタリという感じでした。もう一人のキャラ(M氏)は一応彼女には魅力を感じるようでしたが、積極的に責めるようなタイプではありませんでした。この二人がどのような事件を起こしたのでしょうか?それは、その女性が自分の部屋へ戻るシーンで起こりました。まずK氏のキャラは、当たり前のようにその女性についてぴったりとついて行きます。この時、あの消極的なキャラも何故かついて行くと言い出したしました。しかも忍び足で・・・・。何故、彼といっしょに単純について行かなかったのでしょうか?それは私として理解するのは困難な事でした。どうやら彼は忍び足ロールを成功させたらしくせこせこついてきます。(うーん、なんとも欲望にあふれた行動で面白すぎ)ここでK氏のキャラに私は目星ロールを振らせました。(このすさまじい純な欲望を目撃させたかったからです。)ここでK氏のキャラもロールを成功させ、彼の尾行に気づきました。そして、彼はそれを目撃してしまいます。M氏が忍び足で彼の後ろをついて行く姿を・・・。この時、二人はどのように思ったのでしょうか?それは当人しかわからないかもしれません。ただ、私の言える事は、「いやー、がんばってるねー」です。ちなみにこの時のシステムはクトゥルフです。


 

第三話

「人それぞれの帰結」

これは、私がプレーヤーをしていた時の話です。システムは恒例のクトゥルフです。その事件はシナリオの最後に起きました。確か化け物が家の中まで進入してきて、2階から脱出しなければならなかった時です。ここでちょっと補足を入れておきますが、クトゥルフでは落ちるという行為が非常に危険なのです。2mくらいのところから落ちてジャンプロールに失敗する1d6のダメージをくらうのです。平均の耐久力が10くらいなので非常に危険である事は皆さんも分かると思います。このため、ジャンプ技能が高い奴はどんどんジャンプして下りていき、傷ついている奴はロープを使って下りる事にしました。私はその時確かジャンプして下りたのだと思います。その時、火炎瓶を持っていたので非常に危険な行為でした。失敗すると火炎瓶が燃える可能性があったので、ドキドキしながら下りたのを覚えています。この時、高校の友人のI氏がプレーするキャラがこの事件を引き起こしました。彼は傷ついていたのでジャンプで下りるのは死を意味するので、ロープで下りる事にしました。マスターは、ロープで下りるときの判定をDEX*5くらいで判定したのだと思います。下りるまで2回ほど判定したような気がします。不幸にも彼はその最後のロールに失敗し、落ちてしまいました。高さにして1mくらいでしょうか・・・・。彼は、ジャンプロールにもちろん失敗して(元値は25%なので)そのまま死んでしまいました・・・・・。この時、場が一瞬あまりの事に沈黙した事を覚えています。つまり、笑ったら良いのか、哀れんだら良いのか誰しも判別がつかなかったのだと思います。それほど非現実的な状況だったのです。(ある意味これがクトゥルフって感じがしますね(笑))世の中広いといっても1mの高さから、しかもロープを伝って底から落ちて死んだ人間は居ないと思います。(実際はここに居ますけど。

第四話「異常者の犯行」

これはビーストバインドというシステムでプレーしていた時の話です。ビーストバインドとは、人間界に潜んでいる魔物がなんとか人間のように暮らそうとしていこうとするという内容のゲームなようです。(注、妖怪人間ベムではありません)プレーヤーは、人間界に暮らしている魔物をやります。通常は人間の姿をしていますが、いざとなったら真の姿になり戦うというかんじです。魔物としてのエゴがあるため、人間と暮らしていくためにはそのエゴに耐えていかないといけません。その辺の葛藤も面白さのひとつのようです。ながながとゲームを解説していきましたが、そんなゲームをやっているときに起こった事件を話したいと思います。私たちプレーヤーはある高校での事件を請け負うことにしました。私とS氏は学校内を探索することにしました。私は真の姿は死神で、S氏は魔剣でした。学校内を歩いていると体育館裏のほうで大量の猫に襲われている数人の生徒を発見します。私達は彼らを助けに向かいました。その時です。S氏は突然「魔剣になって切る」と言い出しました。どうやら新たな技を試したかったようです。猫ごときに・・・・・。ビーストバインドでは魔物の姿を人には見せてはいけないことになっています。もし見せたら暮らしていけなくなるからです。それにもかかわらず彼は実行しました。お陰でそこにいた猫に追われていた生徒たちは彼の姿を見て今度は逃げ出す始末。彼はそのあと、猫20匹くらい相手に魔剣を思う存分うならせていました。一振りで猫10匹が死亡、もう一振りで残りが死亡しました。この結果校庭には猫の惨殺死体が散乱する事になりました。これはどう見ても、最近よくおきる学校のウサギ小屋での惨殺事件にしか見えません。私はその時、止めずに何をしていたかって?生徒が「化け物がでたーーー」と騒ぐ中、私も一緒に「化け物がでたーーー」と構内中宣伝して回りました(爆)。

第五話「破壊僧?」

今回は破壊僧のお話しである。「あんた漢字知らないんじゃないの?間違ってるよ!!」というあなた。別に私が間違っているのではないのです。彼が間違っているのです。(爆)実際、彼は破壊僧なのです。それでは、彼の勇猛果敢な?伝説をひとつお話ししましょう・・・・・・・。システムは相変わらずクトゥルフです。(最近これしかやってないような・・・・・)彼(M氏)はキャラ選択の際に、僧侶を選びました。彼にしてはエラく地味なものを選んだのでマスターの私としては素っ頓狂な感じがしました。(彼は以前にもいろいろ伝説を残しているので・・・)しかし、これは序曲に過ぎませんでした。キャラ作成を終了してゲームをはじめてみると妙なことが起こったのです。彼は突然「バイオリンの箱を買う」と言い出したのです。(チェロかもしれない・・忘れた。)私はなぜ?と思いましたが特に問題ないので了承しました。(これが大いに問題あった!!)しかし、彼はそこにショットガンを隠すと言い出したのです。(爆)よく彼のキャラシーを見るとショットガン技能を持っています。普通ならマスターとしてはこれが発覚した時点で、拒否権発動などの強硬手段により不幸な出来事を回避するでしょう。しかし、私はそんなーことはしません。プレーヤーの意思を尊重するということもありますが、こんなことぐらいでは私はビビらないのです。こんなプレーでビビっていては私の周りにいる強敵を相手にやって行けません。(爆)私としてはこの状況をなんとか楽しい方向へ持っていきたくなります。なんせM氏のほうが突っ込んでくれと言わんばかりの事をしているのですから。私はシナリオ中に警官を彼等に近づけることにしました。警官がバイオリンの中のショットガンに気づくか気づかないかのプレーヤーとの駆け引きを楽しもうと思ったからです。警官は目星に成功しバイオリンの中をいぶかしがりました。M氏はたしか「狩のために車に積んであるんです。」とか言い訳をしたような気がします。だいぶ怪しい言い訳をしていますが、彼には怪しまれるもっと大きな要因が存在しました。彼は革命家(プレーヤー)と話しているところで職質されたのです。(爆)もう誰の目から見てもこの僧侶は革命家の一員としか見えませんね(笑)彼らは隠している銃をことごとく没収され、少しの間更迭されることになりました。逮捕すると話しが進まなくなるのでこの辺で勘弁しときました。(爆)

第六話「女王様と呼ばれた男・・・・・」

伝説をお話する前に、この題を見て皆さんはどのように想像するのでしょうかね?決して我々が、女性がいない環境で血迷ったあげく、野郎を女王様として妄想プレーをして、寂寥とした心を和ませていたわけではないことを明記しておきます。(爆)この伝説はプレーヤーが特に意図していないことが特徴であるかもしれません。システムは女神転生であったと思います。あるプレーヤー(毒電波氏)(名前ばらしまくり(爆))が、女性のキャラを選びました。魅力が異様に高いので、私はバニー装備をつけるように進めました。バニー装備は女性キャラしか装備できず(男が出来たら怖いけど、おもろいのにな〜)安い割に攻撃力、防御力ともに通常の兵器に比べてとても高いのです。しかしながら、短所というか長所というか、その名の通りバニーな格好なのです。(ルールを作った奴の性格が類推できてよろしいです。)現実の東京が舞台となっているので、なかなかに難しい装備であることは確かです。なぜなら、通常着て歩いたら変人扱いされるからです。ちなみに私はその時、よろい武者の装備で余裕で町を闊歩してましたが・・・職質を回避しつつ。(爆)そのキャラは、力がないのにウィップマスターの技能を取っていました。鞭技能ですね。どうやらバニーな格好にかんかされて女王様にしたくなったようです。(はじめからの狙いかもしれないけど・・・・・)どうやら男たる者、女王様に憧れるようです。(本当か?!)それはさておき、彼は周りから名前ではなく女王様と呼ばれるようになりました。これで話は終わりかと思いきやこんなことはたいしたことではないのです。ラスボスの戦闘のシーンだったと思います。パーティは非常にピンチに陥りました。ほとんどのキャラが麻痺してしまい、女王様しか戦えない状況になってしまいました。女王様は前線に出て、ひ弱な力で戦わなくてはなりませんでした。クリティカルでようやくダメージが行くか行かないかという状況でした。しかし、彼女の一撃に我らパーティーの運命はゆだねられたのです。我々は惜しみなく彼女を応援しました。「女王様〜〜〜!じょ〜〜〜お〜〜〜さ〜〜〜ま〜〜〜〜〜〜〜!」と。彼女もそのエールに答えてか、なかなかの健闘を見せました。むちゃくちゃ周りが熱くなった時、私は気づきました。男だけしかいない空間。熱き女王様コールを送る男たちの集団。どうみても怖いです。私は一瞬、恐怖のあまり逃げそうになりましたが、熱き男達の魂に惹かれ、私も叫びつづけてしまいました・・・・・・・・・「じょ〜〜〜おう〜〜〜さま〜〜!!」と(爆)