Bundler
Bundlerは、アプリケーションに関連するデータベースを束ねるためのツールです。PalmOS 4.0にて追加されたデータベースのバンドルビット属性を設定/解除をおこないます。アプリケーションと同じ creatorIDを持つデータベースで属性の bundle bitが立てられたデータベースは、カード/本体間のコピーや他の PalmOS 4.0のデバイスとの beamにおいてアプリケーションと共に移動するようになっています。この動作を検証するためのツールとして作成しました。
利用できるデバイスは、PalmOS 4.0以上のデバイスです。
ここから downloadできます。
上記のリンクよりダウンロードしたファイル Bundler10.zipを展開して、Bundler.prcを Palmデバイスにインストールする。
Bundlerを削除するだけです。
まず、Bundlerを起動すると、以下のようにアプリケーションのリストが表示されます。
*注意* コピー禁止のアプリケーションや、Creator IDが同じデータベースが存在しないアプリケーションは Bundlerのアプリケーションリストには表示されません。上記の Jナビの場合には、次のようにコピー禁止の属性を外す必要があります。以下は Filezというツールを利用しています。Jナビは、Filezでは Jrtraという名前で表示されますので選択して Detailボタンを押して Attributesタグから Copy Protectのチェックボックスを外して Saveボタンを押して設定します。
さて、Bundlerの起動画面に表示されるアプリケーションの名前の後ろの数字は、バンドル属性の付いたデータベースの数と、Creator IDが同じデータベースの数になっています。この2つの数字が同じ場合には、Creator IDが同じデータベース全てにバンドル属性が設定されていることを示しています。アプリケーション名をタップすると、Creator IDが同じデータベースのリストが表示されます。データベース名と Type ID, それにサイズが表示されます。データベース名をタップすると左端にチェックマークがトグルで表示されます。チェックマークが付いたデータベースにはバンドル属性が付加されていることを示します。すべてのデータベースにチェックをいれると、アプリケーション名に続く数字は以下のように変更され、全てのデータベースのバンドル属性が付いたことを示します。
それでは、関連するデータベースにバンドル属性を付けたアプリケーションをカードにコピーしてみます。
バンドル属性を付けていると、この Jナビのコピーで、関連する2つのデータベースもカードにコピーされます。
検証のため、本体メモリから Jナビを削除してみます。
アプリケーションのカテゴリからカードを選択します。先ほどコピーした Jナビが確認できます。これをタップしてカードから実行すると、バンドル属性を付加したデータベースも共に起動前に本体にコピーされるため、問題なく起動して Jナビを利用することが可能となります。
このように、Creator IDが同じデータベースを利用するアプリケーションの場合には、バンドル属性を設定することによりカードからの実行に対応できるようになります。以上の機能は PalmOS 4.0から追加されたため、古い PalmOSでは利用できませんので注意ください。
以上のように処理が大変なので、自動化しないと初心者には難しいですね。
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