チリもつもれば
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チリの食ひもの


フードイメージ図18kb


海外の生活で一番興味があるのはなんと言っても食べ物。
チリでは果たしてどんなものを食しているのでしょうか。
と言ってもそこは「チリもつもれば」。
ガイドブックには載っていないどうでもいいような情報を一挙掲載!
















★露地もの情報
(最新書き込み97年12月30日、不定期更新中)
何とチリの野菜や果物は露地栽培らしい。つまり出回り時期を逃すと次のシーズンまで食べられないという事だ。 これは一大事!ということで現在何が出回っていて、なにが市場から消えたかを、チリつも@妻の協力の下随時更新中。97年11月からは表形式になってぐっと分かり易くなった。

表の見方
◇ 上・下 → 各月の上旬・下旬
◇ ◎ → 出始め確認
◇ ○ → 出回り時期
◇ ● → 見納め時期
◇ × → 出回っていない時期

調査対象期間 : 97年9月〜97年12月
更新時期   : 97年12月下旬

食べ物の名前 値段
(ペソ)
1月2月 3月4月 5月6月 7月8月 9月10月 11月12月
米チェリー 1990/Kg × ×
チリモヤ 990/Kg ×
メロン 590/個 ×
すいか 1800/1-4切 ×
黄桃 990/Kg ×
すもも 1090/Kg ×
アスパラ緑 690/15本 ×
アスパラ白 1190/Kg × × ×
うに 500/個 × × × ×
あわび 調査中


(過去の路地もの情報)



ごく普通のチリの食生活


★鮭(97年9月15日)
 チリは鮭がうまい。それもそのはず、日本の水産業者がこぞって養殖を南部でやっている。もう10年以上なると記憶している。そのほとんどが日本への輸出向けなのだが、おこぼれ(?)がサンチャゴ市場でも出回っている。探せばかなり新鮮な物も手に入る。日本人が経営している魚屋さん(Agua Vivaという)ではイクラも手に入る。丁度桃屋の江戸むらさきを一回り小さくした瓶に入って2,000ペソ。日本よりは安いだろう。

★コーヒー(1)(97年9月15日)
 缶コーヒーというものがチリには存在しない。道をふらふらと歩いていて、ふと見かける、どこにでもある自動販売機で「じー、がらがらごっしょん」と缶コーヒーを何気なく買う…それが日本の典型的風景といっても過言ではない(ちなみにその自動販売機があまり盗まれないのも日本らしい)。Bossだ、SantaMartaだ、微糖だ、おまけに松田優作だと、そういう出会いの場がないことは非常に寂しい。
 が、ついに見つけてしまった。コーヒー飲料。残念ながら缶ではないけど、牛乳売場に並ぶ、紙パックに入ったあの姿はまさしく「コーヒー牛乳」ではないか!農協の、森永の、果ては銭湯でのんだ瓶入りのあのコーヒー牛乳達が走馬燈のように…(>おいおい大丈夫か)。
 迷わず、200mlミニパック6個入りの束を買う(迷わず、と言っておきながら1.5Lの大型パックが買えないのが小心者だ)。ミニパック一つ130ペソくらい。期待と不安の入り交じる中、一口…、?…ああ…

 はずれ

   これはコーヒー牛乳じゃねえ!コーヒーの味を付けたただの牛乳だ。昔給食の時に出てきた、粉コーヒーを牛乳の中にいれて飲むヤツ、あれに似ている。
 コーヒー牛乳はまだまだ日本のように独立したカテゴリーで地位を確保はできていない。乳飲料の一派生商品として扱われているようだ。姉妹品にバニラ味、バナナ味、イチゴ味、チョコレート味もある。イチゴ味も試してみたが、こちらは日本のそれに似ていて結構いける(すごく甘いけど)。

★コーヒー(2)(97年9月15日)
 レストランで食後にコーヒーを頼むと、わりと良いところでも平気でインスタントの粉コーヒーとお湯を持ってくる。「本当の」コーヒーという意味で「Cafe Cafe」(カフェカフェ)と言わないとこのインスタントを飲まされる羽目になる。親切なレストランなら、メニューに"Espreso"、"Capchino"、"Cortado"(コルタード、ミルクが少し入ったもの)と並んで"Nescafe"と書いてある。


★日本からチリへのお土産(97年4月28日)
 日本へ里帰りした。でやっぱりチリの会社の従業員達にお土産ということになるんだが、これが難しい。日本にいて、どこか海外に旅行したとするとその土地の風景のあしらってあるチョコレートとか、クッキーとか「義理土産」定番商品ってものがあってそれなりにあたりもつけやすいのだが、今回はちょっと事情が違う。「チリ人」に、「日本のお土産」だ。いくら日本が遠い国だって言っても、間違ってもフジヤマをあしらった手ぬぐい何ぞ買って来てはいけない。そんな「いかにも」的品物はもう誰も欲しくない。「お土産楽しみにしてるね」との声にプレッシャーを受けつつ、しかも相手は(会社の従業員の数のこと)は30人。そんなに費用もかけるわけにはいかない。

 「やっぱ食い物かなー」

 プレッシャーを受けている割には安易な路線を行くことにした。が、日本の「土産菓子」って値が張る割に量が少ないし、何と言ってもあの過剰包装は渡航者向けでない。かさばるものは大敵なのだ。個人的には「銘菓ひよこまんじゅう」なんて「そそられる」一品なのだが。うーむどうしようか、と考えていた矢先、ふとひらめいた。日本に一緒に行った、我社の従業員の奥さん(彼女は正確に言うとペルー人なのだが、この際細かいことにはこだわらないことにする)が、

 「日本のお菓子って、どうしてこんなにおいしいのっ」
と感動してポッキーを食べまくっていたのを思い出す。

 「今回は一般菓子で攻めてみよう」と決心したのはこの時だった。で、近所のスーパーで買った品々。
 ポッキー(各種)・コアラのマーチ・たけのこの里・きのこの山・いちごミルク等飴各種。

 スーツケースのスペースが許す限り詰め込んできた。せんべいとかおかきとか、日本独自の食べ物は好き嫌いがあるといけないので、万人受けするチョコレート菓子とキャンディーで落ち着く。これを「日本らしい土産」と呼ぶかは議論の余地があるだろう。でも皆が望んでいるものはもらってうれしいものだ。きっと家族にもおすそわけなんぞして「ほれ、これ今日、日本の土産っていうんでもらってきたんだ。」 ってことにもなるだろう。「ね、うまいでしょ? 日系企業に勤めてちょっとラッキー」のひとことでも言わせたいではないか。そりゃ個人的には「わさびせんべい」とか「チーズおかき」とか買ってきて食ってるときの反応とか見てみたいけど、「キワもの」ははずした時、あとのフォローに困るので今回はやめておいた。

 それで気になる結論は? おかげで皆から相当喜んでもらえた。もちろん似たような菓子はチリにもいっぱいある。が、ご想像の通りどれも概して甘すぎる。日本菓子の甘さを押さえた(うちらには充分甘い菓子だが)、控えめの味が受け入れてもらえた。ほっと一安心。実はえらく安上がりだったことが私は一番うれしかったりして。

 一番人気はダントツでグリコのポッキー(レギュラー)。明治のラッキーも可。
 皆さん、海外へのお土産の新しい定番は「一般菓子」ですぜ。


★チリの炭酸飲料(97年3月3日)
 今「クアトロ」という新しいタンサンがうけている。コカコーラ・チリが鳴り物入りで導入しただけあってテレビ・雑誌・店頭販売と怒濤の宣伝ラッシュであっと言う間に認知度90%と確保(「クアトロ」という飲み物を知っているかとの問いに「はい」と答えた人の割合)。シェアも単品で4%を越えたらしい。

 缶のデザインは銀を基調に青と緑の切り返しのデザイン。ちょっと見にはスポーツ飲料のようなデザインだ。「クアトロ」という名前がどこか飲み物離れしているところといい、コカコーラという”血統”のよさも手伝って「都会派飲料」を意識したコンセプトになっているようだ。速報値では発売3ヶ月で早くも6%のシェアを獲得した模様である。

 で、早速買って飲んでみた。…が、なんということもない。味は缶に書いてある通り、ただの炭酸グレープフルーツ味だ。そしてやたら甘い。「都会派飲料」のコンセプトががらがらと崩れてゆく瞬間だった。今時甘い飲み物が流行らない日本の飲物界からみると勘違いもはなはだしい作品だが、こっちではこれくらい甘いのがいいらしい。

 ペットボトル入りも売っているが、こちらは透明のボトルに黄色とクリーム色の中間のような中身丸見えでいかにもまずそうである。だったら最初から「ファンタ・グレープフルーツ味」という庶民的なコンセプトで売り出せばいいところだが、こっちで「FANTA」というと一種類しかなく、オレンジ味を指すのでこ の名前が使えなかったらしい。「無理に背伸びをしたタンサン、クアトロ」…、そんなところだろうか。


チリの炭酸飲料シェア(96年10-11月・クアトロ導入前、ニールセンチリ調べ)
コカコーラ 45.5
ダイエットコーク 2.9
ファンタ(オレンジ) 11.2
スプライト 8.9
ダイエットスプライト 1.2
チェリーコーラ 0.1
コカコーラ系合計 69.7
ペプシ 4.2
ペプシMAX 1.2
ダイエットペプシ 0.4
セブンアップ 0.8
ダイエットセブンアップ 0.1
ペプシ系合計 6.7
クラブソーダカナダドライ 2.4
カナダドライジンジャエール 2.9
カナダドライトニック 0.4
カナダドライ系合計 5.7
その他ローカルのよくわからんやつ 7.9



チリにないもの(最新書き込み97年1月16日、不定期に増殖していく欄です)


チリにあるもの(最新書き込み97年4月28日、不定期に増殖していく欄です)


チリの外食産業 (1月25日最新書き込み)
 もとすかいらーくでバイトしていた夫(もう10年近くも前の話ですが)、 いまだに(!)回転看板やら、ランチ○○円ののぼりが恋しい人間です。が、し かし!チリにはいわゆる「ふぁみりーれすとらん」(以下FR)がありません。 地場の肉チェーンレストランやファーストフード店はたくさんありますが、メキ シコですらたくさんあったFRが無いなんて…。

 (余談:メキシコにはあの「Denny’s」があります。見た目は日本や アメリカのそれと全く一緒、でもメニューはメキシカンも入っていてローカル色 満点、味は3つぺけ(笑)とオチがついてますけど。ローカルのFRと比べて客 の入りがよくないし、そのうち撤退するかも。)

 ならば手始めにファーストフード(以下FF)からいってみましょうか。飯 のまずいチリで(これほんと。詳しい話はいずれするとして、ほとんどの日本人 駐在員の意見の一致するところです)、昼飯にそんなに時間がとれないのにFR もない、となると自然に足が向くのがFFです。日本でもなじみのあの店、この 店があります。


リサイクル (12月27日書き込み)
 清涼飲料水のボトルで、リサイクルをやっています。ビンではなく、ペット ボトルの分厚くなったやつです(ミネラルウォーターの中にはリサイクル「ビン 」もあります)。

 預かり補償金が350ペソと高く、リサイクル率はいいようです。日本と同 じようなペットボトルは使い捨てで、その分割高になっています。例を挙げると 、リサイクルボトルのコカ・コーラ2リットルなら600ペソくらいですが、リ サイクル不可のものだと800ペソ近くになります。

 ボトルがプラスチックの材質なので、傷がひどく、ボトルの表面全体が傷で 白っぽくなっています。リサイクルが何度もされたベテランペットボトルはそれ はそれは中身まで汚そうで、買うのに二の足を踏んでしまいます。でも、環境の ため目をつぶって、リサイクルボトルの方を買うようにしている私たちです。


チリモジャを食すの巻 (12月15日書き込み)
チリでチリモジャ。なんかシャレのようですが12月までチリモジャが出回り 時期でした。チリに来て生まれてはじめて食べました。ご存知の方もいらっしゃ るかもしれませんが、一応説明まで:

  1. 果物です。見るからに亜熱帯・熱帯系っぽい。原産はペルーらしいが、日本で 見たことがない。東南アジアでもとれるのか?
  2. 外観。大きさはソフトボール大。黄緑色をしていて多少でこぼこしている(写 真が載せられなくてごめんなさい、ぐすん)。とりたては固いが、食べ頃になる とアボガドのように押すとややへっこむ(話はそれるがスーパーでチリの主婦が チリモジャの品定めをしていた 見ていると、匂いをくんくんとかいでみたり、 ふったりしていた。ひょっとして何か秘密の選別法があるのだろうか?)。
  3. 中身。包丁ですぱっと割ると真っ白な果肉。やや繊維質があるが果肉はパパイ ヤ状。白といってもややクリームがかった白で、種は大きめで丁度柿の種(おつ まみの方ではない)に似ている。
  4. さて肝心の味。うまい。ややすっぱいが独特のさっぱりした甘さと、ぬめり系 果肉のハーモニー(レストランのデザートでは生のオレンジジュースをかけて供 せれる事もある)。嫌いな人は大嫌いかも、この感じ。ミキサーにかけてジュー スにしても良い。特にチリモジャとオレンジのミックスジュースは絶品。
  5. チリモジャ関連食品。チリではいたってポピュラーな果物ゆえ、「チリモジャ 入りヨーグルト」やチリモジャ味アイス」が当たり前のように通年商品として売 られている。
  6. 出回り期。10月から12月まで。今年はついにスーパーから姿を消してしま いました。来年までさようなら(12月31日のつぶやき)。(T_T)



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