足尾銅山の宿



足尾銅山はとても行きたいところのひとつだった。
梅雨が明けていない6月に泊まりに行った。
楽しくて不気味な銅山の観光も印象的だったし、
以前栄えていた街っていうのも非常に味わいがある。
はじめ宿は街中の宿を予約していたのだが、
見た目があまりに貧相だったので、宿の人に
別の宿を紹介してもらった。
そこにはどうやら温泉もあるらしい。
さっそくいそいそと紹介された宿(ここの別館)
に行った。
で、部屋に案内されただが、なんと!
まず、布団がひきっぱなしであった(万年床?)。
部屋はいわゆるスイート(2部屋)なのだが、
暗い布団部屋に真っ赤な綿の布団が引いてあり
枕が二つ置いてあった。
布団を上げる習慣がないのか、梅雨だから
やってもしかたないと思っているのだろうか?
主人はテレながら、その布団部屋を見せてくれた。
まず、それにおどろいたのだが、次に
部屋の網戸はすべて壊れていた、また部屋の
水道はくもの巣がかかっており、ひねっても
ほこりしか出てこなかった。
さらにカビのにおいも凄い。
とりあえず、疲れていたので昼寝をした。
そこからの景色は絶景だ、川のせせらぎも眠気を誘う。
濃くなりつつある新緑が美しい。。。。
なのだが、窓を明けていると
蜂やら蟻やらが入ってきてしまう。
うっかりすると谷底におちそうなくらいの位置に
部屋があって、こわれた網戸ががたがたと揺れている。
うっかり落としたらどうしようなどと
つまらない心配までしてしまった。
結局、泊まらずに夕食だけ食べて帰ってしまった。
食事だけで一人3000円だったかなあ。
温泉には入ればよかったな。
年を取ったらもう一度あの宿へ、、、の思いは強い。
今度は泊まってやるぞ。


このホームページのホストは です。 無料ホームページをどうぞ!