北海道牧場見学のコツ

車がある場合一番安いのは北海道に船で車を持ち込む方法です。 ルートは東京を中心に考えますと高速代、ガソリン代等も考えて新潟(直江津)からが安いです。 ただし往路は時間が夜23時発、着17時なので丸一日無駄になります。 そこで、青森〜函館、八戸〜苫小牧、というのが往路での選択支になるわけですが、 ここで以下の注意が重要になります。注意を守らないととても疲れる旅行になります。 船で北海道に入る場合のコツ 船は2ヶ月前から予約できます。日付に関する計画は2ヶ月前には立てときましょう。 短い時間しか船に乗らない場合は必ず個室を選ぶこと。 2等大部屋だとぐっすり寝られずに痛い目にあいます。私としては特等か1等を薦めたい。 ここで金をけちってしまうとあとがつまらなくなります。 2等の客は人間扱いされません。船の添乗員は乗せてやっているという 気持ちしかないのでぜんぜん悪びれていません。客に対する対応はどのサービスよりも低いです。 少しでもプライドの在る人間にはあの対応は耐えられないでしょう。 八戸〜苫小牧のベガ号は完全に家畜扱いでした。正式に東日本フェリーに抗議したいほど。 ロビーは煙草臭いし、大部屋はいつまでも大声でしゃべっている酒飲みおやじが占領しているし、 でとにかく個室に逃げる以外に寝る手段はないような気がしました。 長時間船に乗る場合は何とかなるかもしれません。がやっぱり個室に限ると思います。 以上 最低2等寝台は確保せよというのが旅行で得た教訓です。 牧場見学のコツと注意 当たり前の注意点はおいておいて、ここではコツだけを紹介します。 私はわざわざ東京から電話帳、牧場見学ガイドなどを利用して 連絡したのですが、結果からいうとそれはあまり意味を成さないと思われます。 準備としては見たい馬をリストアップしておくこと。 見たい馬のいる地域が分かればそこまで調べておく。 それで十分と思われます。 何よりも大事なのは 最初に案内所(日本軽種馬協会)へいくことです。 ここにはいろいろな情報があるので、絶対に最初に行くべき。 電話が不要なことも多いです。また、電話をすることが迷惑になるケースも多いことにも注意が必要です。 電話連絡要の場合は電話番号も教えてもらえる。 また、軽種馬協会には有名な種牡馬がたくさんいます。 (今年、白老にクリスタルグリッターズ、ドクダースパート 一昨年は鹿児島にマークオブディスティンクション、ハクタイセイらがいた。) まずここに立ち寄り、資料をたくさん(プリントアウトしてくれます。)頂いて、 いったん退散、電話で確認をし、ゆっくりと計画を練るのが一番効率が良く、牧場の人にも迷惑をかけないでしょう。 どんなにこちらが馬に対して思い入れがあったとしても、牧場の方から見れば ただの迷惑な観光客(野次馬)にすぎません。 私も注意が足らず、予約をしてなかったためセキテイリュウオーには会えませんでしたし、 吉田牧場(フジヤマケンザン)には電話したら若いお姉さんが出て丁重に断られました。 東京から電話したときはおばあさんが出て、「重雄が種牡馬持ってるから。見せてくれるよ。今どこ?」 という対応だったのでいつでも見れるのかな?と思っていたのでがっかりしました。 イーストスタッドではむちゃくちゃ怒られました。 (時間に10分ほど早く着いたのと、駐車場の看板を見誤って違う場所に車を入れてしまったことが原因です。) こちらは看板の意味がわからなくて間違って違うところに入ってしまったのですが、 そんなことは牧場の人には関係ありません。危なくてもいったん路上駐車をし、 看板を注意深く見る必要がありそうです。読んでも意味がわからない場合もありますが、 たいていは分かります。なにも看板が無い場合は、牧場の人が出てくるのを待つかして、必ず声をかけましょう。 怒られたおかげで私の妻は、牧場の人に声をかけるのも恐くなってしまいました。 馬にえさをやったわけでもフラッシュをたいたわけでもないのに怒られるケースがあるのです。 私はイーストスタッドには電話連絡もしています。その際に、時間さえ守れば予約は不要と きいていたため、時間を守ったつもりでした。が参照したガイドの時間が間違っていました。 日々見学時間は変わる可能性があるのでガイドのせいには出来ません。 こんなトラブルも案内所に最初に行っていれば避けられたと思いました。 本来は牧場の人たちは親切だと思うのですが、無礼な見学者が増えたせいで、 気が立っている人もいます。彼らからみればみな同じただの観光客です。 静内とか浦河とか町の観光として馬を宣伝していますが、実態とは異なっています。 サラブレッドロードなどという看板にのせられず、決してうかれないことが大事です。 静内、浦河を子馬を見ながらドライブしているとついついうわついてしまいがちですから。 私の意見ですが、 予約無しで見せている牧場、スタリオンが多いようですが、それはやめてほしいです。 千歳のノーザンホースパークを観光する感覚できているような人もたくさんいるようです。 また、馬の恐ろしさを知らない人もいるわけですから、自由に見せる場合は柵をしっかり作ってほしい。 乗馬馬と種牡馬で気性がぜんぜんちがうことなど当たり前なのに、なでなでしたがる人が結構います。 例えばレックススタッドにフレイズという馬がいたのですが、すごくいたずらっぽい目をしていて、スキあらば 噛み付いてきます。私の妻は帽子を二度も噛まれそうになりました。 (私はそんなフレイズがとても気に入りました。) トラブルの原因は見学者だけにあるとはとてもおもえません。 牧場見学お勧めポイント CBスタッドの午前中の放牧見学なら、あの偉大な父に会える。 ナリタブライアンの向かい側に父ブライアンズタイムがいます。 ナリタタイシン、マイシンザン、マーベラスクラウン、しぶめのところではシルクグレイッシュなどもいます。 見学の案内をする牧場の人がとても厳しくてGOODです。 道道1025号線沿いの風景 静内地区は海沿いのメインの国道よりも1つ山に入った景色の方がもっと美しいです。 馬ものんびりとしているように見えます。 お薦めの宿 静内ニチイ裏に今年出来たばかりのアパートタイプの宿 サンスポット 1泊2食付きで5500円 湯沸かし、風呂、トイレ、テレビ、扇風機付 何しろ清潔なのが一番大事だと私は常々思っていますので、 古い旅館、民宿のにおいには耐えられません。そのため、 ビジネスホテルかキャンプがほとんどなのですが、ここは清潔で良いです。 部屋は普通のアパートと同じで完全に分離されています。 部屋の雰囲気は仕事を持つ女の部屋に転がり込んで勝手に同棲しているぷー太郎がいる といった雰囲気です。(なんのことやら、つまり清潔だけど二人で暮らすには狭いっちゅうこと) 朝食、夕食ともありきたりの刺し身とかてんぷらではなくて、 長期滞在者向けなのか健康に気をくばった野菜たっぷりの家庭料理が食べられます。 食事のお供に冷たいビールも持ち込めます。 歩いて1秒の所にある自動販売機で缶350ccが250円と安値(ほぼ定価)で買えます。 お薦めの温泉 (泊がキャンプの場合特に有効。) 三石温泉 三石の海岸沿いにある。 併設のレストランはシーフードカレー(800円)が良い。ごはんよりも シーフードの方が多いので、迫力があります。 温泉は本物なので5分も入れば2〜3時間は熱が冷めません。 寒い日にキャンプなんて時には最適なのではないでしょうか? 400円。 (少し遠いが)アポイ山荘温泉 様似からちょっといったところ。 今年出来たばかりのぴかぴかの宿。 温泉かはわからないがとにかくきれいで清潔。 露天風呂からの山と海の見える景色は絶景。 400円。

牧場で見た印象的だった馬たち

ビワハヤヒデ 北海道に入りまず最初に見に行くのが門別のビワ。 今回は結構近くに来てくれたのはいいのですが、遠くを見る目つきをしたかと思うと ○○ポがみるみる大きくなり、目が潤んできて、動きがとまってしまいました。 今年つけた牝馬達でも思い出して反芻していたのでしょうか? オグリローマン、ホワイトナルビー一家 お嬢さん猫が子どもの面倒を見ないというのを最近知ったのですが、 ローマンがまさにその典型のような気がします。 牝猫には子どもを産んでからも母(おばあさん)と一緒に暮らしていると 面倒も見ないし乳もやらないのがそうです。(全部ばあさんにやってもらう。) ローマンもまるで子どもには無関心にみえました。 母というよりは友達どうしといった感じの関係に近いのでしょう。 まだ白くなっていない銀色の馬体には母の風格というよりお嬢さんという風情があり、 とてもミズミズしくてGOODでした。 彼女らには長いこと遊んでもらったのでとても感謝しています。 ノースフライト 印象には残らなかったが環境はばつぐん。 最初のお相手だったノーザンテーストとそっくりな母がいて面白かった。 ダイユウサク 今年はいったい何頭とつけたのだろう? 八木牧場の方には聞きそびれてしまった。 ここのメインは馬の川渡りのようですが、種牡馬もたくさんいます。 (ノーアテンション等々) 道路を挟んで向こう側にみえる牝馬をずっと見つめていた。 しばらくすると向こう側の牝馬もこちらをむいてついに見つめあってしまった。 すると牝馬のそばにこどもがやってきた。見つめ合いはそこで終わった。 となりの栗毛の種牡馬(名前不明)がうらやましそうにこの2人を見ているようにみえました。 キヨヒダカ デュナムキングもマイネルグラウベンもいなくなった浅川牧場にいる。 今年で20歳だそうだが力がありあまっているといった雰囲気でとても元気だった。 ワイルドな雰囲気がある。今年は2頭だそうだが、産駒にはがんばってほしい。 カモマイルがたくさん生えていてとてもいいにおいのする牧場だった。 ドクタースパート ご存知道営のヒーロー。社台まで見学に行ったら出身を聞かれてしまった。 「わざわざ埼玉からねえ。」 私は妹の万馬券娘ドクターエチュードを知っていたから見学に来たのですが。 今年は2頭とつけてどちらもとまったとのこと。ついでにクリスタルグリッターズも見学できた。 ランニングフリー ここは大変だった。看板がほとんど目立たない。ので、なかなか見つからない。 やっと見つけると、最初に出会ったのはリドヘイムだった。 真っ黒な馬で柵の外側におじいさんの犬がいた。無論はじめはどなたか分からないので、 「これがきっとランニングフリーに違いない。ところで毛色って覚えてる?」 「そういうことにしておこう。たしかに立派な体だし、種牡馬であることは間違いない。」 などと夫婦で話ながら観ていると牧場の人が歩いてきたので本物のフリーに案内して もらいました。立派なダートコースの横にいました。 足元も悪くなさそうで元気そうでしたが、呼んでもこちらには来てくれませんでした。 イクノディクタス すごい食欲。でもサービス精神も旺盛ですぐに近寄ってきてくれました。 食欲についてですが、柵の外のかぼちゃの葉っぱ?のようなでかくてごつい毛の生えた 葉っぱでもがんがん食べていました。そんな葉っぱを食べる馬ははじめてみました。 子供もイクノそっくりの栗毛(父アルカング)で出てきたら応援したいですね。 この大迫力が伝われば大物になること間違いなし。 オジジアン 外国の種牡馬のすごいところは完全に人間をしかと出来るところかもしれません。 それと草を食むときと脚を地面に叩き付けるときの音の大きさ。オジジアンもシアトルダンサーも すごい迫力で草を食っているのでとても声を掛けられるような雰囲気ではありませんでした。 ジョージモナーク、ダイナガリバー やる気がなさそうだった二人。 ぼーーーーっつとしていてかわいいのですが、大丈夫?と声を掛けたくなりました。 草にも興味がないし、人にも興味がないし。。。 でもブライアンズタイムもやっぱりぼーーーーっつとしていたから関係ないのかも。