アラスカ暮らし

アラスカ暮らし


目次

州の鳥は蚊・・・
真昼に見えるオーロラ?!
寒い冬には何を着る?
イクラは食べないアラスカン
アラスカはアメリカで一番安全な州?
人の頭もおかしくなる暗〜い冬
トイレは外
水道なし
シーフードは高い?
真冬に半そで短パンのアホ
犬ぞり通学、アザラシ狩りのうわさの真相
ドアも凍りつく寒さ
オーロラは真冬より秋が良い?
恐るべし、ヘラジカ!



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このページは「親分から見たアラスカ」というテーマで、私が勝手気ままに 思ったこと感じたことを書いています。(笑)「でもこれは絶対に違う!間違ってる!」と思われた方は、ご遠慮なくメールかBBSの方でお知らせください。

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州の鳥は蚊・・・

アラスカ州は蚊で有名ということは日本では意外と知れられていない。アラスカ州の州鳥は蚊だとさえ言われるほど(本当の州鳥はライチョウなのだが・・・)蚊が多い。そして強力!日本の蚊よりもひとまわりぐらい大きく、ジーンズの上からでもらくらく刺されてしまうこともあるそうだ。とにかく、アラスカの蚊はひどい、の一言に尽きる。夏の散歩は拷問に近いものがある。私は常に蚊よけスプレーを体中に吹きかけ、長袖を着、帽子をかぶる。なるだけ肌を出さないことが肝心なのだ。家を出て数分もしないうちに蚊の大群がぶ〜んと寄ってくる。蚊が大嫌いな私は気が狂いそうになるほどだ。

これほど蚊に悩まされているアラスカなのに、日本で使うような蚊取り線香や蚊取りマットのようなものは売られていない・・・。これは私にとってはアラスカ七不思議のひとつ!蚊よけキャンドルなるものや、蚊よけランプのようなものは売っているのだが、それらすべてに「室内では使用しないでください。」とか「アウトドア専用」と書かれているのだ。じゃぁ、室内の蚊はどうやって殺せばいいんだよ〜!?とキヨシ君に聞くと、「室内に入れないようにする。」とか「蚊帳を使う。」とか、そんな答えばっかり・・・。やっと日本人の友達から手に入れた蚊取り線香をたいたら、キヨシ君に「そんな体に悪そうなものやめてよー!」と猛反対されてしまった。

アラスカン達よ、蚊対策は本当にこれでいいのか?

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真昼に見えるオーロラ!?

北半球で最も明るいオーロラがみえる町として有名なここ、アラスカフェアバンクス。なんと1年のうち、243日もオーロラ現象が起きているという。(ただし白夜の季節は肉眼では観測できない上、冬期でも雲がかかると地上からは見ることが出来ない。)しかしこんなフェアバンクスでも、さすがに昼間にオーロラが見られるとは、想像もしていなかった親分なのだが・・・

2001年、元旦。当時ただのボーイフレンド(笑)だったキヨシ君は、白状にも自分だけ実家に帰ってしまい、私は大学の寮で一人寂しく冬休みを過ごしていた。「今日は元旦!初詣に行きたいけど、フェアバンクスに神社ないしな。でも一人で部屋にこもっているのはやっぱり悔しいし・・・」と言うわけで、大学の裏のスキートレイルに、紅茶を入れた魔法瓶を持ってお散歩に出ることにした。もちろん真昼間。でもマイナス20〜30℃ぐらいはいってたと思う。

お散歩の途中、ちょっと一休み、と思って紅茶を飲むために顔を上に向けたその時!なんか雲が緑色なんですけど・・・おかしいなぁ〜、と思ってその雲をジーッと見つめていたら、その薄緑色の雲がゆらゆらとカーテンの様に動き出したのだ!

興奮した私は寮に戻り、速攻キヨシ君に電話をしてその薄緑色の、ゆらゆらと動く雲について説明してやった。キヨシ君いわく、彼も「昼間見えるオーロラ」については、聞いた事はあるらしい。でも彼自身は生まれて一度も見たことない、って言ってたけど。どうやら、ものすごい明るいオーロラ現象が起こった場合に限り、まれに昼間でもその色が肉眼で見えることがある、という話。貴重な体験しちゃったよ〜!

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寒い冬には何を着る?

デゴッチさんから「そんなに寒い冬には、いったいどんな服装をして暮らしているのか?」という疑問が寄せられたので、BBSの方でも少し説明させていただいたが、せっかくなのでこのページでもお話しておこうと思う。フェアバンクスの真冬の気温は、たいてい−20℃前後である。しかし下手すると−40℃、50℃まで下がってしまうこともある。−50℃って、いったいどんな寒さなの?想像がつかない!という方の為にまずどんな寒さなのかをご説明したいと思う。

そこまで下がると、さすがに外を歩いているだけで、皮膚の露出している顔と、太ももが痛くなる。そしてもちろんまつげも凍る。これは白いマスカラをつけている渋谷の女子高生のようで、ちょっとかわいい感じがしないでもないが、困ったことに鼻毛も凍ってしまう。もちろんキヨシ君のひげも白くなる。以前、メガネをかけて外を歩いていて、メガネにごみがついたのでふっ!と息を吹きかけてごみを飛ばそうとしたら、吐いた息の水蒸気がそのままメガネのレンズに凍り付いてしまい、学校に着くまでくもりメガネのままで歩かなければならない、という惨めな体験をしたことがある私です。それからこの間いつもの様に大学でシャワーを浴びて、駐車場にとめておいた車にたどり着くまでの短い間に、なんと私の髪の毛がカチカチに凍ってた。そしてそんな寒い日には、息を深く吸い込んだだけで咳き込んでしまうのだ!

そんなに寒いアラスカで、人々はいったいどんな格好をしているのかというと、これが意外と、結構普通。室内は常時暖房でぽかぽかなので、室内では真冬なのに半そでやタンクトップを着ている人も少なくない。(ちなみに、キヨシ君も半そで派)外に出るときだけ、その上にフリースやトレーナー、そして暖かいパーカ、ジャケット等を羽織るのだ。

私は、たいてい−20℃を目安に、下ズボン(笑。でもラクダじゃないから許して。)をはくかはかないかを決めている。上は、重ね着すればたいてい平気。あと、帽子はかなり重要なので、必ず耳が隠れるものをかぶるようにしている。

ちなみに、こんな寒さのなかでも、半そで単パンで外を歩いているあほが多数いるが、そんな素敵なアラスカン達については以前書いたので、以下を読んでください。

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イクラは食べないアラスカン

こんなにサーモンで有名なアラスカなのに、アラスカンはイクラを食べないらしい、という事実に、私は正直かなり驚いた。去年うちの大学に交換留学生として北海道から来ていた子から、一度イクラの醤油漬けをおすそ分けしてもらったときのことである。「この間、ホームステイさせてもらってるところのお父さんとサーモン釣りに行ってきたんですよー。でもそのサーモンさばいてるときにお父さんがイクラを捨てようとしてたんで、”ちょ、ちょっと!何してるんですかっ!”って言って、あわててもらってきて、自分で漬けたんです。こっちの人はイクラ食べないんですね〜。」彼も相当驚いていた。聞いたところによるとアラスカネイティブの人々はイクラを食べることがあるらしい。でもまだ私はイクラを食べるアラスカンには一人も出会ったことがない。

ちなみに、そのもらったイクラをほかほかのご飯にのせておいしそうに食べる私を、キヨシ君はものすご〜く心配そうな顔で眉をしかめてのぞきこんでいた。「ねえ、それ、生でしょ。しかも、魚の卵だよ!」でも必ず一度はなんでも食べてみるという好奇心旺盛なキヨシ君。去年日本に連れて帰った際にも、漬物からなんと納豆まで、なんでもトライしてうちの親に「えらいっ!」とほめられていた彼なのだ。(ちなみに納豆はぜんぜんオッケーだったキヨシ君。ホントに?くさくない?と疑う私に「そんなことないよ。コーヒーみたいなにおいで、おいしいよ」と言っていた。コーヒーって・・・それは違うんじゃないか?キヨシ。)キヨシ君はイクラご飯を食べて一言。「なんか、口の中でプチッってつぶれて、ぬるぬるが出てくる〜〜〜〜・・・」納豆OKな彼もさすがにイクラは食べられないのであった。

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アラスカはアメリカで1番安全な州?

海外旅行にも行ったことの無かった私がアラスカに留学に行く!と言い出したとき、さすがにうちの親も心配した。「鉄砲で打たれたらどうするの?」と心配する親を説得するために私は「地球の歩き方〜アラスカ〜」の中で見つけた1文を何度繰り返したことか。「アラスカはアメリカの中でも一番安全な州だと言われています・・・」

アラスカ大学の寮に住んでいた当時、私はキヨシ君にその話をした。キヨシ君は目を丸くして「冗談でしょ!本当にそんなことが書いてあったの?」とかなり驚いていた。そしてその1文を信じていた私に呆れ顔、という顔で言った。「そんなの絶対にうそだよ。毎年、どれぐらい殺人事件が起きてるか、ニュースや新聞を読んでごらんよ。気をつけないとダメだよ。」

私が信じきっていた「地球の歩き方」はどうやら間違っているらしい。アラスカに住む友達にこの話をするとみんなキヨシ君の見方をするからだ。アラスカといえども、アンカレッジなどの都会や、このフェアバンクスでも、ダウンタウンなどのエリアは一人でうろうろしてはいけないよ!と口をすっぱくして言われる。極めつけに、なんと私が当時住んでいたその寮で、大学生の女の子が数年前に殺されてバスルームに放置されていたという事件が起きていたらしいのだ!しかも私が住んでいた、その階に!ということは、私はそのバスルームでなにも知らずにシャワーを毎日浴びていたことになる。

さすがにその事実はしばらくうちの親には教えることが出来なかった親分なのである・・・

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人の頭もおかしくなる暗〜い冬

本日、2002年12月8日、ここフェアバンクスでは日の出時刻午前10時47分、日没時刻午後2時44分。午後3時前に日が沈むって、どういう事なんでしょう?まったく納得がいかないが、それがここアラスカ、フェアバンクスの冬。こんなに寒くて、暗ければ、人の頭もおかしくなって当然というものだ。いや、これは冗談でも何でもなく、Seasonal Affective Disorder (SAD)というれっきとした(?)病気。SADとは、10月から4月にかけて症状が出るうつ病の1種で、現在アメリカの人口の約5%が発病しているといわれている。特に発病者が多いのがアラスカ。なぜなら日照時間が極端に短いからだ。

私もそういえばアラスカ最初の冬はちょっとやばかったかも。だって起きてもまだ真っ暗だし、やっと日がのぼったと思えばすぐに夕暮れ・・・って、おいおい、おやつの時間もまだですよ!ってな具合なのだ。親分、今年はまだ大丈夫そうです。

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トイレは外

イニューも言っていた通り、私達の家(小さなキャビン)には室内トイレがない。用を足す時はアウトハウスに行かなければならない。アウトハウスというとちょっとかっこいい感じがするが、要は外便所である。フェアバンクスでは、こうして小さなログキャビンに住み、アウトハウスを利用している人もまだまだ少なくないのだ。言うまでもないが、アラスカの真冬に外便所でうんこをするのは本当に辛い。(でもキャビンに住むようになってからオーロラを見る機会が断然増えたのも事実かも。)

お手洗い

イニューと親分、アウトハウスの前にて。2002年10月。

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水道なし

私達のキャビンには水道が通っていない。水は、5ガロンのプラスチックの入れ物に汲んできて使っている。シャワーは大学で浴び、洗濯も大学の学生センターのコインランドリーを使う。アウトハウス同様、これもまたフェアバンクスでは珍しくない。多分、水道を引くのにすっごくお金がかかるからだと思う。この永久凍土を掘っくりかえして、水道管を、しかも凍らないような工夫をしたうえでひく、というのは大変なお仕事なのだ。自分の庭に井戸を掘ってそこから水をひいている人も多いそうだけど、その方が安く上がるんだろうね。

慣れてしまえばたいしたことはないが、さすがに最初は水道もなしでどうやって食器洗いをすればよいのか、途方に暮れたっけなぁ・・・。

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シーフードは高い?

アラスカと言えば、アラスカサーモンにカニ!さぞや美味しいシーフードがたらふく食べられることだろうと思いきや、それは大きな間違いであった。スーパーマーケットに行ってびっくり!シーフードは日本より高い!そして案の定肉は安い・・・野菜もたいていは暖かいところから空輸されてくるようなので、高いし、全然新鮮ではない。日本でさばの味噌煮やさんまの塩焼きを食べていた頃が恋しい今日この頃・・・

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真冬に半そで、短パンのアホ

アラスカに来て初めての冬。私は半そで短パンのアホが大学構内にたくさん生息している事を知って仰天した。おいおい、−30℃、−40℃まで下がってんだよ!私の鼻毛もまつげも凍ってるし!おかしい、ぜったい頭がいかれているに違いない。

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犬ぞり通学、アザラシ狩りのうわさの真相

親分の看護婦時代の先輩方は、親分はアラスカへ行って犬ぞりで通学し、アザラシ狩りで生計を立てているとうわさしているらしい。言うまでもなく、親分がそんなことをしているわけがない。本当にしていたら、それはそれでちょっとかっこいいな、と思うけど。K藤さん、T口さん、本当に、してないったら、してませんからね!

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ドアも凍りつく寒さ

この間、寒さのため私達の小さなキャビンに一つしかないドアが凍りつき、イニューと私とキヨシ君が一時監禁状態になるという事件があった。凍りついたドアの隙間を溶かして開けたいものの、うちにはドライヤーがない。外便所に行きたい私と、これまた外におしっこに行きたいイニューはパニックに陥り、私は「大家さんに至急電話して助けに来てもらおう!」と半泣き状態に・・・。しかしここでキヨシ君は「ちょっと待って。」とおとなしく黙々と何かを準備しはじめた。なんと、熱伝導のよいアルミホイルをドアの隙間に挟みこみその上から温めたフライパンを押し当てる、という恐るべき方法を編み出したのだ!約10分後、キヨシ君はドアをとうとう溶かして開けてしまったのだった・・・。

いつもはぼーっとしている彼だけど、やはりアラスカ男児!少々の寒さからくるハプニングにも物怖じしないのだ!

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オーロラは真冬より秋が良い?

アラスカに来る前はオーロラはすっごく寒い真冬に見えるものとばかり信じきっていたが、どうやらそれは間違いであるらしい。9月終わりから10月にかけてが一番オーロラが見える確率が高い気がする。私の元・バイブル(笑)、地球の歩き方〜アラスカ〜では、特に見えるチャンスが多いのは2月から4月上旬と書かれていたけれど・・・そうかぁ?去年の2月にオーロラを見にわざわざ東京から来てくれたTさんもKさんも全然だった、と言っていたし・・・私はぜったい秋のほうがいいと思うけど・・・オーロラを見たいが為にアラスカまではるばる旅行に来ようと思っているみなさん、秋にいらっしゃることをおすすめします。(秋にくると、紅葉も見られるし、そんなに寒くないしで、一石三鳥という得点付きですよ。)



2001年秋、大学の学生寮の真上にでたオーロラ

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恐るべし、ヘラジカ!

皆さんは、ムース(ヘラジカ)という動物を実際に見たことがあるだろうか?アラスカに来て初めて実際にムースと遭遇した時は本当に感動した。ムースという動物は本当にでかく、大きさだけで言えばシカというよりは牛と比較したほうが個人的にはいい気がするほどである。ものの本によると、体高は約2メートル、体重、オス540〜720キロ、メス360〜500キロ、となっている。720キロ、って・・・

しかし、ムースを見て感動していたのも今年の8月まで。というのも、私とキヨシ君はムースのせいでひどい目にあったのだ!アラスカ、アンカレジからフェアバンクスまでのドライブの最中、高速道路で急に飛び出してきたムースと正面衝突。車は大破し、キヨシ君と私は救急車で救命センターへ運ばれる始末。キヨシ君はガラスの破片で眼球を傷つけ、もう少しで眼球破裂寸前だったと言われ、私も左目の上を16針も縫われてしまった。

それにしても、事故後、少し落ち着いて日本の母親に電話して状況を説明したときの母親の反応って・・・

私 「お母さん、実はね、ちょっと大変な事故に遭っちゃって。生まれて初めて救急車に乗っちゃったよ〜。怖かった〜!」
母親「え〜?それで?あんた達、大丈夫なの?相手は!?」
私 「相手は、でっかい、お母さんムース。」
母親「・・・・・。ム、ムースって、あの?・・・。」

あの?ってどのだよ〜!

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