親分の毎日

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12/31/05

サブ子のホッペが日増しに膨らんできている今日この頃。お前はハムスターか!日本のおじいとおばあ(親分父と親分母)は、「サブ子ちゃん、ってよりサブ子どん、って感じだよね。」と失礼なことをぬかしていたりする。

そんなサブ子が産まれた記念すべき2005年も残すところあと7時間。日本から18時間遅れでの年明けとなる。大晦日の今夜はお寿司(太巻き、いなり)とピェンロー鍋(妹尾河童のエッセーで読んで以来、うちの定番となった中国の白菜鍋)の予定。年越しそばも食べるつもりだ。盛り上がりに欠けるアメリカの年末年始なのだが、せめて少しだけでも日本の年越しの雰囲気を味わおう、と・・・。

それでは、皆さんも、良いお年を!


12/29/05

キヨシ君と私の間で、今「何かにつけて意味もなくひしと抱擁(ハグ)しあう」ごっこが流行っている。妊娠中は、私のお腹(サブ子)がつかえてこれが出来なかったからからである。ハグする度に、「おぉ!」「Wow!」とお互いの密接度に感動して喜んでいるアホな親2人。

そして実は私の中だけでひそかに流行っていることも。それは「うつぶせ寝」ごっこと「靴下を余裕しゃくしゃくで履く」ごっこだ。これも妊娠中は出来なくて苦労したのよね。


12/28/05

昨日あれだけ恥ずかしげもなく自分の娘を「カワイイ、カワイイ」と言っておきながらなんなのだが。時々「あれっ?こんなはずじゃ・・・。」ということがある。下から見たアングルのサブ子の顔がまるで「相撲取り」なのだ。気のせい、ということにしておこうと思う。

キヨシ君とサブ子と川の字になって寝ていると、「これ(キヨシ君)と私の遺伝子が混ざるとこう(サブ子)なるのだなぁ〜。」とまじまじとすやすや眠る2人の顔を見ながら不思議な思いにとらわれる。うちの親が常々、「キヨシ君とあんたの子供なんだから面白いのが出てくるに違いないよね。」と言っていたが、確かに私達の遺伝子を受け継いだサブ子が、まともな人生を生きるとは親の私にもキヨシ君にも思えないのであった。相当変わった子になるのだろうなぁ〜。

ミミズやダンゴ虫をペットにしたい、とかだけは言わないでほしい、と母は願う。


12/27/05

親ばか炸裂中!笑ってくれるがいいさ。題して、「サブ子のここがカワイイ!」

−−−腕を精一杯伸ばしても、手が頭のてっぺんにようやく届く程度。−−−おっぱいを飲んだ後に「くたっ」となっている所。−−−意味もなく突然出る「ニヤニヤ」笑い。−−−イニューにベロベロ舐められている時の困惑顔。−−−蛙のような腹。−−−おっぱいを飲みながらものすごい音を響かせてうんこをするという荒技。

まだまだいくらでも挙げられるのだけれど、これ以上続けるとファンが減りそうなのでこの辺で止めておきます。

全然関係無いけど、"The 40 year old virgin"、ビデオで借りてきてみたら、思った以上に面白くて得した気分。笑えた。お勧めです。


12/26/05

更新が滞っていたこの1週間の間にあったこと。キヨシ君の両親と妹がサブ子に会いに2泊で泊まりに来ていた。(キヨシ父&母にとってはサブ子が初孫、キヨシ妹にとってはサブ子が初の姪っ子にあたるので、もうみんなメロメロ!)クリスマスディナー作りで忙しかった。(今回は細々としたところで手抜きしつつも、一応七面鳥&詰め物、マッシュポテト、グレービーソース、グリーンビーン・キャセロール、キャンディード・ヤム、クランベリーソース、そしてスウィートポテトタルトを作った。)

しかし「新生児時代はあっという間に過ぎる」だの「赤ちゃんはすぐに大きくなる」だの皆に言われていたのだけれど、本当にそうなのでびっくりした。産まれたばかりの頃に撮った写真を見てみると、もうすでに顔が違う!(PHOTOページに写真UPしました。)まだ1ヶ月も経っていないというのに!退院時に着せてぶかぶかだった下着が今となってはぴったりサイズだし、お腹のあたりや太もものあたりがすでにパツパツだ。この調子でどんどん大きくなってっちゃうんだろうな〜。今はとにかくこのちっこい生き物のふわふわなホッペやミニチュアな手足の指なんかを思う存分楽しんでおくことぐらいしか出来ないのだろう。いや〜、もったいない・・・。


12/18/05

アメリカにはへその緒を大切に保管する、という習慣はない。しかし、愛する北海道のいとこ達がサブ子のへその緒を入れる木箱を送ってくれたらしい、と聞いてから毎日サブ子のへその緒がポロリと取れる日を楽しみに、丁寧にアルコール綿で消毒してきていたのだった。そして今日。オムツを替えようとサブ子の服をペロンとめくってびっくり!へ、へその緒がない!

「キ、キヨシ君!!!サブ子のへその緒が消えたよっ!」と叫ぶ私に、慌ててやってきたキヨシ君は「ほんとに?どこかに落ちていたりしない?」と部屋中を捜しまくってくれた。しかしへその緒は見付からず・・・。そこでキヨシ君がぽつりと一言。「もしかして、イニューが見つけて食べちゃったとか?」あ、有りうる〜・・・。そうに違いない・・・。キヨシ君が切ってくれた、私とサブ子を9ヶ月間もの間つないでいたへその緒。生涯、大切に保管しようと思ってたのに、とがっかりしながらサブ子のオムツを替えようとベビー服をさらに上までたくし上げたその時。へその緒、無事発見。服の裏にへばりついていたのだった。イニュー、疑って悪かった。お騒がせして申し訳ない。

へその緒、なくさない様、大切に保管したいと思います。


12/16/05

私の長女、イニューが妹、サブ子の出現にどう反応するか、というのはちょっとした心配の種だった。特にイニューが嫉妬深い性格で、私がキヨシ君とハグをするだけで邪魔をしに猛突進してきて飛び掛ったりしたりするものだから、これが赤ん坊だったらどうなることだろう、と。しかし、なるだけ時間を作ってイニューとも遊んであげたり、撫でてあげたり、イニューがサブ子の周りでおとなしく振舞っている時に「おまえはいいお姉ちゃんだねぇ〜!」と誉めまくってあげたりしていたら、何も心配するようなことはなかった。最初はさすがに興味津々の様子で、ストーカーのごとく四六時中サブ子をつけ回していたイニューなのだが、今ではすっかりお姉ちゃん気取り(それとも「母親」気取りなのだろうか?)で、尻尾をブンブン振りながら時々サブ子の耳や頭をベロベロ舐めて世話をしているつもりになっている。母親としては、2人の姉妹にはこの調子で仲良くやっていって欲しいものだ。


12/15/05

赤ん坊のHP上での呼び名ですが。BBS投票の結果では「サブ子」、「子分3号」、そして「まる子」がそれぞれ2票獲得と激戦状態。(笑)もうちょっと様子をみようかとも思ったのですが、勝手ながらキヨシ君の独断と偏見でこの中から「サブ子」を選ばせていただくことにしました。キヨシ君の名前は演歌界の新星(しかし下っ端)、氷川きよしから、そしてサブ子の名前は演歌界の大御所、北島三郎から、ということで、なんだか今後の行く末を暗示しているような感じもないではありませんが、とにかく「サブ子」ということで皆さん、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(PHOTOページにサブ子の写真数枚UPしました。うわさのサブちゃん顔も見られます。)


12/10/05

皆さん、たくさんのお祝いメッセージ、本当にどうもありがとうございました。ひとりひとりにお答えできず、大変申し訳ありません!超・安産だったのは良かったのですが、その2日後に退院してきてからというもの、風邪、高熱、原因不明の発疹(蕁麻疹?)、出産時の私の「脅威のいきみ(笑)」によって出来た痔の悪化(いや〜、痔って、こんなにひどいものだとは知りませんでしたよーーー!ぶっちゃけた話!)、と踏んだり蹴ったりな状態で、オムツ替えと授乳(母乳でがんばっています。)だけで精一杯な1週間でした。1ヶ月間の育児休暇を取ってくれたキヨシ君が食器洗い、コインランドリ−での洗濯、掃除、などの家事に加え、赤ん坊のオムツ替えまで手伝ってくれたおかげで、私は毎日ほとんどベッドの上で過ごしてました。(痔が痛くって、立ったり座ったりすら辛かったんですよ!もうね、縫った所の痛みなんて比じゃない。)

ま、そんなこんなでなんだかちょっと情けない母親としてのスタートではありましたが、ようやく風邪もよくなり、発疹もひいてきて、少しなら座ったり立って動いたりしても大丈夫になりました。ここで忘れないうちに記念すべき出産の様子を記録しておきたいと思います。


前回も書きましたが、おしるしも前駆陣痛もなく、突然の破水から始まり、最初から最後まで、なんとたったの2時間15分しかかかっていないという、恐るべき超・スピード出産でした。出産当日も仕事に出ていて、仕事からあがる時に同僚達に「じゃあまた明日!」と言われ、「いや、私今夜あたり破水する予定だから仕事休むよ。」と冗談を言っていたら、なんとその通りになったというわけです。以下、12月1日、出産の経過ドキュメント。(笑)


午前12時30分、自宅にて破水。病院、キヨシ君の実家、日本の実家に電話。

午前1時「初産だからこれから12〜18時間はかかるね。」と余裕をこいてシャワーを浴びる。シャワーから上がった途端に恐ろしいスピードで陣痛開始。キヨシ君が慌てて私を病院に連れて行こうとするが、あまりの激痛に動くことすら出来ず、かなり時間を要す。−30℃の中、キヨシ君の運転する車で病院へ。

午前2時頃、病院到着。すでに陣痛は最高潮。看護師さんが子宮口をチェックした途端に、「全開大どころか、頭がそこまで出てるわよ。あなたの主治医は間に合わないわね。最悪の場合、私が出産介助するわ。」と。看護師達がバタバタと準備を始め、ちょうど運良くその場に居合わせた、私が見たことも聞いたこともない医者を強引に連れ出してきてくれる。その医者と看護師さん、そしてキヨシ君の介助のもと、いきみだしてからたったの10分で赤ん坊誕生。いきみ方が尋常じゃなかったらしく、私の顔中の毛細血管が切れて点状出血が出来ていたほどだった。(だって痛かったから早く出してしまいたかったんだもん。もう一回いきめ、と言われたらたまらない、と思い、死ぬ気でいきんだら赤ん坊が出てきてしまった。)

結局、私の主治医のバックアップとして準備していたお医者さんが大至急かけつけてくれたのだけれど、最後のいきみ、2分間ぐらいに立ち会っただけで赤ん坊が出てきてしまったので、「あんた、初産でこんなことってないのよ。」と驚かれてしまったほどだった。

赤ん坊はすこぶる健康、頭だけが出、肩から下ははまだ私の中、という状態で、すでに目を開けてキョロキョロしていたというから凄い。(っていうか、怖い。)すでに大物の予感。


・・・というわけで、私は「恐ろしい激痛だった」と思っているにもかかわらず、皆が「すごくEASYな分娩だった、あなたは本当にラッキーだ」といいまくるので、なにか納得の行かないものを感じます。ここで声を大にして言わせていただきます。「時間は短かったかもしれないけど、痛かったです!!!」

しかし赤ん坊はかわいいですね。(←普通に親バカ。笑。)目はキヨシ君似、鼻から下は私似、という感じでしょうか。キヨシ君ももうメロメロです。ちなみにファースト・ネームは純日本風で。ミドル・ネームはキヨシ君のお母さんの名前をもらいました。HPでの赤ん坊の呼び名は今考え中。今の所候補に挙がっているのが@まる子(顔が丸々としているので。)Aプクプク(ほっぺたがプクプクしているので。)B七福神(キヨシ君が、赤ん坊を見て「ほら、日本の、あれ、なんだっけ、あれに似てるね!ホッペが!」と。よくよく聞いてみたら七福神のことだった。)Cサブ子(北島三郎から。鼻を膨らませる様子が激似!キヨシ君は氷川キヨシから来ているし、赤ん坊は北島三郎から名前をいただいてもいいかも、と。)D子分3号(子分1号:キヨシ君、子分2号:イニュー、子分3号:赤ん坊、ということで。)どうでしょう、皆さん。


12/3/05

詳しいことは後日ここに書きますが。

アラスカ時間、12月1日、午前2時45分、予定日より約2週間ほど早く、体重3273グラム、身長47センチの女児を出産いたしました。おしるしも前駆陣痛もなく、突然の破水からトータル2時間15分での、「超」スピード出産でした。皆に初産でこんな例はない、と驚かれています。

お祝いメッセージを寄せてくださった皆さん、本当にありがとうございます!!!(ゆえちゃん、BBSに出産のニュースを載せてくれてありがとう!キヨシ君に頼もうにも、彼は日本語が出来ないし、と思っていたところだったのです。助かった!)今日退院してきたばかりなのでお返事はちょっと遅れますが、気長にお待ちくださいね。


11/28/05

昨日は結局−38℃まで下がった模様。ちなみに現在、真昼間でも−32℃。結構冷えてきたなぁ。しかしキヨシ君は今朝も徒歩で出勤して行った。トラックがあるのに、何故に?!

昨日の夜はこの寒い中、キヨシ君と一緒に映画館に行ってきた。出産後は映画館で映画を観るなんてこともしばらく出来なくなるだろうから、赤ちゃんが産まれる前にもう一度だけ映画館に行っておきたい!と常々思っていたのだ。観た映画はブロードウェイミュージカル、「RENT」の映画版。思い起こせばちょうど一年前、CGFNS試験(外国人の看護師がアメリカで看護師免許を取得する際にまずパスしなければならない試験)の受験の為に、1週間の休暇を取ってキヨシ君とニューヨークを訪れた際に、ボストンに住んでいるキヨシ妹が私達を連れていって観せてくれたのがこのブロードウェイミュージカル、RENTだった。映画版は思ったよりもずっと本場ブロードウェイ版に忠実に作られていて驚いたけれど、なかなか良かった。そしてドラッグクィーンのエンジェルは映画版でもやっぱり素敵だった。

しかしこうしてキヨシ君と2人で気軽に出かけたり出来るのも、あと2週間なんだなぁ〜。


11/26/05

ふと気付けば、あと2週間ぐらいで出産予定日だったりする。私はもう「いつでも来い!」という勢いなのだけれど、キヨシ君は「もうちょっと待って」という感じらしい。

今日は気温がぐんぐん下がってきており、ただいまの気温はなんと−33℃。普段は外で遊びたがってしょうがないイニューも、さすがに今日はヒーターの前でだら〜んと横になり、ぬくぬくとしている。こんな寒い土曜日。キヨシ君と私はたまった皿洗いを済ませた後、郵便局へ行き、図書館へ行き、本屋さんへ行き、コインランドリ−で洗濯をし、スーパーで買い物をして帰ってきた。

感謝祭ディナー作りで自分でも知らないうちにストレスを貯めに貯めまくっていたせいか、ただ単に用事が多くて疲れていたせいか、はたまた妊娠していて、ホルモンのレベルがめちゃくちゃになっているせいか、私の機嫌は坂をゴロゴロと転がるように悪くなる一方で、イライラしながら何かにつけて何度もキヨシ君に当たりまくってしまった。プリプリしながら遅い夕飯をキヨシ君と一緒に黙って食べていたら、今日一日のキヨシ君に対する自分のひどい態度のひとつひとつを思いおこし、「私ってなんて嫌なヤツ!」とどうしようもなく悲しくなってきて、今度はぼろぼろと涙をこぼしながら「キヨシ君、ごめんね。今日の私はひどかったね。自分でもなんでこんなに機嫌が悪いのかわかんないんだよ。」と・・・。キヨシ君は今までキーキー怒っていた私が、もぐもぐと夕飯を食べながら突然ぼろぼろと涙をこぼし始めたのを見て(泣きながらでも食べることだけは止めない所が私らしいが。笑。)ちょっとギョッとしていたようだったが、「親分、ほら、妊娠中だし、ここの所色々と忙しかったからね。ストレスだね、きっと。謝ることなんかないよ。」と慰めてくれた。

こんな気の強い、気分屋の娘を持ったうちの両親は、常に「キヨシ君のような人だからこそ、あんたの旦那さんが勤まってる、ってもんだよ。あんたは本当に幸せ者だよ。」と笑って私達のことを見ているが、まさにそうだなぁと自分でも実感した一日だった。久々に深く反省。キヨシ君のZENの心を少しは見習わねば・・・。


11/25/05

昨日の感謝祭ディナーはなんとかうまくいったが、朝の9時半から夜の7時まで料理をしっぱなし、という体験は生まれてこのかた一度も無く、ようやく出来あがったご馳走を食べ終えたと思ったらものすごい疲労感と眠気に襲われて、シャワーも浴びずにベッドに直行した私。ちょっとはりきりすぎてしまったかもしれない。

しかしターキー、うまく焼けたからいいようなものの、調理に時間かかりすぎだよ!まず、洗う所からして気持ちが悪い。体の中に手を突っ込んだら、訳のわからない肉が出てきて、「うわっ!なんだこれ!」と驚いた。キヨシ君は「そんなこと僕に聞かれても!」と私と共に動揺していた。結局ターキーの首と内臓(カット済み)が体腔内に入れられていただけなのだが。ちなみにこれはしっかりグレービーソースを作るのに利用させてもらった。その後、足をしばったりするのに四苦八苦している私を尻目に、キヨシ君は「オーブンに入れる前にさばいちゃえば!?後でカットする手間も省けるし、調理時間も短くて済むよ!」とさも名案!とばかりにとんちんかんな提案をして、「誰がカット済みのターキーを食べたがるんだよ!丸ごとじゃないと意味がないんだよ!」と速攻却下されていた。

初「ターキーロースト」体験はこうしてなんとか無事に終わったが、はっきり言ってクリスマスにまたこれをやるのかと思うと・・・。次回は他のメニュー、手抜きしなきゃダメだな。


11/23/05

昨日は日本の妹の誕生日、(妹よ、お誕生日おめでとう〜!)今日は日本の両親の結婚記念日(お父さん、お母さん、結婚記念日おめでとう〜!)であった。遠いアラスカから心の中でお祝いをさせてもらおう。

さて、私のほうは、というと、思いがけず仕事で9日間のお休みをいただいてしまったので、これを機に”Thanksgiving”(感謝祭:24日)ディナー作りに初挑戦しよう!と忙しい毎日を送っている。なにしろ七面鳥を丸ごと調理するなんて、生まれて初めての経験。5年前にこっちに引っ越してきてからというもの、感謝祭やクリスマスにはいつもバーブ(アラスカでの私の親代わりを務めてくれているエスキモーのおばさん)の家に招待されるか、キヨシ君の実家で過ごすか、だったので自分で調理することがなかった。実は今年もバーブに招待されたのだが、「待てよ、私ももうすぐアラスカの”おっ母さん”になるのだ。そろそろ伝統的なホリデーディナーの調理法を自分でマスターしなければ!」と一発奮起し、自宅で自分で調理して、キヨシ君と2人きりのThanksgivingを過ごすことにしたのだ。キヨシ君は、と言えば、「それはいいアイディアだね。」と言いつつも、「Thanksgivingにお寿司ってどう?」だの、「天ぷらはどうかな?」だのと訳のわからない注文をつけてくる。どうやら七面鳥よりも日本食の方が食べたい様子。お前は日本人か?!「子供が大きくなった時、友達がみんなターキーにマッシュポテトにグレービーソースなんかを食べている時に、家の子だけ寿司に天ぷらなんて可哀想でしょ!寿司に天ぷらなら、いつでも作ってあげるから!」となんとか彼を説得。

昨日は七面鳥用のクランベリーソースを作った。今日はマッシュポテトを作り、パンプキンパイと七面鳥の下ごしらえをする予定。Thanksgiving当日の明日は、仕事がお休みなキヨシ君をアシスタントに使い、七面鳥のロースト、グレービーソース、スタッフィング(詰め物)、マッシュポテト、グリーンビーンキャセロール(さやいんげんのグラタンとでも言えばいいのかな?)、キャンディード・ヤム(甘く味付けしたオレンジ色のサツマイモにマシュマロをのせて焼いたもの)、そしてパンプキンパイを焼く。余裕があったら(ないと思うけど)ディナーロールも焼く予定。あー、忙しい、忙しい!!


11/19/05

ここ数日、日中の気温がマイナス10℃台と暖かくなり、けっこうな雪が降ったおかげで、キヨシ君の徒歩通勤は「スキー通勤」へと変わった。クロスカントリースキーで帰宅してくるキヨシ君はいつも汗だくで、ぱっぱと着ている服を脱ぎ捨て、下ズボン一丁という格好で夕飯の席につく。痩せたキヨシ君に濃紺の下ズボン一丁、という姿はどうしても私に「江頭2:50」を思い起こさせ、心の中で「プッ」と吹き出している毎日だ。


11/15/05

職場の同僚達が、日曜日に私の為にベイビーシャワーを開いてくれた。オムツ、ベビー服、哺乳瓶、おもちゃ、バス用品、手編みの毛布、その他もろもろたくさんのプレゼントをいただき、それを開けながら皆でご馳走を食べた。(写真を数枚PHOTOページにUPしました。)こんなに皆に祝福されて産まれて来るキヨシ君と私の赤ん坊は本当に幸せだなぁ。


11/8/05

今日うれしかったこと2つ。
@凍った水道管の修理が終わり、また水が使えるようになった。
A35週健診で、赤ん坊の頭がちゃんと下になっていることがわかった。

さて、最近私がはまっていることがある。それはパン作り。これまで、ケーキやクッキーなどのお菓子作りはちょくちょくやっていたものの、パンだけは発酵の過程がなんだか面倒くさそうで避けてきていたのだ。しかしアメリカのパンのあまりのまずさにとうとう我慢がならなくなり、(特に食パンのまずいこと!しかもあやしい。2週間とか3週間とか、下手すると1ヶ月経ってもカビが生えないのだ。相当防腐剤を使っているに違いない。)「ならば自分で焼くしかないのでは。」という結論に達したわけなのだ。

イースト菌を買って来て恐る恐るパン作り開始。しかしな〜んということはない、発酵にやたらと時間がかかっただけで、意外と簡単にパンは焼きあがったのだった。(PHOTOページに写真載せました。)きちんと生地が発酵して膨らんでいるのを見るとわくわくするし、オーブンの中でパンが焼ける時の匂いを嗅いでいると本当に幸せな気分になってしまう。これからしばらくはまりそう、パン作り。


11/7/05

週末、マイナス30℃以下まで下がったせいでうちの水道管が凍り、金曜の夜から断水状態なのだ。これでは、せっかくキャビンから引っ越してきた意味がないではないか!今日中には蛇口から水の出る生活に戻れる予定なのだが、なにしろ何事にもの〜んびりしたアラスカン達の対応なので、それもどうだか怪しい所。キャビン暮らし時代に汲んで来た水で料理をしたり、皿洗いをしたりしていたおかげで、今もそれほど慌てずに済んではいるものの・・・。


11/3/05

うちの温度計には屋外に設置できるセンサーが付いていて、室内と屋外の気温が一緒にデジタル表示されるというすぐれもの。摂氏でも華氏でも表示することが出来るし、最高気温や最低気温も記録される。ちなみにこの自宅の温度計によると、今日の我が家付近の最高気温はマイナス18℃、最低気温はマイナス28℃であった。まつげも鼻毛も凍るわけだよ〜。

こんな極寒の地に住んでいながら、キヨシ君は「近いから」、「(キヨシ君用のオンボロトラックを)運転するのが嫌いだから」という理由だけで徒歩で仕事に行っている。近いとは言っても、歩けば1時間はかかる距離だ。マイナス30℃近いというのに徒歩通勤だよ!!朝は私の出勤時間の方が早いので、私はまだベッドで寝ているキヨシ君を残し、ひとり車で出勤するのだけれど、帰りはなるだけ(残業がない限りは)仕事からあがったら直行でキヨシ君をお迎えに行くことにしている。今日も仕事の後にまっすぐキヨシ君の職場に向かったのだが、途中、すでに仕事を終えて自宅に向けて歩き出してしまったキヨシ君を道路脇に発見。「ハーイ!」とにこにこ顔で車に乗り込んできたキヨシ君のヒゲは真っ白に凍りついていた。「ハーイ!」じゃないよ、君。凍傷にはぜひぜひ気をつけて欲しいものだ。


11/1/05

昨日はハロウィーンだった。未だかつて"Trick or Treaters"(「お菓子をくれないといたずらするぞ!」と言いながら仮装をしてキャンディーをねだりに来る子供達のこと)の訪問を受けたためしのない私達。まぁ、街中に住むのが嫌な私達が、町外れの静かな所にばっかり住んでいるせいもあると思うが。しかし!今年はもしかしたらかわいい子供達が"Trick or Treat!"と私達の家のドアを叩くかもしれない!ここに引越して来てから初めてのハロウィーンだし!と張り切ってキャンディー(こっちの人の言う「キャンディー」は主にチョコレート菓子を指す)を用意して待っていた。

しかし。今年もただのひとりの訪問もなし。キャンディーは「だから前から僕が言ってたじゃん。こんな町外れにTrick or Treatしに来る子供達なんかいないって。」と言うキヨシ君のものとなり、私は一人うなだれていた。まぁ、昨日の夜急に冷え込んで、なんと気温がマイナス20℃まで下がっていたので、そのせいもあるかもしれない、来年はもうちょっと温かかったら、子供達がお菓子をねだりに来てくれるかもしれないなぁ〜、などとなかなか希望を捨てきれない。

「今年も子供達来なかったねぇ〜。」としょんぼりしながらも、私はとんかつを揚げ、夕飯にカツ丼を作って5年ぶり以上に出来たてアツアツのカツ丼を食べた。「いやー、おいしいっ!テレビで石ちゃんが食べていた(四ツ谷のカツ丼専門店の)カツ丼には叶わないけどさ、日本のどんぶりものは世界に通用するねっ!」とたちまち元気になった私を見ながらキヨシ君一言。「親分は美味しいものを食べるとすぐに元気になるよね。」私の夫はするどいところを突く。



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