■ 採菊これくしょん ■ ■「羅漢の竹蔵」『近世侠義伝』シリーズ 山々亭有人・文 芳年・画 ■「奸僧慶山」東京日日新聞 第1号の記事より、 山々亭有人・誌 一恵斎芳幾・画 大きな画像(281KB) 妻が病気の夫の不幸を払うため、読経を依頼した僧に斬殺された、東京日々第1号の記事を基にした絵と解説 「長野県下信濃国更級郡今井村に貞婦あり名をせんと云 夫宇兵衛一朝病の床に臥遂に身体不随となりしを せんハ女の身一個に昼ハ雇ハれ聊の賃を請得て糊口を計り夜ハ看病に眠もやらず 然るに或日夕まぐれ道に迷ふて宿乞僧あり せんハ宿世の悪かりて斯も不幸のつづけるならん良夫の為に読経を頼まんものと伴ひ入れしが 此僧無類の悪僧にてせんが容儀の艶なるに忽ち起る凡脳心道ならざりし引導貞婦ハ更に肯はず刃物を以て迫りしかど 身ハ是刀下の鬼となる共争不貞の名をとらんと意倍々金鉄の錆と成けるを 朝廷これを賞せられ祭粢の料を若干賜ひ門閭に掲げ悪僧は輦下(れんか)に引れ罪に処し正邪忽ち判然たり 山々亭有人誌」 注・全文ルビを除き、文章の体裁を改めた。また漢字を入れた個所がある。( )内は読みかな。 上の文のデーターはつぎを参照し、一部補訂した 新聞錦絵の情報社会 ■採菊散人「涙の媒介」太陽1巻6号1117頁(1895、明治28年6月5日) ・パート1(pdfファイル 764KB) ・パート2(pdf. 952KB) ■採菊散人「茶の湯」太陽1巻7号1328頁、「茶の湯(其の二)」(1895、明治28年7月) 條 野 採 菊のぺーじ ホームへ (c)2001 All Rights Reserved. Waifu Seijyuro. |