歴史の書き直し − 過去史真相究明

盧大統領「歴史建て直し、先延ばしてはならない」

朝鮮日報 2004/09/15 16:20

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は15日、過去史究明など「歴史建て直し」問題と関連し、「つらく困難だからといって、先延ばしてはならない」としながら「今からでも歴史をしっかり正し、国民の力を一つに集めていきたい」と述べた。

 盧大統領はこの日午後、ソウル・孝昌(ヒョチャン)洞の白凡金九(キム・グ)記念館で開かれた大韓民国臨時政府記念事業会創立総会に祝賀メッセージを送り「誇らしい歴史は従うべき里程標で、残念な歴史は反省と教訓にしてこそ正義と希望があふれる明日を開くことができる」としながらこのように述べた。

 盧大統領はまた「歴史は未来を作っていく礎(いしずえ)であり、ありのままに明らかにし正しく教えなければならない」とし、「臨時政府を記念することは私たちの誇りを回復し堂々とした力のある国を創って行く精神的土台になるだろう」と話した。

 続いて盧大統領は「何よりも独立功労者とその子孫が誇りを持てるよう最善を尽くしたい」と強調した。

 権力者が「歴史を正す」と言っても、それは時の権力にとって都合の良い「正しい歴史」になるはず。
左派・右派の歴史学者たちや、当事者でない外国の学者など、民間の自由な研究・議論を促進するにとどめて、権力の介入を最小限にするなんて発想はないようだ。