教師による校内暴力が横行

朝鮮日報 2002.05.20(月) 13:40

「校内性暴力が深刻な水準」

 全国教職員労働組合や韓国性暴力相談所など10の女性・教育団体からなる「校内性暴力を根絶させる連帯の会」は20日午前、安国(アンクック)洞の「ヌティナムカフェー」で記者会見を開いて「校内性暴力の実体」を明らかにし、教育当局の対策作りを促がした。

 出席者らが明らかにしたところによると、慶尚(キョンサン)北道のある女子高では、今年3月の修学旅行の宿泊先で教師が生徒の胸や尻をさわるなどセクハラをしたという。

 また、ソウルのある女子高の教師は、修学旅行先で泥酔した状態で2年生の部屋に入り、生徒にそばで寝ることを強要したことも明らかになった。

 出席者らは「校内で性暴力が頻繁に発生しているにも関わらず、学校側は事実隠蔽に追われており、加害者に対する満足の行く処罰ところか、被害者の精神的な傷口を開けるような態度を取っている」とし「性暴力を犯した教師が二度と教壇に立つことができないようにする他、教育当局は直ちに性暴力実態調査に乗り出すべきだ」と求めた。