偽ブランド品「より精緻に、より隠密に」

中央日報 2003.07.13 16:45

偽ブランド品「より精緻に、より隠密に」

ブランドのコピー商品が猛威を振るっている。 ソウルの梨泰院(イテウォン)や東大門(トンデムン)市場だけでなく、小規模な訪問販売、団体購入が盛んとなっている。 特許庁関係者は「流通構造が店を使って組織的に行われるなど、販売の手口が日増しに緻密になりつつある」と話した。ブランド企業でも最近、コピー商品の輸入増加、販売組織の企業化、本物そっくりに作る技術の高さなどで、緊張の度合いを高めている。

昨年、関税庁に摘発されたコピー商品の額は2490億ウォン(約25億円)。 98年におよそ97億ウォンだったことと比べれば、25倍も増えたことになる。 専門家は偽ブランド市場の規模について、摘発された量の10倍となる2兆5000億ウォン以上と推算する。

こうしたことを受け、欧州商工会議所は関税庁と協議し、7月から偽造品小委員会所属の職員を仁川(インチョン)空港税関に常駐させる案を進めている。 また今月7日には、カルティエやルイ・ヴィトンの支社長などが特許庁とともに▽市内中心街に本物とコピー商品を共に展示する展示館を設置▽偽造商品の取り締まりを強化−−を内容とする了解覚書を結んだ。

朴恵民(パク・ヘミン)記者 < acirfa@joongan.co.kr >