最初の売春婦の組合は1908年設立

中央日報 2004.02.03 19:26

最初の妓生組合は1908年設立」

 「最初の妓生(キセン)組合は1908年に設立された」。

 韓国古典女性文学会(会長、李慧淳)の主催で5、6の両日、梨花(イファ)女子大学・教授会館で開かれる冬季学術発表会で、チャン・ユジョン・ソウル大講師がこうした内容を発表する。

 チャン氏は「20世紀前半の妓生と妓生歌手に関する一考察」をテーマにした発表文で、1908年10月27日付<皇城(ファンソン)新聞>の「妓生組合成立」記事を根拠に、「記録上最初の妓生組合は1913年に組織された広橋(クァンギョ)組合という従来の主張とは異なり、1908年にすでに妓生組合があったとことを裏付ける資料が存在する」と明らかにした。

 妓生組合とは、国家が妓生を管理する制度の「官妓」が廃止された直後の1910年代前後にできた近代転換期の独特の組織。 妓生を組織的に管理する仕事をはじめ、妓生に関する問題を解決し、権益を向上させる役割を果たしてきた。

 一方、チャン氏は発表文で、パンソリ(伝統民俗芸能の一つ)など通俗歌謡が大衆歌謡に変移する過程で活躍した、20世紀前半の妓生歌手らの生涯や代表曲をまとめた。

 日露戦争の結果日本の保護国になった1905年以降の韓国では、近代的思想が流入して、それまで虐げられてきた者たちの権利擁護の運動が発生したこと示している?