韓国に媚びる日本人:自民党元幹事長 野中廣務

朝鮮日報 2003.06.08(日) 18:33

日本の政治家、またもや「創氏改名妄言」

 「創氏改名は、当時、朝鮮の人々自らの希望によって始まったもの」とした麻生太朗・自民党政調会長の先月31日の東京大学での発言を叱咤する自民党党内議員の集いで、この発言に同調する発言がまた出た。

 6日開かれた日本自民党総務会では、麻生政調会長の発言をめぐり激しい議論が展開され、一部の議員が麻生議員を擁護したと、日本のマスコミが報じた。自民党総務会は、党の運営に関する重要事項を決める党内議決機関だ。

 同日の会議では、野中廣務元幹事長が「大統領訪日の直前に礼を失した。責任は重大だ。謝罪はしたが、内容は改めていないが、意見が聞きたい」と、麻生議員を叱咤したことから、議論が始まったと、日本のマスコミは伝えた。

 これに対し麻生議員は、「言葉が足りなかった。見解を変える意思はないが、発言には気を付ける」と述べたと、日本のマスコミは報じた。これは依然として「創氏改名は当時朝鮮の人々が希望したもの」という見解を持っているという意味として受け止められる。

 これに、1988年以降、数回“妄言”の経歴を持つ奥野誠亮元法務相が、「(創氏改名は)日本と対等な待遇をしようとしたもので、強制ではなかった」と麻生議員を擁護したのに続き、山中貞則議員も「台湾人も同じ状況だったが、抵抗があったとは聞いていない」と述べたと、同マスコミは伝えた。

 これに対し、尾身幸次元化学技術相は「(改名を)希望するしかない状況をつくったのは日本であり、これは常識」と反論し、論争が繰り広げられ、堀内光雄総務会長が「麻生議員は今回の意見をしっかり受け止めてほしい」とその場を収めたとした。

東京=崔洽(チェ・フプ)特派員