前立腺肥大症に対する内視鏡の手術

切除開始です。前立腺を徐々に小さな切片にきりとっていきます。



削るにしたがって膀胱の中にけずった破片(チップ)がたまります。
出血点があるとその度に凝固といって電気の固定をします。



前立腺はほぼ全体が削りとれました。膀胱内にはチップがいっぱいです。
もう一度出血がないかどうかを確認します。また、被膜ぎりぎりまで切除することが最も重要です。



最後にこのチップをあらって、出血点を凝固して終了です。



手術直後は管(カテーテル)を挿入します。この管は柔らかくて刺激のすくないものです。管の先端の風船は2時間ほど止血の効果をだします。前立腺は被膜をのこしてくりぬかれているので、しぼんで小さくなります。この管は施設により、2時間後、1日後、5日後に抜くことになります。