〜日記のページ〜
1月30日(金)
- 昨日の休暇のせいで、午前中仕事に出ました。取っても忙しいって訳じゃない
けど、締め切りのくる仕事を残していたので仕方なし。
午後から、さぁ香港だ。
1月29日(木)
- 風邪悪化して仕事を休んでしまいました。開いたから香港旅行なのにぃ。
1月28日(水)
1月27日(火)
1月26日(月)
1月25日(日)
- ロミオとジュリエット@シアターコクーン
- 2度目の今日は楽日。下手側のコクーンシートだったのでキャピュレット家の
シーンがちょっと見難い感じ。幕開き2日目に観た時よりは殺陣もこなれていて
安心していられます。でもその時感じた「??」はやっぱり感じました。演出家
ノノン氏の解釈が大胆すぎると言うのでしょうか。
例えば、モンタギューの若者達が今風の普通の装いなのにキャピュレットのリ
ーダー的存在、ティボルトのあの格好がまず変。いくら家柄があるとはいえあの
格好で仲間の信頼を勝ち得ているってちょっと馴染めない(笑)。それから、結
婚相手のパリスはいくらなんでも10代の女性を嫁にもらう方には見えないでし
ょう。小柄で年齢差もうんとありそうなのに「非の打ち所のない方」って、いく
らなんでもちょっと・・・。
まだまだあります。パンフレットを読むと「犯罪とドラッグに支配され」た街
が舞台らしいのですが、ドラッグの存在はほとんど感じられない。ドラッグやっ
て、らりったロミオだったなら、純愛話はプリンスがでっち上げたものという最
後のどんでん返しも多少信憑性が出るかも知れないけれど、後半までの全編を通
して可愛くて一途な感じのR&Jを見せているから、最後のキャバレーシーンが
取って付けたような悪趣味なだけに感じられる。
あと気になったのが、言葉遊びのセリフが出てくるとどうも野田秀樹さんの芝
居観ているみたいな錯覚があったんです(もちろんシェークスピアが先で野田さ
んが後なんですけど)。羽野さんはNODA-MAPにも出た方だし、久ヶ沢さんは元遊
眠社(のはず)とかね、野田芝居に出てきそうな役者さんが多いってことはある
んでしょうけどね。
まぁだいたい、携帯電話やパソコン通信が出てくるのに、手紙を託して届かな
かったなんて全くつじつまが合わないわけで、そういった細かな違和感が結果と
して芝居全体に違和感を感じさせていると思いました。
ここまで演出の方向でいろいろ書いたけど、物理的にも場転が多くて、それが
大体が明転だったりするので気持ちが途切れることが多かったですね。私が一番
感じたのは、ジュリエットが薬を飲んで倒れた後、場展で母と乳母が立ち位置決
めるんだけど、明かりが入った途端に「ぎゃ〜〜っ」と叫ぶところがものすごく
不自然でいや。
好きな役者さんが大勢出ていただけに、残念でならない作品でした。
- ロミオとジュリエット@彩の国さいたま芸術劇場
- こちらは蜷川幸雄さんの演出、大沢たかおさん、佐藤藍子さんのR&J。
蜷川さんらしい、綺麗で解りやすい正統派な舞台でした。昼にコクーンのを観
てきたせいか、こちらの評価が甘くなっているかも知れませんが、主役の2人の
初々しさは結構良かったです。
キャピュレット家とモンタギュー家は白系vs黒系とコスチュームで分けていた
り、奥行きのある台形の舞台では奥から走り込む(又は奥へ走り去る)シーンが
多用されていたり、視覚的に仕掛けるあたりが蜷川風。
この芝居で一番おいしい役の乳母(片桐はいりさん)と神父(渡辺哲さん)が
やはりいい味だしてましたし、観る前は「アイドル芝居」かとたかをくくってい
たのがいい方に裏切られた舞台でした。
客席には大沢ファンも多かったようで、最初のキスシーンのところでは、客席
から息を呑む音が聞こえてちょっとおかしかったです。