( June 23rd'99 ) 物乞い、すり、ブラジル!
ギターのためのアンプ(=ギターのスピーカーみたいなもの・・・?)が欲しい!!っということで、今日は私の先生と一緒にCentroの方までアンプの下見に行ってきました。 六、七件歩きまわってみたけど、一番安くて126Real 日本円に直すと・・・約一万円弱 >< あまり何もよく知らない私は、高いのか安いのかさえよく分からなかったけど、日本には、形も性能も、もっといいもので六千円から七千円で売ってると聞いて結局下見で終わってしまった。ギターから出る生の音で練習することも大切だっていうし、もう少し様子をみたほうがいいのかな。;; でも絶対欲しいよ。
それはそうと、さすがCentro、町の中心地。物乞いをする人達にたくさん会った。ここブラジルに移る前は、貧農の差が激しい国メキシコに住んでいてたから、もう、物乞いする人達を見慣れている私でも、やはり毎回毎回彼らの横を素通りするのはとても心苦しい。かといって一人一人にお金をあげていくわけにもいかないし、私一人の力では何をどうすることもできない無力さを感じる。 喫茶店で休んでいると、男のコが私達が座っていた席にやってきて、紙を置いていった。そこには、" Pedir è melhor que roubar" と書いてあった。直訳すると、(要求するのは盗みよりも良い。)という意味。小さな子供が誰に渡されたのか分からない紙を配り周り、それをまた回収しにくる。そこで人々はお金をあげたり、あげなかったりするわけだけど、私は、はっきりいってまだ自分が上げる人なのか、あげない人なのか決めきれていない。私の身近には、自分なりの考えがあって、そういった人達にあげるか、あげないか、を決めている人達が多い。それぞれ納得のいく考えがあって、どちらが良いとか悪いとか、私にはまだ決められないし、分からない。その場次第で決める私が一番よくないのかもしれないと最近よく思う。
だけど、この前“すり”というものに始めてあって、これだけは分かった。どんなことがあってもすられちゃいけない!!>< って。ブラジルにはプロのすりがたくさんいるし、気を許している外国人なんて絶好の獲物に違いない。一概に彼らが悪いんじゃなくて、そうやって隙を与えた私の不注意だった。これだからすりが減らないんだと思う。 すられていることに気がついたとき、とても怖かった。誰かが、どこからか自分を狙っていて近いて来たのだから・・・。あれから町中を歩く時、人の視線がとっても気になるようになった。かといってきょろきょろしても余計目立つし、堂々と歩いたほうがいいって。;ー; 人を疑うのは良くないことだけど・・・ここじゃぁね。 ;。;