(March 4th'2000) アルゼンチン旅行

    クリチバから飛行機の乗り換え時間をいれて約6時間でアルゼンチンに着く。6時間っていうと長いようにも思えるけど日本に行くときの18時間以上の長旅に比べるとたいしたことはない。途中いつものDutyFreeでお買い物をしたりしてやっと念願のアルゼンチンに着いた。目的は観光旅行ということもあるけど、今アルゼンチンでスペイン語を勉強している姉に会いに行くためだった。アメリカの大学から語学留学している姉が、アルゼンチンでどんな生活をしているのか・・・。

    お姉ちゃんとホテルで待ち合わせをしたあと、お姉ちゃんもお世話になっているお父さん達のメール友達に会うことになった。出会いは離すと長くなるので省略するけど、ネット上で他の国にいる友達ができて、しかもその人と会って話しをしてり、顔見知りの友達になったり、本当にインターネットがこの世にできたことってすごいことだと思った。そのTさんはすごく明るく活動的な方で、アルゼンチンのことならなんでも知ってるといった感じだった。アルゼンチンにはおしゃれな喫茶店がすっごく多くて、待ち合わせに教えてもらった場所も140年の歴史を誇る喫茶店で、雰囲気があるcafeで飲むコーヒーは格別においしかった。

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    その後、アルゼンチンにある美術館に行った。入場料は無料で有名なモネやピカソの絵をみることが出来た。こんなすぐ近くに大きな美術館があるなんて!ってすごく感激。いつまでいても飽きないだろうなぁって思った。久しぶりに楽しめる美術館だった。

    夕食前は、お姉ちゃんが今お世話になっているホストファミリーの家に遊びに行った。お姉ちゃんが使わせてもらっているという部屋は、すっごくかわいくてきれいだった。家の作りもヨーロッパ風で天井も高く、置いてある家具なんかも、映画にでてくるセットのような感じだった。でもここで毎日スペイン語で生活してるんだから羨ましいとか言う以上に苦労もいっぱいあると思う。スペイン語をもうすらすら話す姉を見て、なんだかぐっときた。頑張ってるんだろうな・・・。だけどホストのGさんもすごくお喋り好きだけどいい人で本当によかった。 ^−^

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    二日目は。朝からアルゼンチンで日本語を勉強しているという Tさんの生徒さん(白さんJさん)と一緒に市内観光をした。白さん達は習いたての日本語で案内してくれるわけだけど標準語の日本語というかきちんとした日本語を話すので、一緒に会話をしようとするとなんだか調子がくるってしまった。これほどまでに私の日本語は崩れてしてまっているのかなぁなんて思った。です、ますとか、丁寧語なんて普段の会話で使わないし、今の日本では本当にきちんとした日本語を勉強しても、みんなが使っている言葉なんて全然理解できないんじゃないかなって思った。流行語が増えて、本来の日本語ってどんなものだったかな、なんてちょっと悲しすぎる。日本人として、もっと言語を大切いくべきなんじゃないかな。これは海外に住んでいて日本に帰った人がよく口にすることだ。日本に帰ってみて気がついたことは日本語が汚くなってきていること。なんてちょっと情けない気がする。いつか外人に日本語を直される日がくるのではないか・・・。 ><

    歴史あるアルゼンチンの市内観光は広くて疲れたけどすごくおもしろかった。

(左下は教会で、右下の写真は有名なEVIDAが演説した建物。)

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    ここから先は写真が撮れなかったので載せられません。><

日本のデジカメのコンセントとアルゼンチンのでは形も合わないし電圧も違ったので充電できなかった、;ー; ここから先は日記のようにしないでおもそろかった体験談をちょっと書いていきます。

夜のTangoShow 

    アルゼンチンのBuenos といえばタンゴの発祥地で有名な国。このチャンスを見逃すてはないと、夜8時からの「SenorTango」 というショーを観に行った。昔の倉庫を改築して建てられていて、すごく大きく、中もレンガ作りになっていたりとってもおしゃれで立派なところだった。入場料は一人約$60(ドル)と他のところに比べると高めだったけどアルゼンチンでは有名なショーで、クリントン、マライヤキャリー、ペレ、その他いろんな国の大統領や芸能人がよく訪れる場所だった。座席は兆度舞台の近くの円形のテーブルで、始まる前にでた食事がまたすごかった。アルゼンチンはお肉がおいしいって聞いてたけど、厚さ4cmで幅20cmくらいありそうなステーキを出されたときはちょっとびっくりだった。フルコースでデザートまでおいしかったのですごく満足したけど、やっぱりあのステーキはほとんどみんな食べられていなかった。唯一ブラジルから来たという同じテーブルの叔父さんが全部食べ尽くしていた!さすがブラジリアン @−@; 

    タンゴは衣装も踊りもすごくかっこよかった。特に足の動きはすごく速くてパートナーの男性と動きがぴったりしていて観ていてとても気持ちが良かった。一つの踊りにストーリーがあって、時には甘く、せつなく、情熱的にっといた感じで、踊りの裏に隠されたラブストーリーを楽しめるのもよかった。バックミュージックもバイオリン、ピアノ、バンドネオン、その他いろいろな楽器で演奏されて、それだけでも十分アルゼンチンの町の雰囲気を楽しめる感じがした。小さな飲み屋みたいなところで見るのも肌に感じられていいかも。熱気のある彼らの踊りを見ているとアルゼンチン魂が伝わってくるようだった。タンゴ、踊れたらなぁ・・・。

    そこの歌手も有名だった。アルゼンチンの歌が何曲か披露されるんだけど、エネルギーあふれた歌に感情まで伝わってきて、ぐっとくるものもあった。ショーは全部で3時間くらいのもので、とても満足した。

    日本人男性とアルゼンチン男性の違い!

    姉がお世話になっているホストファミリーのGさんと一緒に、夜は日本人の方が経営しているレストランに行った。ピザとパスタがとってもとぉってもおいしいお店だった。そんなお店で印象に残るおもしろい話しを経営している日本人の奥さんにしてもらったのでちょっと書いておくことにした。 内容は、簡単にいうとなぜ日本人男性がアルゼンチン人女性にもてないのか。(笑) 第一に女心を揺らす気配りが足りないということ。例えば夜どこかに出かけた帰り、アルゼンチン人の男性は、女性の家のドアの前で相手が鍵を閉めるだめきちんと送ってくれるということ。それに引き替え日本の男性はタクシーの道順の関係でそこら辺のかどで女性を降ろしたり、一方通行だからそこの信号までって簡単に彼女を見送ってしまう。日本では電車の駅の都合でなかなか家の前までなんてことはできないだろうけど、女性にとってみればどちらがうれしいか一目瞭然。

    町なかで一緒に歩いてるときの気配りも肝心。例えば歩道がない道端で道路側を歩くとか、横断歩道での気配り、高いところから降りるときなどにさっと差し出す手だけでも違ってくる。見せびらかさない小さな優しさと思いやりが大切だということ。いろいろあるんだなぁって感心しちゃった。(笑)

    次に「ストレートな言葉や素直さ」が日本人男性には足りないということ。優しい言葉をかけるのにテレがあるのかなかなか素直に物事を伝えない。奥さんが教えてれた例では、彼女の息子さんが夜遅くまで仕事をしている奥さんに向かって「なんでこんな時間まで起きてるんだよ。早く寝ろよ。」なんて言ったこと。言葉の裏側には「もう早く休んで体を大切にね。」っていう意味がこめられているだろうに素直にそうは言えない。だけど、そりゃ優しい言葉だったり、甘い言葉をかけられた方が女性にとってはうれしいって。

    でも私からしてみれば最近の日本人男性は変わってきている気がする。甘い言葉をすぐ簡単に使う人はいっぱいいるし、でも気配りは・・・>謎 (笑) だけど私的にはあまり簡単にあまい言葉を口にしなくて、でも本当は気遣ってくれている方が好きかも。奥さんが食事を作って、早起きして、なんて昔ながらの考え方だからなぁ。(笑) 一生ついていきます。っていうタイプかも。 でも最近は強い女性も増えてるし、一人で十分に生活していける人もいっぱいいるから亭主関白なんて感じの男性はもううけないのかも・・・。(笑)

マスタードすり事件

    これは書かなきゃいわれないというくらいとても楽しい・・・いや、危険 な体験をした。兆度クリチバに帰るその日、最後にバラ園に寄った帰り、すっかり気分もバラのように華やかに、清らかになっていたときにこの事件は起きた。父が私と姉の洋服に黄色い模様がついていることを発見。そんなはずはない!とよく見てみるとなんだかソースのような液体!うわぁ、白いスカートがぁなんて嘆いていると、すぐそばにいた観光客の身なりをしていたカップルが「木のみの汁だよ。チリ紙もってるから拭いてあげる。」といいながら近づいてきた。私が一瞬、親切な人だなぁなんて感心していたそのとき、一緒に動向していたTさんが「これはおかしい、逃げましょう!」っと行って早歩きをし始めた。「???」逃げましょうって・・・?? まったく状況がつかめていない私達家族にTさんは、「これはよくあるすりの方法です」って!!!拭いてあげる振りをしてバックを取る、よくあるすり方法らいしい。「あそこであんな風にカップルを装ってティッシュを持っているのもおかしいし、第一アルゼンチン人がティッシュを持ち歩いてること自体怪しいって。」 (笑) 

    そんなぁ・・・!!なんて思いながらも海外、特にラテンアメリカに長く住んでいると考えられないことではないなっと判断して言われるままにみんなで逃げた。カップルは、断る私達をよそに、拭くから、拭いてあげるから待って!!なんて追いかけてきた。そんなことを聞いてられないと無が夢中で早歩きをする私達。途中からすごくおかしくなってみんな笑いながら噴出しながら歩いていた。(笑) 怖いはずなのに、きっと変な観光客だっただろう・・・。(笑) でも海外に長いと、いろいろうわさは聞くけど実際自分達がそういう状況にでくわすことは無かったからなんだかついに!っというか、変な言い方だけど貴重な体験をしているようだった。あ、これがあのすりなんだぁなんて妙に納得しちゃっておかしかった。

 結局、真っ白なスカート、妹が買ってもらった新しいジーンズ、などなどみんなマスタード被害にはあったものの、何事もなく助かったから良かった。だけど決して笑っていられる問題でもない。もし大事なお財布やパスポートが入っているかばんを捕られていたらそれこそどうしようもなかったし、よく考えてみるとやっぱり危険なことだ。って当たり前だけど(笑)普段、地元で注意していてもいざ新しい場所に行くと観光客になってしまって油断していたなかも。

海外へ旅行に方には是非気をつけてもらいたい。優しい一言が一番危なかったり???

   最後の日

    楽しかった四日間もすぐ終わり、ブラジルに帰る日が来た。姉が生活しているところがどんな場所かわかったし、親も安心しているようだった。でもやっぱり、また会えると分かっていても家族の一人と別れるのはすごく寂しかった。お父さんもこのときが一番胃がいたくなる、なんていってるし。でもよく考えると自分ももうすぐそうなるんだなって気がついた。じゃあねって別れて一人で過ごす日がすぐそばまで来てるんだなっと思うとなんだか気が重い。でもこんな気持ちを前からお姉ちゃんは体験してきたんだなっと思うと寂しくなった。どんな気持ちなんだろう・・・。十八歳っていって本当に巣立ちできるのかなぁ。(笑)出会いだっていっぱいあるし、今はもうすでに一人旅までしてる姉を見ると勇気つけられるけどやっぱり不安もいっぱい。今のうちに甘えとくか??(笑)