( June 24th'99 ) Atletico!サッカー場オープンに花を飾る!
今日は、朝からクリチバ全体がざわざわしていて、落ちつきがなかった。待ちにまったAtleticoサッカー場オープンの日。!(^v^) ! とはいえ私がそのチームを応援しているというわけでもなく、試合にでるわけでもないので、朝からのんびりしていた。 午後7時過ぎ、いよいよ家族がざわざわし始めて、ようやく気がついた。父がチケットを買っていたことを・・・。(笑)今日は記念すべき第一回目のAtléticoサッカー場の試合だから私達家族も観戦に行くのだ!9時開始の試合だったけど、場所取りのため7時半には家を出て、5分とかからないサッカー場へ向かった。しかし、すでにサッカー場は人の山><。 さすがはブラジル、黒と赤のユニフォームを着てる子供、若者、叔父さんから、おじいさんまで、みんなとってもいきいきとしていた。お昼の12時頃から来てた人もいたみたい。 観戦席に入って、その大きさと、広さに感動した。;; 試合2時間前だというのにみんなすごい騒ぎようだった。応援もなんだか怖いくらい。 そこへ、まだ試合も始まっていないのに、一人の青年がフイールドに乱入!世界最高級と言われる芝に膝まずき、熱いキスをしてお祈りをはじめた・・・。 もちろん警備の人達がすぐ入って来て彼をフィールドから追い出した。試合もまだ見ぬうちに追い出されちゃうなんて!せめて試合の中間ぐらいになってからすればよかったのに、なんて思ってしまった私。(笑) それにしても、みんな狂ってる。><
大きな花火が何度も打ち上げられた後、いよいよ試合開始。5分と経たないうちに、Atleticoが一点を決める!会場はますます盛り上がる。一人、上半身裸のおじさんが目に入る・・・が、気にせず観戦を続けることにした。(笑)
途中休憩時間、感動的なパフォーマンスを目にした。片足の膝から下を失った青年が一人、まつば杖を両脇にリフテイングでフイールドに入ってきた。彼は、恐らくサッカー選手を夢見て頑張っていたのだろう。叶わぬ夢になってしまっても、ああやって自分の好きなサッカーを一生懸命に続けようとする彼を見ていると、何もやりもしないうちに、自分のやりたいことを、あきらめようとしてしまっている自分が恥ずかしく思えた。やっぱり、人生一度きり。自分が生きてて楽しくなきゃね。>< それにしても、片足だけなのに、彼のリフテイングコントロール力はすごかった。1000回以上は続けてたと思う。涙を流しフイールド去る彼に大きな拍手が送られた。
後半戦開始。予感見事的中!あの裸のおじちゃんはやってくれました。(笑)大暴れし始めて、警備の人達に取り押さえられた。観戦していたお客さん達も、みんなでいっせいに彼にやじを飛ばし始めた。それにしても、悪口となると次から次へと出てくるのが欧米人。みんな周り構わず叫んでて、はっきりいってあの瞬間、試合よりもあの裸の叔父さんに観客の目は集中していた。(笑)選手達がかわいそうだよ。;−; その後、試合の流れは敵のチーム、パラグアイから来たCerro Porteñoへ。一点を返され、同点になる。 残り時間5分、私達家族は、試合後の混雑と乱闘騒ぎが予想されるため、早めにサッカー場を出ることにした。 それにしてもブラジル人は熱いなって、一人で関心した。
翌朝の新聞で、あのあとAtleticoがもう一点決めて、勝利を勝ち取ったことが分かった。でも、あの試合で、全然おとなしいほうだって父は言うけど、じゃあ、本場の試合はどんなものなんだろう・・・。なぞと期待は深まる。(笑)