( November 13th'99) サンタさん
今日は、クリスマスの飾りつけをした。まだクリスマスには早いとは思うんだけど、ブラジルはハローウイーンの飾りを取り外した後すぐ、クリスマスの飾りつけをするのが習慣らしい。街中もライトアップされ始め、デパートのクリスマスツリーもすごくきれいになってきた。
カメラでとった写真に、雪なんてつけちゃって頑張ったけど、実は・・・・ブラジルのクリスマスは真夏!!もう信じられないよ。>< ホワイトクリスマスがいいのに。 ;−; でも町の雰囲気とか、音楽、やっぱりクリスマスは大好き。なんだか特別な気持ちになれる時期だと思う。ちょっぴり寂しくなるような落ち着くような、楽しくなるような、嬉しくなるような・・・。
クリスマスのエピソードといえば、こんなことがあった。小学校6年生のとき、“サンタさん”にプレゼント何がいい?って直接聞かれてショックを受けたことだ。小さい頃からずっとクリスマスの朝は毎日プレゼントを探すのが楽しみで、時にはベットの横、ツリーの下、そりに乗ってくるからベランダ、などなどいろんなことろにあるプレゼントを早起きして探した。カードにはサンタさんにプレゼント“リスト”を書いたりして、毎年わくわくしていた。
6年生ともなると、サンタさんの存在を本気で信じていたわけじゃないし、誰がサンタさんかなんて知らなかったわけじゃないけど、それでも多分どこかでサンタさんを特別意識していた。だから“サンタさん”本人から妹や弟には内緒にするように、こっそり私に何がいい?って聞かれたときはすごくショックだった。サンタさんにはいつまでもサンタさんでいてほしかったからすごく傷ついたのを覚えている。何でもいい・・・。なんてごまかして言ったけど、すごくすごくいやだった。自分はもう夢見てちゃいけないっていうか、サンタさんを信じてちゃいけないっていうか、もうすごく悲しかった。 “サンタさん”だってなにも私を傷つけるつもりなんてなかったことぐらい分かっているから、とてもやりきれなかった。こだわることじゃないとこくらい分かっているけど、今でもあのときのことを考えるとなんだかジーンとくる。 その後くらいから毎年サンタさんからと、親から、って2個もらってたクリスマスのプレゼントが一つになった。ダブルショック!! (笑)
だけど今じゃそうも言ってられなくて、妹にサンタさんについて質問される側になってしまった。サンタさんはいつまでプレゼントくれるの?って聞かれて、サンタさんを信じていい子にしているうちはもらえるんだよっと言うと、じゃあはるかお姉ちゃんは信じてないの?とかいろいろ夢を壊さないようにしようとすると複雑になってきてしまう。(笑) 雪が振らないブラジルに、サンタさんがそりで来るのもおかしいし、信じてるか信じてないか、サンタさんにどうやってわかるの?とか、もうサンタさんも楽じゃなかったんだなぁ、なんて今さらになってサンタさんの気持ちがよくわかった。(笑)
でも、今になって私はサンタさんはいるよ。ってはっきり言えるようになった。でも実は!とか、その正体は!!なんてことじゃなくて、信じて待っている子供がいて、そんな子供にプレゼントをあげようって思う温かいその気持ちが、その日一日、その瞬間、OOOさんをサンタさんに変えいるんだ。だから心配しなくてもサンタさんはちゃんといる。*^−^*
今年もサンタさんがみんなのところに来ますように・・・