January 2001

Last Update : 1/29/2001



マダムタッソーろう人形館 - Times Square 再開発
1/29/2001
前回中途半端なところで紹介が中断してしまったので、今日はその続きを紹介するのだ。

下の三人の写真はクリックすると大きな写真で見られるようにしています。

Michael Jackson。この人の場合、ろう人形のような人間らしさがないほうが却って似ていたりする。
ちょうど今メンバーの一人の「I turn to you」がヒットしていることもあって注目を浴びていた。
にらまれているようでかなりコワイ。

前回から紹介しているこの場所は、昨年 Times Square にオープンした、「マダムタッソーろう人形館」。正式には Madame Tussaud's Wax Museum という。英国に3ヶ月滞在したときには行かなかったのだが、ロンドンにその本家、Madame Tussaud's Wax Museum があるのは知っていた。そういえば、東京タワーにもろう人形館があったような?
この日、同じく NY 在住の友達と連れ立って「たまには NY の観光コースでも周ろう」ということになった。いつでも行けるという気軽さからか、結局行かずじまいになってしまうことが多く、ときおりガイドブックなんかを見て「あ、こんなところがあるんだ」と逆に教えられることがしばしばなのだ。ちなみに去年、フィガロとブルータスが New York 特集を組んだ号があるのだが、あれは日本の読者だけでなく New York にいる日本人もかなり購入した様子。紀伊国屋書店などでも長期間目立つところに山積みされていた。かくいう僕もフィガロのレストラン特集は利用させてもらっている。
個人的な好みから言えばろう人形なんてあまりパッとしないし、あまり興味も湧かないのだが、アメリカの芸能人も少し分かってきたことだし、上に書いたようなこともあるので一度くらいは見てもいいかなと行ってきたのだった。

建物に入ってすぐのカウンターで入場料を支払う。僕らが行ったのが日曜日の夕方だったからか、まったく待つことなく、キャッシャーまでたどり着いた ( 混雑時のためにディズニーランドの各アトラクション入り口のようにロープがじぐざぐに張られていた ) 。このとき「シアターとペアになったチケットがありますが、そちらはどうですか?」と聞かれる。館内見学だけでも$16近くする上、「映画はつまんなかった」と知り合いが言うので今回はシアター無しのチケットで入場することにした。
ロビーから最初にエレベータに載せられ、一気に9Fまであがる。エレベータに乗り場の直前にコートチェックがあり、ここで荷物やコートを預けられる。エレベータに乗ると中の係員が簡単な説明をするのだが、そのときに「写真の撮影は自由です」と教えてくれるが、ろう人形たちと記念写真を撮るためにこれらのコートを預けるのはいいかもしれない。
9Fに着くとそこは開けた広場になっていてろう人形があちこちに立っている。配置の仕方が割と自然で、もちろん柵などもまったくないので人形と肩を組んで写真をとることもできる。気をつけて歩かないと停まってじっくり見ている人をろう人形と間違えたり、立ち止まって動いてくれないなぁこの人、と思ったらろう人形ということも。
等身大の人形なので「あー顔が小さい」とか「意外と背が低い ( または高い ) んだねー」なんて感想がいろいろなところで聞かれる。ここ9Fではアメリカと New York を代表する人が立ち並んでいて、New York 州の知事、パタキと仲良くたっているのはやはり名物の New York 市長ジュリアーニ。俳優・女優、歌手も多く、ニコラス・ケイジ、ブラッド・ピット、ジョディ・フォスターなどが見られる。館内唯一の日本人、ヨーコオノもここに展示されていた。

アイルトン・セナ。あまり人形っぽいところがなくかなりリアル。クリックすると大きな写真で見られます。
今は亡き、ダイアナ元妃。クリックすると大きな写真で見られます。
やっぱりこの人は背が高かった。映画に出演もしているが、人形を近くで見るだけでもかなりかっこいい顔をしている。クリックすると大きな写真で見られます。

この後1Fまですべてのフロアではないが各テーマごとに展示がつづく。途中お化け屋敷を思わせるような真っ暗な部屋もあり、そこではまさに生首やギロチンの処刑風景などが生々しく展示されていた。これは Tassaud 夫人がフランス革命時、デスマスクを作らされていたことがこのろう人形館の歴史のスタートであることを説明するところなのだが、かなり生々しく再現されている。その他歴史、文化、政治で活躍する人の部屋があり、ここではありえないような首脳会談が繰り広げられている。レーガン元大統領に、アインシュタイン、キューバのカストロ議長、ダライラマ、アラファト議長などなど・・・。
その他核時代ごとに活躍した人たちの部屋が1960年代、1970年代・・・と続き、現代のところではスパイスガールズなどが展示されているのはさすがはイギリス発祥というところか。
さて問題のろう人形だが、割と人間らしく生き生きと作られているタイプとそうでなく遠くから見てもすぐに人形とわかるものがある。これは一つに本人が製作時に協力したかどうかにかかっているようだ。 その場合本人の顔や体から型が取れる上、目の色や髪の毛の生え具合まで逐一チェックできるので、精巧な人形ができるようだ。そうでない人の場合は写真や映像から作成しているので、多少想像が入るのでその分が人形らしさにつながるのだろう。
$16はちょっと高いが、天候の悪い日などに時間つぶしするにはいいかもしれない。マイケル・ジョーダンがどれだけでっかいかとかマイク・タイソンはやっぱりこわいぞ・・とか割と実感できるのが楽しかった。
さて住所や入場料などの情報は以下のとおり。詳しくは公式ホームページを参照のこと。公式ホームページを見ていて気がついたのだが、ロンドンのほかに、香港、Las Vegas、Amsterdam にもあるとのこと。それぞれの土地の有名人などの展示部分が異なるのだろうか。





Times Square 再開発
1/25/2001
今回も続く、Times Square 再開発編。写真が多いので2編に分けて紹介の予定。

これが入り口。これまでの雑多な Times Square には似つかわしくない、近代的なデザイン。
椅子に座っていたテニス帰りのオバハン ( のわけない )

さて 42nd Street の再開発紹介編も今回ので一応最後、ということもあってひさしぶりに入場料に$16ちかくも払って行ってきました、ここに。
一緒に運営しているヨシュランは食事代がかかるが、ここ New York Watch は「金も時間もかけない」というのが基本にあるのだが今回は久しぶりに高い料金 ( そりゃ日本の物価にくらべりゃ安いのだが ) を払って見てきました。というか見てきたものと払った代金がそれに見合ってりゃ見た後まで「高い」とは言わないのだが ( たとえば質の良いミュージカルやコンサートなど )。
ということで今回は入場料の$16に関しては「???」と3つもクエスチョンマークがついてしまうのだが、それもまた New York らしく一興かと紹介することにした。

・・・風邪から直ったあとここまで書いていたところで、今度はなんと食中毒。風邪の治りかけで食欲が出てきたところで簡単な食事を作ったんだけど、卵か何かが腐っていたようで、鼻詰まりのため匂いにも鈍感だったため夕食のあと寝る前から急激な吐き気。風邪で体力が弱っているのでいちころでした。
日本にいたときは生牡蠣とエビでそれぞれ一度ずつ、New York に来てからも寿司とチャイニーズのイカのご飯詰めでそれぞれ一度ずつひどい食中毒になっている。
今はそのピークを抜けてなんとか PC に向かうことが出来るのだが、まだ本調子じゃないので、今回の更新はここまで。次回に詳しく書くことにします。 写真からどんなところか想像していただいて、答えのわかった人は掲示板に書き込みでもして見てください。答えがあたっても景品はありません。ぼそっ

女の子の横にいるおじさんは有名な人。横の壁には「TERGATE」と書かれているがこれは「Watergate事件」のことだろう。奥に見える赤・緑・黄色の派手な服は言わずと知れたジャマイカカラー。ジャマイカと来ればレゲエ。この人のローリンヒルはこの人の息子と結婚したんだっけ?





世界最大インターネットカフェ - Times Square 再開発
1/18/2001
Times Square 再開発の紹介シリーズ、今回は世界最大規模という触れ込みのインターネットカフェだ。

道路の反対側から店の正面を撮ったもの
店内の様子。2階にもあるようだ。
隣の人と近いのが気になるけど・・・

「Times Square に世界最大規模のインターネットカフェ出現」というニュースはこちらのメディアだけではなく、アサヒコムなどでも目にしたから、日本でも知っている人は多いと思う。僕も実はアサヒコムのニュースで最初に知ったのだが、それが実際にどこにあるかは分からなかった。ところが前回、サンリオショップを紹介したように42nd Street を歩いていて偶然そのカフェのありかを見つけた。

場所は42nd Street の7Avenue と8Avenue の間、ちょうどサンリオショップの反対側にあたる。
表にオレンジ色の「easyEverything」という看板と巨大な PC が掲げられてはいるが道路の反対側からでないと見えない。実際たくさんの人が扉の前で集まってさえいなければ、何の店か分からず見落としてしまいそうだ。中に入ってみると左側にスターバックスのようなレジとコーヒーカウンターがあり、そこに何十人もの人が並んでいる。
店内に800台もの PC が設置されたそれは、カフェというより、電子図書館と言った方がしっくりくるかもしれない。 もともと Manhattan には Cybercafe というインターネットカフェが East Village を始めとして何箇所かあるのだがこちらはまさにカフェ風。各テーブル毎に Mac やら PC が置かれていてる、というスタイルなのだが、Times Squaer にオープンしたこの巨大インターネットカフェは図書室の閲覧室に PC が設置されている、といったスタイルなのだ。写真から見て取れるように大きなテーブルの真ん中に立ちふさがるようにして壁が設置され、そこに PC の液晶モニターがかけられている。また各 PC の上には PC カメラが設置され、NetMeeting などが楽しめるようになっている。
先ほどのレジの前にまずは並び、コーヒーやクッキーなどを買い、インターネット使用料払うようだが、実はまだ使用していないのでシステムがよく分からない ( 詳しくは又この次の取材してこないとだめかな )。
使っている人の様子を見ると、その多くが Hotmail などの web メールの確認、それと高速通信を往かしてかビデオを見ている人も多かった。
日本語に関しては、もし IE5.x が入っていれば www.yahoo.co.jp などにアクセスすると「日本語のフォントをインストールするか」と聞かれるはずなので ( 聞かれないとすればすでにその PC を日本人が使用してインストール済みのはず )、そこで OK ボタンを押せば自動的にインストールが始まるはずだ。なので少なくとも日本語でのブラウズは問題なくできるはずだ。

さて気になる料金だが、これがなんだかいいんだか悪いんだか。
インターネットを使用するには PC 1台につき $1を払うだけ。使用可能な時間は混んでいなければずっとアクセスできるらしい。ところが混んできたときにはカウンターの上にある掲示板に残り時間が表示されるらしい ( 行ったときは気がつかなかった )。この掲示板は5分ごとに更新されると言うので結構気になるかも。 場所柄かここは24時間7日間オープンだそうなので、日本からやってきて時差ぼけの時にホテルから抜け出して早朝メールチェックをするには便利かもしれない。PC 本体はアクセスできないようになっていたので ( この辺不確か )、デジタルカメラを持っていって USB 接続し、写真を日本にメールで送ると言うのはできないかもしれない。



とここまで書いていて撮った写真を見てみるとどうやらキーボードやマウスコネクタに並んで USB ポートらしき物が見える。もしかしたら使えるかな。 そのほか下のホームページによると、プリンターでの出力や CD-R にデータを焼いてくれるサービスもあるらしい。意外と使えるかも。
マップは以下の公式ホームページを参照の事。

easyEverything

住所
234 West 42nd Street
New York, NY

公式ホームページ
http://www.easyeverything.com/




Times Square 再開発
1/12/2001
気がつくと Times Square が変わっていた。車で通りすぎることはあるけど、あまり歩かないから気かつかなかった・・・

Times Squareに輝く「Sanrio」文字と雪をかぶったキティ。
アメリカにしてはまぶしいくらい明るい店内。

考えてみると、Times Square に行く機会がばったりとなくなった。理由は・・・うーん、普段の買い物で必要なものはあそこにない ( 食料品や衣類など )、物価が高い ( 電気製品店は軒並み高め )、人ごみが多い、からかな。ミュージカルを見るのであればもちろんメッカは Times Square なんだけど、一年に一回見るか見ないかだし ( ← あまり文化的な生活してない )。
Times Square を行くのはこの近くのホテルに友人が泊まったときに車で送迎するときくらいで、ほとんどの場合、ダウンタウンで遊び、帰宅する際に車で走りぬけるくらいだった。8th Avenue をダウンタウン方向から車を運転していて、42nd Street の角に新しい建物が建っていたのは知っていたが、この間久々に歩いてみるまで42nd Street のブロック全体が再開発されているとはつい最近まで知らなかった。話では聞いていた42nd Street の再開発だが、行って見ると改めてあちこちが変わったんだ気づく。
待ち合わせの場所に向かう途中、たまたま見つけただけなので、外から見かけたものがほとんどだったが ( それらは中を見たときにまた紹介しようと思う )、中でもひときわ明るい店が一つあり、ちょっと中をのぞいてみると、なんとそこには日本人になじみのキティばかりが並んでいる。看板を見てみると・・・( 写真参照 )・・・まさにキティがでかでかと Times Square にすっくと立ち上がっている ( このときは雪の降った直後だったので雪をかぶっている )。
明るい店内は、日本のコンビニの蛍光灯の明るさのようなところから来ているのだった ( アメリカではこれだけコウコウと明るい店内は珍しい )。

実は昨年11月に日本に帰国したときに、用賀に勤めている知人と渋谷で食事の待ち合わせをした日があったのだが、この知人はいつも渋谷のモアイ像の前の待ち合わせを指定してくる。この日早く着きすぎたので、モアイ像の近くをうろうろしていると、そこにサンリオショップがあったのでうろうろしてみたのだが、ここ New York 店で売っているのは渋谷のものとほとんど同じではないか!
別にサンリオキャラクターが好きなわけではないが、キティと言うとピンク色のイメージで、そのほかにキキとララとかいうキャラクターものもあったような気がする。ところが渋谷で見たのは水色とか紫色のキティがたくさんいたのだが、この New York 店も水色、紫のシリーズがたくさん並んでいる。
よおく見てみるとやはり文房具系が多いのだが、ただでさえ日本の文房具は小さくて質が高いので、きっとキティ好きな人にはたまんない物があるだろう。買い物客も女性がほとんどで、アメリカ人が大半を占めていた。電話機なども売っていたが、これは残念ながら日本製のファンシーなものではなくて、どうやらアメリカにありがちな無骨なものだった。
ほんの5分ほど店内にいただけなので、詳しくチェックしていないのだが、ハローキティ NY 店オリジナルの商品もあるようだ。NY のロゴが入ったTシャツなんかもあったので、キティ好きな人に NY のお土産を買うのにはいいかもしれない。

ちなみにキティグッズだが、アメリカではかなり定着していて、どこのショッピングモールでも必ず一つはサンリオ製品を扱っているグッズショップがあったりする。ただ、僕が Times Square で見たのはおそらくサンリオショップ直営店ではないかと思う ( モールに入っている店の場合は他社のキャラクターもの、たとえばポケモンとかドラゴンボールZものなどと一緒に売っていたりするのだ )。

住所など連絡先は以下の通り。場所は42nd Street、7番街と8番街の間。

サンリオ USA の公式サイト → http://www.sanrio.com/

233 West 42nd St.
New York, NY 10036

218-840-6011

サンリオ USA のサイトを見ていて気がついたのだが、Puerto Rico という小さな島にしては多すぎるくらいサンリオ直営店があるようだ。実は僕も旅行中に何度か見たのだが、あれは気のせいではなかったのだな。 ちなみにここで各地のサンリオショップのアドレスが手に入る。
http://www.sanrio.com/main/internationalsales/international.html


元旦の Central Park の風景
1/4/2001
年末の大雪の話を前回紹介したが、NY の元旦は快晴。昼頃起きたのだが、そのまま何もせずに元旦を過ごすと今年一年がいいかげんになりそうな気がしたので、えいやっとばかり着替えて零下の中デジタルカメラを持って散歩に行って来た。

Central Park。小さな城を発見。Queens Castle と書いてあるところを見ると英国人の子供が作ったのか?(Canon G1にて撮影)
Central Park。雪があれば誰でも作るのは同じ。でもこの雪だるまちゃんと上着を着ている(ボタンがあるから)。(G1)

昨年同時期の雑記を読み返してみると、Central Park に行っている。最初は「違う場所に」とも思ったのだが、どうせなら今年もそこに行って雪化粧をしたCentral Park を撮るのも悪くないと思い直して出発。逆にいうと正月に街中の写真を撮ってもそれほど普段の休日と変わらない風景になりそうだったので・・・

最初から車で行くつもりは無かったが ( Central Park の近くって車が停めにくい )、アパートを出てみると目の前はまだ雪の山。しかも誰かが雪を掻き分けたとあってその雪が僕の車の目の前に。これじゃあまったく出れそうもない。気温も低いので簡単には解けそうにないし。後で雪かきをしなきゃな、と考えつつ近くの駅から地下鉄に乗った。空いていた席に座ると、隣の女の子が「地球の歩き方」読んでいるのが目に入った。目の前に座っている女の子3人組も日本語で楽しそうに話している。どちらも日本から Astoria に住んでいる友達を訪ねてやってきているようだ。僕もこの街に引っ越してきてまだ1年ほどだから他人の事はいえないが、ますます日本人の人口は増えてきてるように思う。レンタルビデオ屋だけでなくてフードストアぐらい出来ると嬉しいんだが。

地下鉄 N ラインの 5th Ave 駅で降りて、そこから数ブロック北上。Central Park に行くときのいつものコースだ。
地上に出てから公園の入り口に向かうまでの数分の間にも耳に入ってくるのは英語より他国の言葉が多いようだ。ここでも日本語が耳に入ったが、たまたま信号待ちの時に後ろで話していた日本人の人たちは前日のカウントダウンの話をしており、話の内容から判断するとどうやらカウントダウンのためだけに New York に来たようだった。
元旦、しかも大雪にも関わらず Central Park の人出は普段以上のようだ。

Central Park。夕方の様子。人出はまだまだあったが、どこなく寂しい風景。(G1)
Central Park。たまたま人気の無い小道。ここが大都市の真ん中とは信じがたい風景(?)。この写真を撮った直後、クロスカントリースキーを楽しむ人が通りすぎた。(G1)

ここ Manhattan では雪遊びができるところがほとんどないので、Central Park では老若男女、いろいろな雪遊びを楽しんでいた。
Central Park 名物の馬車に乗って一回りする人も普段より多いのはあまりの寒さからだろうか。馬車とおなじく名物のアイススケートも行列が出来ている。
なだらかな斜面を使ってそりを楽しんでいる子供たちも多く、そり用のボードをきちんと持ってきているようだった。
普段はジョギングやローラーブレードでエクササイズする人が多い公園内の歩道では、この日クロスカントリースキーを楽しんでいる人たちもいた。
上の写真2枚は、あちこちで見かけた雪の芸術作品。より大きな雪だるまを作ろうと親子で格闘している風景は日本と同じだ。

ここ数年、正月に訪れている Central Park。今年は季節ごとにどんな顔を見せてくれるのかまた楽しみが増えた。




新世紀
1/1/2001

まずは、

 新年あけましておめでとうございます。
 どうぞ今年も nomeri.com をよろしく!



去年はミレニアム、今年は新世紀とここ数年年が変わるごとに大騒ぎ。そんな騒ぎに乗じて僕も今年こそは Times Square のカウントダウンに行こうかなと思っていたのだが・・・

今回写真をクリックするとより大きなイメージで見られるようになっています。

クリックすると大きなイメージで見られます
000年12月30日午後、うちの目の前で撮ったもの。このあとまだ雪は降り続いた。( CANON G1撮影 )

クリスマスは一大イベントだが、こと New Year となるとただの祝日の一つでクリスマスと比べるまでもなく静かなものだ。ただし New York、 Manhattan では恒例のカウントダウンが Times Square で行われるため、31日は多くの警官が出動するほどの大変な騒ぎになる。
New York での New Year カウントダウンもこれで4回目くらいだが、実は一度も Times Square で迎えたことがない。たいてい自分の部屋とか友達のうちだったりした。
別に世紀の変わり目、と言うわけだから、と言うわけではないのだが、今年は30日から休みだったので、31日は早くからカウントダウン会場に行けるかな、と思っていたのだ。僕の勤めているアメリカの会社は31日が平日だったら ( 1999年はそうだった ) は通常どおりの勤務日なので、早くから行っていないと締め出されてしまう Times Square には行けないのだ。まして前回は Y2K 対応ということで全社員シフト勤務となって、僕もカウントダウンの数時間前まで会社に残らされていたのだ。
で、31日は特に用事も入れないようにして、友達とカウントダウンに行こうか、と話していたのだが29日の天気予報で「30日は早朝未明から雪が降り始め、31日まで降り続く予定です。この雪は5年前に降った大雪と同じくらいの規模の Storm で各地に被害をもたらす可能性があります。懐中電灯や水など非常時の用意を忘れずに」と途切れることなく言いつづけていた。
アメリカの天気予報はまず外れないが、今回も予想どおり、しかも時間までほとんど正確に雪が降りつづけ、結局30日はデジタルカメラを持って写真を撮りに表を10メートルほど歩いただけ。僕の車もすっかり雪に埋もれている。雪はこのまま31日まで降りつづけるかもしれないという天気予報だったが、結局うちの周りは30日の夜にはすっかりやんだようだった。
翌日31日は打って変わって快晴。太陽の光が雪に反射して、普段より明るいくらい。部屋もブラインドを閉めないと PC のモニターに反射してまぶしかった。ただ明るいとはいえ、気温は零下なので、雪がそう簡単にとけるはずもなく、僕の車の前には腰のひざより高いくらいの雪がまだ積もっていて車を出すわけには行かず、またしても近所をうろうろするだけの大晦日となった。友達とも話して迷ったが今年もカウントダウンはテレビで見ようと言うことになり、走る車も少ない静かなうちのアパートの暖房のきいた部屋でぬくぬくと過ごすことに早々と決めた ( この辺がかったるい )。
実はまだ2001年を迎えていなくて、カウントダウンの今、これを書いていて、カウントダウンと同時にアップロードする予定なのだが、 テレビではニュースリポータによると、21世紀を迎えた瞬間紙ふぶきは Times Square を取り囲む13のビルから75人の人たちによってまかれるとのこと。その後 NY市の清掃局の車がすぐさま清掃に入るそうだ。現地で見てみたかったなぁ。そういやぁ2000年の新年後最初に訪れた Times Squqare でも紙ふぶきの残骸の写真を撮ってここで紹介したっけ。
このほかリポータが Times Square に集まっている人たちに「どこから来ましたとか」とか「2001年の抱負 ( resolution ) は?」と尋ねていたが、こたつの上でオレンジでも食べながら ( みかんを買い忘れたのでこたつオレンジしている ) ゆっくり考えることにしよう。
カウントダウンだ。そろそろアップロードの準備をすることにしよう。


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と思ったら友達から「出てこいよー」の誘いが。これから急いでこれをアップロードしながら着替えて、雪を踏みしながら Party に行ってくることします。タクシーつかまるかな。



21世紀の区切り、というより、これまでのデザインに飽きたから、というのが本当のところだが、少しデザインを変えてみた。ついでにこれまで各月ごとの雑記は新しいものを下に追加する形を取っていたが、これを機に最新のものを一番上にすることにした。月末になると最近の記事を読む際に古い画像から表示されるためになかなか表示されなかったと思うのだが、今度から最新の雑記が一番上なので画像は最初に展開されるはずだ。
逆に不便になるかもしれないのは、前回どこまで読んだかなぁ、というときは先にスクロールして読んだところから上に戻ってこないといけなくなってしまうところかな。話が続いているときなどは多少読みづらくなってしまうかもしれないが、トライアルということで了解願います ( 不評だったら元に戻す予定 )。


 

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