海外守盤奴紀^H奇行
(サンノゼ周辺編)


今回の海外出張は、サンノゼ ---> シアトル ---> ロンドン(一泊だけ) (-_-;; という強行軍。 そんなハードスケジュールにも関わらずしっかりと守盤タイムだけは確保したのでした。 (^^;


1/31(土) 午後からやっと時間が空く。 さぁ出陣! (^^; 以前に1度行って、それなりにお宝が発見されたお店に行くことにし、タクシーを拾う。


Big Al's Record Barn / 3070 El Camino Real, Santa Clara

ここはとにかく在庫が多い。一歩店内に入ると、『嗚呼、こんなの全部チェックしなきゃならんの?』と絶望的な気分になります。 (^^; このような列が、5列程度あります。 ときには、日本人ディーラーが2泊3日で倉庫を総ざらえに来たこともあるそうで。 しかし、心配御無用。 一応ジャンル分けされています。 中心は、ジャズやオールディーズ、サントラなど。 メタル系もちょぼちょぼあります。 アルじぃさんに頼んだら快くディジカメに写ってくれました。 (^^; と思ったら、後からもっとデカイのが入って来た。 こっちがAl氏だったらしい。 まぁいいや。 (-_-;;;; ........し、しかし、困った。 買うものが無い。 手ぶらで『えーい、タクシー呼ばんかい!』というほど根性座って無い (^^;)ので、てきとーなやつを1枚拾って、『また来るよぉ(オオウソ)』と挨拶して店を後にする。 というわけで、お宝なし。
え? 何を拾ったのかって? ODINの自主製作(?)盤・サイン入りです。 (^^;;


サンノゼ近郊のフリーマーケット

1:30P.M. このままホテルに戻ってもしようがないし、案内図を見ると、郊外にフリーマーケットがあるらしいので、そのままタクシーで行ってみることにする。 帰りの足がアヤシイので、タクシーのウンチャンに、4時半に迎えに来てねと約束して、チップをはずむ。このとき、まだ頭上に暗雲が立ち込めていることなど知る由もなかった。


フリーマーケットとは言っても、むちゃくちゃ広い。 ほとんど東京ドームが楽に2個は建てられそう。 そこに、ほぼ常設の店が数知れず。 ちょっと歩いて気づいたことは、英語を話している人がいまりいない。 (^^; スペイン語と中国語ばっかり。 おそらく、不法入国者達の情報交換場所なのかもしれない。(をいをい!! ^^;)というわけで、CD屋を見つける。 を? 見たことないのばっか。 そりゃそうだ、メキシコ産ばっかりなんだもん。(笑) というわけで、メキシカンメタルのCDを探すことにする。 (-_-;;

(お宝)

S/T / NOPALICA("L"は元々1個です)
ロゴ買い。 (^^; ちゃんとNとAの文字が、足を踏ん張っているところも好感が持てました。 (^^; 当然、音もそういう路線を期待したいところですが.......何だこりゃ!? で大外し。 (-_-;;;

S/T / HEAVY NOPAL
HEAVYってついてるから、きっとメタルだろうと購入。 (-_-;;; おまけに、イカにもメキシカンな帽子をかぶって、サボテンの脇からいきがっている風情にも感動したし。 (^^;;;; ところがどっこい、これが、フォルクローレをそのままアンプに突っ込んだだけというような代物。おお外しその2 (-_-;;;;

LO MAS POTENTE DEL METAL VOL.2 / V.A.
メキシカンメタルのコンピレーション。 今度はちゃんとMETALって書いてあるからとりあえず大丈夫。 (^^; 勢いに乗って、このシリーズを3枚も購入してしまった。 (^^; 第2集収録バンドは、NEXT, BLASTER, CRUZ DE FUEGO, RAMSES, RIP, HUIZAR, YEY, LUZBEL, LA GOTA, SIX BEER。 しかし一つも知らんぞ。(笑) しかし、どのバンドも音質が最悪。 Unsigned bandのデモを集めたものなのかも。タイトルの"Potente" って単語がなんとなくそれっぽい。 (^^; にしても、障子の向こう側で鳴ってる音圧の演奏の上に、いきなりフルボリュームでボーカルが割り込んで来るのはやめてね。 カラオケじゃないんだから。(笑) スラッシュ系から早弾き野郎まであり、結構メキシカンメタルも深いのかも?

LO MAS POTENTE DEL METAL VOL.3 / V.A.
第3集に収録のバンドは、GEHENNA, ASPID, Z, KHAFRA, RAMSES がそれぞれ2曲づつ。 ASPID, KHAFRAあたりは、なかなか。とは言っても、もしBurrn!にレビューされたら、おそらく9点くらいだろう。 ということは、アルバム平均すると5点になっちゃうかも。(^^;

LO MAS POTENTE DEL METAL VOL.4 / V.A.
第4集には、ALUCARD, GOG, XYSTER, CUERO Y METAL, ABADDON が2曲づつ。 GOGは様式美路線で強力。(と言っても、あくまで他のバンドと比べてのハナシ) なんとなくGARGOYLE(USA)っぽい雰囲気もあり結構気に入りました。 とまぁ(おそらく)ドマイナーなバンドばっかり詰まっていましたが、果たしてメキシコには、メジャーなメタルバンドっているんでしょうか? (^^;;;;

666 / ANGELES DEL INFIERNO
もう何もなさそうだなぁと思ってたらふいに発見! をを! あの! スペインの英雄 (^^;) ANGELES DEL INFIERNOではないか! やはり、スペイン語圏では人気があるらしい(ほんと? ^^;) しかし、このアルバムはスゴイ! "Mama, we're all crazy now"をスペイン語でカバーしているが、これが大ハマリ! 他の曲も総じて出来が良く、バンドの最高傑作と言って良いだろう。 しかも、2曲では、ソラミミも楽しめるというおまけつき。 近日応募予定。 (^^;


P.M. 4:20 さぁて、わけわからんCDもタンマリ仕入れたし、タコスも食ってアラムーチョ!な気分 (-_-; になってきたし、そろそろ退散することにしよう。 というわけで先刻タクシーと別れた場所へ急ぐ。


4:30PM え〜とタクシーはと.....まだ来てね〜な。しょうがねぇもうちょっと待ってみよう。
5:00PM 30分待ったがまだ来ない。 (-_-;; しょうがねーな、ったく、もうちょっと待ってみよう。
5:30PM 『そして一時間が過ぎた.....』 なのにあなたは来ない。 (-_-;;;;; あのやろぉ! もっとうまいヤマができたからってすっぽかしやがったな! ;-< さ〜て、どうするべ、とりあえずマーケットの案内所へ戻ってみることにする。


5:45PM 案内所にて。メキシコ系の濃いね〜ちゃんが座っている。 こんなところに来る日本人は珍しいのかこっちをしげしげと見る。 え〜い! 金なら持ってんだぞ! (をいをい! ^^;)なんだか埒があかないので、自分でタクシー会社に電話をする.........が、やっぱり埒があかない。 (-_-;;; さ〜て困った。どうしよう。だいぶ暗くなってきたし。 ヒッチハイクでもしようかと思うものの、良く考えたらここカリフォルニア州は、ヒッチハイク御法度のはず。 ドロンズも困ってたような。 (^^; こんなところで、おまわりさんの御厄介になるのもアレなのであきらめる。 とりあえずビールでも飲んで考えよう。 ← このときは、まだだいぶ心に余裕があったらしい。 (^^;;;;


6:10PM 続案内所にて。ね〜ちゃんに、バス停が無いかどうかきいてみる。『そ〜ねぇ、ここからちょっと行ったところにあったみたいよ。 アラム〜チョ』ってんで、行ってみることにする。 ほどなくバス停着。 辺りはすっかり暗くなってきた。 え〜と時刻表、時刻表......そんなものは元々存在しない。 (-_-;;; ポールが1本立ってるだけ。 悩む。 本当にバスは来るのだろうか? しかも、どこへ行くのだろうか? (^^;;; とりあえず待ってみることにする。


6:40PM もう辺りは真っ暗。しかし、バスは来ない。 さすがに心細くなってくる。 『嗚呼、今度こそはもうダメかもしれない』という気分になる。 をっ! 遠くから、高い位置にライトが光っているぞ。もしや? と思ったら、トラックだった。 (-_-;;; ♪明かりがほしぃ〜 by 五木ひろし


7:00PM もうダメ。こうなったら、ヒッチハイクでも何でもしてやる! が、全然止まってくれない。 (-_-;;; 覚悟を決める。 それは、『歩いて帰る』こと。 でもタクシーで15分は走ったよなぁ..... まぁ、なんとかなるだろう。


7:30PM 道沿いに、バス停一個分歩く。すでに息切れ。 (^^; しかも、だいぶ寒くなってきた。心細いことこの上ない。 バス停にしゃがみこんでいると......遠くから.......明かりが.......やった!バスだ! 助かった! (^^; 間違いないバスだ! しかし、その姿は、涙にくもって良く見えない(ををげさ)。 バスに乗り込む。 あまりにうれしかったので、行き先を聞くのも忘れる。 (^^; まぁ、どっか行くだろう。


7:40PM 10分ほど走ったか。 市電の線路が見えたので降りることにする。 ありがとう、バスの運ちゃん。 あなたは命の恩人です......な〜んて考えてたら、降りてから料金を払ってなかったことに気づいた。 (^^; まぁいっか。(良くねーよ!) ほどなく市電が来たので乗りこむ。


7:50PM 地図を見て、ホテルに一番近そうな停留所で下車。 しばらく歩くと、見慣れたホテルのネオンが..... 帰って来たよぉ。(T_T) なおもずんずんと歩く。と、目の前に、立ちふさがる幹線道路。 どうやらこの道を渡らなければいけないらしい。(当然、こんなところを歩くやつなんかいやしない) しかし、脇道もないらしい。 しかたなく根性で渡ることにする。 (-_-;; こ、こえぇ〜。ビュンビュン飛ばしてんぞ。 4〜5分ほど待って、間隙にダッシュ! なんとか事無きを得る。 おそらく人類初のこの道路の横断記録だろう。 (^^;;


8:00PM ホテル着。 どっと疲れが出て、晩飯も食わずに寝る。 夜中に目が覚めると、39度の熱発。

今日の教訓

命あっての守盤活動 (^^;

シアトル編に続く(?)