eisaku#3


ある日、ベストヒット USAにちょっと変わった風貌のヤツがでてきた。アダム・アントっていう名前の。
スタジオで小林克也と話した後にかかったのが、アメリカでのスタジオライブの模様で、「スタンド・アンド・デリバー」。カッコ良かった。バンド名は、ADAM&THE ANTS だってさ。ちなみにホントは「D」は、180度ひっくり返った表記にならないといけないんだよね。さっそく LP買いに行ったね。
あんまりカッコイイんで、自分もアント・ピープルになりたかった。
そんなこんなで、高校に行ってからもいろんなタイプのアーティストに興味を持って聴いたり、見たりしてた。アダム&ジ・アンツと一緒に括られていたりしたんで知ることになった、JAPAN とか、デュラン・デュランとかも。

しかし、公共の放送になかなか乗らないところで凄いのがヒットしてるもんなんだよね。同級生が、是非聴いてみろというんで、しかたなく借りてみて聴いたのが、オジー・オズボーンの2枚のアルバム。なんだ、これは?!マイケル・シェンカーのギターをよりドラマティックにしたかのようなこのギタリストは??直後、このギタリストが飛行機事故で死んじゃったって知ってびっくりしたよ。
もし、ランディ・ローズが今も健在だったら・・・。
で、興味は自然とギタリストへと向かったんですね。そうなると、必然的にハードロック〜ヘヴィ・メタルへとたどり着くわけです。
折りしも世はヘヴィ・メタル花盛りって感じになってきて、テレビでも特集組まれるようになってた。ジューダス・プリーストゲイリー・ムーアアイアン・メイデンサクソン・・・。んで、スコーピオンズがアメリカで大ヒットしたりして、デフ・レパードなんかも売れてきて。
ファッションはアント・ピープルそのものなんだけど、音楽的にはメタルなラットとか、過激なモトリー・クルーとかも出てきて。
メタル命!となってしまったんですよ。ツバキハウスにも行きました。

こうなると、絶対に自分でもやらずにはいられないわけです。学園祭でデビューとなるわけです。
UFO のインスト曲からとった「LIPSTICK TRACES」がバンド名。オリジナルも作りました、一曲だけ。もちろん、歌詞は英語です。
ただ、ギターのリフはオジーの「Crazy Train」のパクリっぽかったですけどね。
その後卒業までに2回 LIVE を経験して・・・やめられなくなりました。
大学では、いくつもの音楽サークルを転々として気の合うメンバー探しと、各サークルの定期発表会みたいなのに明け暮れてた。
その頃は、もう自分のやりたい事しかできなかった。つまり、UFOのコピー!それ以外は付き合いで一曲だけ、とかやったけどヤル気なくってダメ。
バンドとは関係ないけど、この頃から katsumi と飲みに行く仲になったんだったと思う。

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