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MIKADO INTERVIEW on FOOL'S MATE



Mikado[G:G.Czerkinsky/P:P.Borel]
Mikado
−あなた方の音楽はフランスでは、どの様な所に位置づけられているんですか。
そうね。ロックというよりは、もっとクールで静かで軽快な...。敢えてカテゴライズするなら、「New Wave of French Songs」とでも呼ぶのかしらね。そんな感じで受けとめられてるわね。
−どんな音楽を良く聴くんですか。
うーん。レコードを聴いたりするよりは、みんなで歌ったりするのが好きだね、夕食後なんかにね。レコードには嫌気がさしているんだ。自分のを含めてね(笑)。やはり、ライヴがいいよ。
−あなた方の音楽は何か映画的な感じがするんですが、映画はよく見ますか。
大好きだよ。フランス映画もアメリカ映画も。ゴダールにモーリス・ピアラ、それにトリフォーの初期とかね。それからヒッチコックなどアメリカの40−50年代のスリラー物。特にB級映画は好きだな。レコードを聴くよりも、映画を見てる方がずっと好きだよ。
そうね。私達は映画からかなり影響を受けていると思うわ。私達は印象派って言うのかしら、まるで印象深かったとこだけを写真に納めたような...、そう、リアルではなくて、ストーリーもない、線でなくてスポットみたいなものに音と詞を付けた感じ、そういうのって、とても映画的なんだわ。
−あなた方は、とても「歌」を大切にしているように思えるんですが。
そうだね。歌はやはり詞やメロディーが根本となるべきで、サウンドやアレンジはその後の問題だと思っている。最近のポップスを歌う歌手はBGM的になってきている。内容も、文化的というよりは即席のものでしかない。それで本来のポップスと言えるんだろうか。私達は高価な機材、大きなスタジオ大きなプロダクションとか、そんな事に捉われずに良い曲だけをレコードにしてゆきたいな。LPを作るために、入れたくない曲を足したりするのはまっぴらだしね。そういう意味でも、シングルを作ってるんだよ。
点描の音楽。フランス印象派
「FOOL’S MATE」1984年掲載号不明


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