冬の生活


アメリカ中西部の冬は、いつも雲が低く垂れ込めて、どんよりと暗い気候で、日々の暮らしも暗い気持ちになる。

雪はそんなに多くないが、いつも寒いので外へは出たくなくなる。レキシントンにはケンタッキー大学があり、バスケットボールのワイルドキャッツというチームが全米1位になったこともある。私たちが居た87年から89年にはそんなに強くなかったが、97年にはまた1位になったりしたようだ。
冬には町中でワイルドキャッツの話ばかり。会社でのジョークまでバスケットボール。
ワイルドキャッツの試合を見に行った。入り口で安い学生席を買ったので、急な階段のような席だったが、回りは興奮のルツボ。普段スポーツ観戦で感激しない女房も興奮していた。

この寒さでは、家でテレビやビデオばかりを見ている生活が実感できる。冬には本当に1週間分の食料などをスーパーで買い溜めし、1週間外出しないという生活だ。日本のテレビドラマも、放送後2,3週間後には、日本食料品店でレンタルビデオとして貸し出される。少々高いが、常に最新のテレビドラマを見ていた。
楽しみの少ない田舎町では、何かの地方興行とかフェスティバルとか切手ショーとかがあると、皆が出掛けて行く。特に冬には、この傾向が大きい。

私の居たアパートには屋根のある車庫がなく、車のガラスには毎朝氷がいっぱい着いており、エンジンを掛けて暖房を最高にして、アパートへ戻って、10分後にこの氷をヘラで落として会社へ出かける。

年末にフロリダとカリフォルニアへの旅行をした。重いオーバーを来て、暖かいフロリダなどへ行くと、別世界の感じがし楽しくなる。帰りはユウツになるが。




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copyright 1999 Makoto Aida