京都の大河原さんのおばさんがやってくることになった。十一は、そのおばさんが大の苦手。どうにかして、逃げだそうと、あまりの力を借りて脱出する。しかし、夏代の知恵で、あまりが病気だと言うことで、十一を無理矢理戻すことを画策する。そんなところへ、一人の若い女性(望月真理子)が大場家を訪れた。京都のおばさんの変わりだというのだが、なんだか変な雰囲気になる大場家の娘達。そんなところへ十一があまりの様態を心配して家に飛び込んできた。「おにぃちゃん」とその女性が声をかけるが、一瞬誰だか分からない十一。「おちびちゃん」十一が昔、おちびと呼んでいた女の子がすっかり大人の女性になっていた。深夜、十一の部屋に行く初代おちびチャン。その姿を見た夏代は、自分の十一への思いが心の中ではっきりとした形になった。冬子もその姿を見かける。 一方、十一とおちびの間ではおちびから妊娠の話が告げられていた。おちびをはげまし、勇気づけ、頑張って生きるようにはなしていた。 翌朝、完全に二人の関係を誤解した栗山家の人たちは、十一へ辛辣な思いを抱いた。 帰り際、夏代にバス停まで送ってもらうおちびちゃんは、夏代に昨夜の出来事を説明した。どうして、私にだけ話すのか?不思議に思う夏代だったが、あなたが十一おにいちゃんが好きみたいだから…と告げられ慌てて否定しようとしたが、何度も十一さんと寝言を言っていたと言われ…言い返す言葉を失う。彼女の帰る姿を見ながら、十一への気持ちははっきりした。家に帰ると風邪で苦しむ十一に毛布を押しつけながら…十一の暖かい心を理解した。